8月末の2度目と3度目の間のつかの間の夏が戻ってきた夜8月29日夜なんとか晴れていたので撮影を敢行しました。

今回はそろそろ撮影好期が終わるはくちょう座の網状星雲です。
自宅だと東は暗いのですが、天頂から西は名古屋の光害の影響が強く、できるだけ季節を先取りしながら撮影するのですが、この時期はくちょう座は薄明終了時にはかなり天頂に近い東側になります。
そのため、撮影は薄明開始前の19時30分位からフライング気味にはじめました。
撮影中の画像はこちら

E130D+Cooled6D(SEO-SP4C)+L-eXtremeフィルターの撮影画像です。(この時はまたもやピントを外しているとは気づいていませんでした(>_<))

ε-160ED+ML16000のOⅢ画像です。
薄曇りのようなあまり透明度のない空でしたが、結構写ってくれていました。
先ずはε-130D+L-eXtremeフィルターの画像から

網状星雲ε-130D+Cooled6D(SEO-SP4C)+L-eXtremeフィルター
今回は余り輝星にハロは目立ちませんでした。
一見良さそうですが、拡大すると.....

スパイダーが見事に2重に(>_<)
やっぱり夕方撮影開始したときは撮影後ピントの確認は絶対やらないといけませんね。このピントのまま朝まで撮影していました。
次はε-160ED+ML16000のRGBのみの画像です。

こちらはピント狂っていませんでした(笑)
次はε-160EDのAOOのみの画像です。

網状星雲が明瞭ですねー。
次はAOO-RGBです。

最後は全てを加算した画像です。

最終的にこれに落ち着きました。

網状星雲(RGB(星+星雲)-AOO(星雲だけ)+L-eXtreme(星雲だけ30%加算))
2021年8月29日19時49分〜自宅観測所
望遠鏡1:ε-160ED+ML16000+Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series RGB Filters、Astrodon 5nm Ha,O3
望遠鏡2:ε-130D+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+Optolong L-eXtreme
赤道儀:AXD赤道儀
ガイド:ε-160EDにてSX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光1:R3分×6枚、G3分×6枚、B3分×11枚、Hα10分×11枚、OⅢ10分×9枚 (263分)
露光2:10分×22枚 ISO1600 (220分)
総露光:483分(8時間3分)実質は263+220×0.3=329分(5時間29分)相当
処理:PixInsight1.8にてWBPP、ABE、PCC、AS、HT、StarNet、NBRGBCombination。
Si9、PsCC2021、DenoiseAIにて処理。
ピンボケだったε-130Dも一緒にコンポジットしてみました。星はボケていないε-160EDのRGBのものです。星雲部分がややボケるかもしれませんが、遠巻きに見る限り気になりませんね(笑)
L-eXtremeフィルターの色あいがアストロドンと異なるのもありコンポジット比率を下げて重ねました。

今回はそろそろ撮影好期が終わるはくちょう座の網状星雲です。
自宅だと東は暗いのですが、天頂から西は名古屋の光害の影響が強く、できるだけ季節を先取りしながら撮影するのですが、この時期はくちょう座は薄明終了時にはかなり天頂に近い東側になります。
そのため、撮影は薄明開始前の19時30分位からフライング気味にはじめました。
撮影中の画像はこちら

E130D+Cooled6D(SEO-SP4C)+L-eXtremeフィルターの撮影画像です。(この時はまたもやピントを外しているとは気づいていませんでした(>_<))

ε-160ED+ML16000のOⅢ画像です。
薄曇りのようなあまり透明度のない空でしたが、結構写ってくれていました。
先ずはε-130D+L-eXtremeフィルターの画像から

網状星雲ε-130D+Cooled6D(SEO-SP4C)+L-eXtremeフィルター
今回は余り輝星にハロは目立ちませんでした。
一見良さそうですが、拡大すると.....

スパイダーが見事に2重に(>_<)
やっぱり夕方撮影開始したときは撮影後ピントの確認は絶対やらないといけませんね。このピントのまま朝まで撮影していました。
次はε-160ED+ML16000のRGBのみの画像です。

こちらはピント狂っていませんでした(笑)
次はε-160EDのAOOのみの画像です。

網状星雲が明瞭ですねー。
次はAOO-RGBです。

最後は全てを加算した画像です。

最終的にこれに落ち着きました。

網状星雲(RGB(星+星雲)-AOO(星雲だけ)+L-eXtreme(星雲だけ30%加算))
2021年8月29日19時49分〜自宅観測所
望遠鏡1:ε-160ED+ML16000+Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series RGB Filters、Astrodon 5nm Ha,O3
望遠鏡2:ε-130D+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+Optolong L-eXtreme
赤道儀:AXD赤道儀
ガイド:ε-160EDにてSX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光1:R3分×6枚、G3分×6枚、B3分×11枚、Hα10分×11枚、OⅢ10分×9枚 (263分)
露光2:10分×22枚 ISO1600 (220分)
総露光:483分(8時間3分)実質は263+220×0.3=329分(5時間29分)相当
処理:PixInsight1.8にてWBPP、ABE、PCC、AS、HT、StarNet、NBRGBCombination。
Si9、PsCC2021、DenoiseAIにて処理。
ピンボケだったε-130Dも一緒にコンポジットしてみました。星はボケていないε-160EDのRGBのものです。星雲部分がややボケるかもしれませんが、遠巻きに見る限り気になりませんね(笑)
L-eXtremeフィルターの色あいがアストロドンと異なるのもありコンポジット比率を下げて重ねました。
コメント
コメント一覧 (8)
ご確認ください
のんた
が
しました
メールありがとうございます。返信しました。よろしくお願い致します。
のんた
が
しました
良画像はピンぼけ画像も隠す ですか。美しいです。
イプイプ、いい仕事しますね。そしてポテンシャルを余すところなく引き出す処理技術。さすがです。
それにしても、ほんと晴れません。夜になると曇るという意地悪なお天気が続いてます。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
折角2台あるのを両方使わない手はないかなと思いました。大正解です。
ピンボケは頂けないですね(笑)
ホント晴れませんよね。おりおんさんのところは晴れているんじゃないですか(笑)
のんた
が
しました
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
よくHaをL画像として星雲の微細構造描出の向上を目指すやり方がありますが、やった事ないんです^^; 今度試してみようと思います。
この写真は、星はRGBだけ、星雲はRGBの色合いをベースにナローによる微細構造の描写の向上やB線のアシストを行なっています。
このやり方が良いのかわかりませんが、好みの問題でしょうか。あくまで主はRGBです。
のんた
が
しました
露光時間が倍になるのは魅力的です。
私も撮影したあとのピント確認をよく忘れます。
やっとのことで撮影に漕ぎ着けるので、ホッとしてしまうのかもしれません。
秋の対象も、この調子でがんばってください。
しかし、遠州は本当に晴れません。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
2台同時撮影は良いとは分かっていてもなかなか実現出来ませんでしたが、今回ε-160EDを購入してε-130Dをどうするかって考えたときなおさら並列
同架を実現したくなりました。ちょうどK-ASTECさんにそれが実現できるプレートが発売されていたのも良かったです。
ピントはちょっといただけませんね.....それ以前に今年は例年以上に天気が悪いです。これが普通になってしまうんでしょうか....。
のんた
が
しました