5月31日に撮影したパンスターズ彗星は、冷却CCDでLRGB撮影したため、処理が大変でした。彗星をLRGB処理するもんじゃないと改めて感じましたね。
イマイチの写真はこちら
C2017K2LRGB のコピー


枚数が少なかったこともあってσコンポジット合成でしっかり消えきれませんでした。それを強引に消えきれなかった光跡を消して処理したので違和感ありあり(>_<)の悲しい写真となってしまいました。

 梅雨真っ只中で撮影出来ないこともあって、この写真を最初からやり直しました。
LRGB画像1枚1枚をStarNet2にて星と彗星を分離してから星のみをStar Alignmentで位置合わせし、彗星のみの画像をComet Alignmentしてからそれぞれを合成し、RGB合成、LRGB合成、そしてPsCCでそれぞれ動いていない写真を合成しました。
最初から星を消して彗星を合成したので変な星の軌跡がなく、ラクに処理できました。
 ただ、StarNet2を1枚1枚処理するだけで結構な手間と時間が掛かるので多分2度とやらないと思います(笑)やはり彗星はカラーカメラで撮らないと。

出来上がった写真はこちら


C2017K2LRGB5月31日 GS300RC のコピー
パンスターズ彗星 C2017K2

2022年5月31日23時26分〜自宅観測所

GS300RC+TSRCFlat3(2432mm F8)

ML16000 -30℃ 

Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters

L10分×8枚、R5分×3枚、G5分×3枚、B5分×3枚(115分)

PixInsightにてWBPP後、Calibration画像をそれぞれ1枚ずつStarNet2にて星と彗星を分離してから各種処理。PsCC、NoiseXTerminatorにて処理

多少良くなったでしょうか。