3度目の梅雨入り(9月なので秋雨前線)して今年の夏は本当に天候不順ですね。
なんだか毎回天気が悪いって言っている気がしますが、実際に以前と比べるとどうなんでしょう。日本の天気ってこんなものなんでしょうか。
8月最終週の27日から1週間は太平洋高気圧が最後の力を振り絞って日本列島を覆いました。8月10日以来約2週間以上ぶりの快晴。撮影しないわけにいきません。
本来なら遠征したいところですが、緊急事態宣言発令中+下弦前の月が21時過ぎには昇ってくる悪条件だったので、遠征は諦めナローフィルターを軸に自宅で2日間じっくり並列同架したE160EDとE130Dで同時撮影することにしました。

クワガタ星雲付近Sh2-157
2021年8月27日〜29日 自宅観測所
望遠鏡1:ε-160ED+ML16000+Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series RGB Filters、Astrodon 5nm Ha,O3
望遠鏡2:ε-130D+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+Optolong L-eXtreme
赤道儀:AXD赤道儀
ガイド:ε-160EDにてSX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光1:R5分×9枚、G5分×6枚、B5分×8枚、Hα10分×26枚、OⅢ10分×24枚 (615分)
露光2:10分×21枚 ISO1600 (210分)
総露光:825分(13時間45分)
処理:PixInsight1.8にてWBPP、ABE、PCC、AS、HT、StarNet、NBRGBCombination。
Si9、PsCC2021、DenoiseAIにて処理。
2日間で合計14時間弱撮影しました。
E130Dで27日に撮影した10分×21枚は全てピンボケでボツとしました。しっかり確認すれば良かったと後悔。
※E130D分も加えてアップし直しました。
※カシオペア新星も写っていますね。

追伸
今回もいろんなバージョンの写真を作ってみました。
まずは、RGBのみから

次はε-130D+Cooled6D+L-eXtremeフィルターのみの画像(530mmにCrop)

上の画像から輝星のハロを撮った画像はこちら

E160ED(AOO+RGB)+ε-130D+L-eXtremeした画像はこちら

これらの画像を経て結果的に一番上の画像を完成画像としました。
どうも溶けたような画像が気になり、最初からやり直してみました。

ε-160EDだけの画像です。
LRGB-AOO(pixelmathを用いてPure Hα、Pure OⅢを抽出後それぞれR,G,Bに加算しRGB合成)
なんだか毎回天気が悪いって言っている気がしますが、実際に以前と比べるとどうなんでしょう。日本の天気ってこんなものなんでしょうか。
8月最終週の27日から1週間は太平洋高気圧が最後の力を振り絞って日本列島を覆いました。8月10日以来約2週間以上ぶりの快晴。撮影しないわけにいきません。
本来なら遠征したいところですが、緊急事態宣言発令中+下弦前の月が21時過ぎには昇ってくる悪条件だったので、遠征は諦めナローフィルターを軸に自宅で2日間じっくり並列同架したE160EDとE130Dで同時撮影することにしました。

クワガタ星雲付近Sh2-157
2021年8月27日〜29日 自宅観測所
望遠鏡1:ε-160ED+ML16000+Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series RGB Filters、Astrodon 5nm Ha,O3
望遠鏡2:ε-130D+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+Optolong L-eXtreme
赤道儀:AXD赤道儀
ガイド:ε-160EDにてSX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光1:R5分×9枚、G5分×6枚、B5分×8枚、Hα10分×26枚、OⅢ10分×24枚 (615分)
露光2:10分×21枚 ISO1600 (210分)
総露光:825分(13時間45分)
処理:PixInsight1.8にてWBPP、ABE、PCC、AS、HT、StarNet、NBRGBCombination。
Si9、PsCC2021、DenoiseAIにて処理。
2日間で合計14時間弱撮影しました。
E130Dで27日に撮影した10分×21枚は全てピンボケでボツとしました。しっかり確認すれば良かったと後悔。
※E130D分も加えてアップし直しました。
※カシオペア新星も写っていますね。

追伸
今回もいろんなバージョンの写真を作ってみました。
まずは、RGBのみから

次はε-130D+Cooled6D+L-eXtremeフィルターのみの画像(530mmにCrop)

