ここ最近天気が悪かったり腕が本調子ではないのもありますが、どうも撮影する気力がありません。
昨年撮影しすぎて疲れたのかな....年かな.....星の写真に対する興味が薄れてきているのかな....。
趣味なのでぼちぼちやっていけば良いのですが、40年近くこの趣味をやってきて、今まで確かに浮気することもありました。停滞期には年に2回ほどしか撮影自体をしなかったこともあります。
 
 2009年の中国武漢へ皆既日食を見に行って高〇さんと出会ってから星の撮影に対する熱が再燃。毎月のように遠征に出かけるようになりました。また2014年には自宅に観測所を設置。晴れたら撮影を合い言葉にこの12年ほどは他に浮気もせず、星中心に人生が回っていた気がします。
 昨年末腕の怪我をしてトーンダウン。寒い事、銀河の季節となり折角の30cmRCを載せ替えられない事、メジャーどころを撮影し尽くしていることも撮影意欲が沸かない原因でしょうか。
 一生の趣味と思ってここまで来ましたが、こんな思いは初めてです。

 とは言ってもS2フィルターを買ったり、ε-160EDのエクステンダーを購入検討している自分もいるので単に怪我してやる意欲が沸かないだけなのかな。

そんなこと言ってても駄目だと思い、新月期に入った先週末から撮影を行いました。
先ずはしし座の1等星レグルスのすぐ近くにある矮小銀河LEO-1です。
LEO-1 ASA10N_EXPH_ML16000 LRGBPS7
LEO-1
2022年2月27日、2日、3日、5日 自宅観測所
望遠鏡:Astro Systeme Austria ASA10N (950mmF3.8)
コレクター:Vixen Extender PH (1330mm F5.3)
カメラ:FLI ML16000 -35℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:Sx-SuperStar+PHD2によるオフアキシスガイド
露光:L10秒×9枚、L300秒×48枚、R300秒×16枚、G300秒×15枚、B300秒×33枚(RGBは2bin)
総露光時間:561.5分(9時間21.5分)
処理:PixInsight1.8.8-12 WBPP(cluster)、PCC、AS、HT、Deconvolusion等
   FlatAideProにて飽和復元(Lのみ)
   PsCCにてLRGB合成、被り補正、色調補正、コントラスト調整、ノイズ処理等。

この対象は今までに2回撮影しています。
最初は2014年にVC200LにてはじめてLEO-1を撮りました。
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レグルスからのモアレのようなノイズがでて処理に苦心した覚えがあります。

撮影データ
2014年1月5日2時01分~ 岐阜県中津川市根ノ上高原
ビクセンVISAC(VC200L・DG)1800mmF9+EOS5Dmark2(SEO-SP3)

ビクセンSXP赤道儀+ED70SS+BORG1.4倍テレコン+イメージシフト+TGV-Mにてビデオガイド

ISO800、20分露出×6枚 TOTAL120分

RAP2にてダーク減算、フラット補正後PsCCにて現像、SI7にてコンポジット後デジタル現像。

PsCCにて強調処理、ノイズ処理。

もう一つは 2016年にε-130Dで撮影していました。
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LEO-1

2016年1月13日2時20分~ 自宅観測所

ε-130D

ML8300(-40℃) IDAS BGRL-RS2フィルター

AXD赤道儀

6㎝F4ガイド鏡+SXLodestarにてオートガイド

L5×10枚、RG5×6枚、B8×5枚(青撮影した時ちょっと曇られたかも)

TOTAL150分

こうして並べて見ると、ε-130Dってやっぱり良い望遠鏡ですね。13cmですが結構解像しています。
ASA10Nは光条が割れていてなんとか直さないとと思っています。