M87を撮影した後、夏の星雲を撮影するまでにまだ時間があったので、ちょうど東のそらにいたパンスターズ彗星を撮影しました。でも結局撮影途中L2枚、R2枚、GB各1枚撮影したところで曇られてしまいました。お蔵入りにするつもりでしたが、この少ない枚数でどこまでいけるかのテストを兼ねて処理してみました。

パンスターズ彗星C/2017 K2
2022年5月24日 23時21分〜 自宅観測所
笠井トレーディングGS300RC+TSRCFlat3(2432mmF8)
FLI ML16000 -25℃
Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
AXD赤道儀
SX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド(恒星追尾)
L2分×2枚(1bin)、R2分×2枚(2bin)、G2分×1枚(2bin)、B2分×1枚(1bin)
総露光時間;12分
PixInsightにてLRGBをそれぞれ3枚以上になるようコピー。(3枚以上にしないとWBPPが動かず)
WBPP後、RGB合成、ABE、AS、HT、CC。 LはABE、HT。
PsCCにてLRGB合成後、コントラスト強調、色調補正、NoiseXTerminatorにてノイズ除去。
12分の割にはまあまあでした。
来年7等台になるそうですが最盛期は日本では見られないとのこと。
今年10月くらいまでは観測できそうですが、増光が鈍いみたいで心配です。

パンスターズ彗星C/2017 K2
2022年5月24日 23時21分〜 自宅観測所
笠井トレーディングGS300RC+TSRCFlat3(2432mmF8)
FLI ML16000 -25℃
Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
AXD赤道儀
SX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド(恒星追尾)
L2分×2枚(1bin)、R2分×2枚(2bin)、G2分×1枚(2bin)、B2分×1枚(1bin)
総露光時間;12分
PixInsightにてLRGBをそれぞれ3枚以上になるようコピー。(3枚以上にしないとWBPPが動かず)
WBPP後、RGB合成、ABE、AS、HT、CC。 LはABE、HT。
PsCCにてLRGB合成後、コントラスト強調、色調補正、NoiseXTerminatorにてノイズ除去。
12分の割にはまあまあでした。
来年7等台になるそうですが最盛期は日本では見られないとのこと。
今年10月くらいまでは観測できそうですが、増光が鈍いみたいで心配です。
コメント
コメント一覧 (2)
qが1AU以下ならば、オーストラリアへ遠征しているかもしれないのですが・・・円安でそれどころじゃアないです。
時間潰しで撮影されたようですが、大彗星の各近傍解析でもなくコメットをFL2.4mで撮影される人は見たことがありませんよ。(笑
総露光時間12分のLRGB合成も、それをPsCCで行っているのも初めて見ました、参考にさせていただきます。
デカい彗星が待たれますね。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
本当は2時間くらい撮影する予定だったのですが、LRGBLRと来たところで曇られました。折角撮れたので処理してみましたが、思いのほか写ってくれました。
ノイズ除去はNoiseXTerminatorですが、結構良い仕事してくれましたね。
この彗星近日点距離が1.0を切っていたら相当明るい彗星になっていたでしょうね。とても残念です。voyager_cameraさんが仰るように、仮にそうだったとしても南半球へ行くことは出来ないかな。コロナが完全に治まってくれればもしかしたらですが。
この時期撮るものがなく、東から南東付近に良い対象ないかなと探したらこの彗星が(笑)小さいのでこのくらいの望遠鏡で撮らないとです(笑)
大きいの来ないかな.....
のんた
が
しました