上の画像から輝星のハロを撮った画像はこちら

E160ED(AOO+RGB)+ε-130D+L-eXtremeした画像はこちら

これらの画像を経て結果的に一番上の画像を完成画像としました。
どうも溶けたような画像が気になり、最初からやり直してみました。

ε-160EDだけの画像です。
LRGB-AOO(pixelmathを用いてPure Hα、Pure OⅢを抽出後それぞれR,G,Bに加算しRGB合成)
コメント
コメント一覧 (14)
自宅とはいえ結構な露光時間を稼がれていますね。
多少仕上げが眠いのはε130Dがピンボケのせいでしょうか ・・・。
ε130Dとε160EDでは設計が違うのでディストーションによって星が上手く重ならないのではないかと疑問を持ったりしますが、その辺は気になりませんか?
のんた
が
しました
おはようございます。コメントありがとうございます。
仕上げが眠いのは自宅撮影でのかぶりの影響ですね。もう少し立てても良いかもしれませんね。この日は月夜だったも影響していると思います。
ε-160EDとε-130Dの重ね合わせですが、PixInsightのIntegrationにディストーションコレクションのコマンドがあります。
これによって異なる光学系でも上手く合わせてくれます。
のんた
が
しました
デュアルナローとフィルターワークの純正ナローとRGBという素材から1枚のプロダクトを仕上げるというのは色々なアプローチがあって、百人百様の仕上げになりそうな気はしますが、のんたさんの作品の「色使い」はセンスがいいと思います。
先日、IDAS-NBZを入手して自分もデュアルナローが撮れる環境になりましたのでのんたさんの手法を参考にいろいろ試してみたいと思っているのですが、一向に晴れません。
のんた
が
しました
なんとも良い色ですね。リッチで上品です。
のんたさんもピントはずしましたか! 撮る対象も同じなら、そこも同じで笑っちゃいました。
でものんたさんはお酒呑んでないですからねー。ははは。
時々確認するのは大事だと思ってはいますが、自宅撮影だとどうしても放置しちゃいます。
のんた
が
しました
本当にこの辺りは星々が綺麗ですよね\(//∇//)\
反面星雲やガスの表情がのっぺりしがちですが、ナローを混ぜると色も構造もナチュラルに浮かび上がっていて素晴らしいです♪( ´θ`)
でもやっぱり自宅からこれだけ撮像できるのは羨ましいなあ。。。。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
ナローが入ると、色の幅が広がるため、どこに落ち着かせるか迷うところですが、結局はRGBの色をベースな色使いに落ち着きました。
じゃあナローの意味ないんじゃないかとも言われるかも知れませんが、星雲のコントラストに寄与してくれます。特に自宅の撮影では、バックが明るいため、コントラストが付きません。ナローをサブ的なコントラストブースターとした使用法が長年ブロードバンドの画像に慣れた目にはしっくり来ます。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
ミッチーさんがピント外したって聞いてから、自分も心配になり確認すると、見事に一枚目からピントズレ。その後ピント位置は変化なかったので、最初のコマでしっかり確認すべきでしたね。
お酒は飲んでませんが何度も同じ様な失敗はやきが回って来たかなあ。
のんた
が
しました
自宅でも撮影出来る時代でホントありがたいです。フイルムで撮影していた今から20年前の時点で自宅では光害カブリなどで撮影不可能でした。
デジタルになり、冷却カメラで長時間撮影でもデジタルの欠点だったノイズも解消され、ナローバンドフィルターと16ビット階調によって暗い空にも負けない写真が撮れるようになりました。
明るい自宅に観測所を作るのは最初かなり悩みましたが、今では本当に作って良かったと思っています。
今の夢は暗い空の場所にリモート観測所作りたいです。
のんた
が
しました
以前にも書きましたが、L-eXtremeの輝星ゴーストを上手く消しますね。
私もこのフィルターは持っているのですが、ゴーストの話を聞いて未だ一度も使っていません。
夏も過ぎて遠征できるようになったら使いこなせるようにしないとカラーカメラだけではスパイス不足ですね。
のんた
が
しました
再度コメントありがとうございます。
voyager_cameraさんに指摘されて、確かに眠いなあと思い、コントラストを見直しました。ありがとうございます。
L-eXtremeフィルターのゴーストは頂けませんが、処理によってなんとかなる程度なので使わない手はないですね。
のんた
が
しました
とても綺麗です!
L-eXtreme+デジカメでの画像も参考になります。
テストでNebulaBooster NBZとASI294MC Proで撮影したのですが、シャボン玉が青に出ないんですよ、、
同じような色彩表現で、参考になりました。
カラーカメラだと多少混色がある(Hα成分がB,Gにも透過しちゃう)ので、ワンショットナロバン+ワンショットカラーカメラだと、限界があるかも、、
カラーカメラも使い方次第では・・(゚A゚;)ゴクリ と思っていたのですが、ちと厳しいかも・・。
純RGB画像も色的には、結構好みです。綺麗だと思いました。でも、表現力という点ではやはりL-eXtreamを活かさない手はありませんね。
ワンショットカラーカメラでも、通常撮影の色とワンショットナローバンドの表現力を上手く活かせばいいのかな、、、
各画像を拝見させていただいて、コメント書きながら、いろいろと頭の中で考え中・・^^;
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
僕もL-eXtremeフィルターで撮影した時緑色になりますね。O3領域が緑なのでワンショットカラーだと緑成分が感光する領域が多いから仕方ないのかな。
RGB分解してBにGを加えれば青くなるかなと思っています。(今回はやっていません)
NBZ如何ですか?11〜12nmの半値幅が7nmのL-eXtremeフィルターと比較してどうなのか凄く気になります。
輝星のゴーストは少ないですか?
僕もUTOさんが言われるように純粋にRGBの色あいが好きです。ただ星雲のコントラストが自宅からだと付かないのでやはりナローの力を借りたくなります。
最初は最後の写真を完成と思っていましたが、やっぱりRGBの自然な色あいが好みだったので、合成比率を変えてRGBの色あいに寄せました。
なので13時間撮影していますが、実際は10時間程度の効果しかないかもしれません。
のんた
が
しました
のんた
が
しました
L-eXtremeフィルターは良いフィルターなのですが、輝星にハロが出るのが唯一残念な点です。
ただ、本文にもあるように、画像処理である程度は目立たなく出来ます。
方法については、言葉で説明するより、共有画面で実際の処理をお見せした方が分かりやすいかと思います。如何でしょうか?
のんた
が
しました