2022年3月4日にC2022/E3 Zwicky Transient Facility (ZTF)彗星が発見され、軌道計算により、来年2023年1月末〜2月中旬にそこそこ明るくなる(最大5等)事が分かりました。
昨年末のレナード彗星C2021A1と同じくらいですね。ただ、地球軌道より外側を通っていくので一晩中撮影出来ます。(12/25 更新)

明るくなる頃の星図上の移動はこちら

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スクリーンショット 2022-04-03 16.52.11
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最接近時の地球と水星の位置です。
近日点(1月13日)が地球軌道より外側ということで長大な尾は期待できませんが、その後地球にかなり近づく(2/2頃最接近)ため明るく見えるようです。
ステラナビゲータを使ってシミュレーションし、撮影好期を探してみました。

 今回の彗星は最も明るくなる時期には北極星近くの空に見えることからメジャーな星雲と接近がありません。
 それでも2月中旬には火星や牡牛座のアルデバラン(ヒアデス星団)との接近があります。6〜7等とやや暗くなっていますが、特に火星にはかなり接近しますので期待しています。

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2023年1月30日(月)午前1時頃の北の空
この日の彗星の明るさ:4.7等(最大光度は2/2の4.6等)
月齢:7(0:28没)なので晴れていれば夜明けまでずーっと撮影可能です。
小さい枠は530mm、大きな枠は135mm(どちらもフルサイズ)です。135mmならM81、M82とのコラボできますが、尾が長くなってくれれば見栄えも良くなりそうです。翌31日もシャッターチャンスです。

この後月が大きくなってくるのと目立った星雲星団との接近もないため、次は月の影響がなくなる2月10日過ぎとしました。


火星との接近
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2月11日土曜日午後8時00分頃
0等星の火星(2022年12月に中接近)と接近します。
この時の彗星の明るさは5.7等星。
月は月齢19(22時30分昇)なので20時〜22時の撮影です。
次の日もまだシャッターチャンスです。

シャッターチャンスは2日ありますのでどちらか晴れてくれると良いのですが。



3)火星〜彗星〜アルデバラン(ヒアデス星団)

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写真は2月13日(月)20時00分頃の西の空です。(135mmフルサイズ)
16日(木曜日)頃はアルデバランと最接近しますのでこの前後数日はシャッターチャンスです。
しかし、日に日に暗くなるので彗星の明るさと位置のバランスの良い13日がベストかなと思います。
白枠のように135mmであれば火星〜彗星〜ヒアデス星団とコラボレーションできます。

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2月11日頃の彗星と地球の位置です。
少し暗くなりますが、こちらの方が彗星尾の方向に対して直交に近いので見栄えが良いかもしれません。


来年の話なので鬼に笑われますが、期待して待ちたいと思います。



 8/25更新
8/22初めてこの彗星を撮影してみました。
C2022E3
C/2022E3
2022年8月22日 20時25分 自宅観測所
GS300RC+TSRCFlat3
ASI2600MCPro -6℃ Gain200 Offset50
AXD赤道儀にてノータッチガイド
2分1枚画像

この日の光度は12.1等。すでにこの時点で尾がしっかりしています。
来年が楽しみです。 

12/10追記
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 12月初旬に8.8等と順調に明るくなってきています。期待できそうですね。
ZTF彗星12月23日 (1) のコピー

 12月23日撮影。
①ε-160ED+
Cooled6D、②ε-130D+EOS6D(SEO-SP5)  31分露光
この時期にして予想していたよりイオンの尾が長いです。530mmフルサイズではみ出そうです。