8/28の夜彗星(C/2022E3)を撮影した後、まだ晴れていたので今シーズン初のM33を撮影しました。
12枚目で曇られてしまったので2時間弱の露光時間となってしまいましたが、それでも撮れないよりはマシですね(笑)相変わらずの悪天候続きで毎夜ため息の連続です。
M33
撮影日時:2022年8月28日23時08分〜
撮影場所:岐阜県土岐市駄知町自宅観測所
望遠鏡:笠井トレーディングGS300RC(305mm 2440mm F8)
補正レンズ:Teleskop-Service TSRCFlat3(2440mm F8)
カメラ:ZWO ASI2600MCPro -10℃ Gain100、Offset50
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀
ガイド:SX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド(N.I.N.A制御)
Light:600秒×11枚(110分)
Bias:100枚
Dark:16枚
Flat:32枚(SkyFlat:180秒)
Flatdark:39枚(180秒)
処理:PixInsightのWBPPにてCalibration。ABE、PCC、AS、HT、StarNet2にて星と銀河に分解後Lを抽出し、LだけDeconvolution。LRGB合成後、PsCCにて星と銀河を合成。コントラスト調整、色補正、ノイズ処理(NoiseXTerminatorプラグイン)
2440mmでAPS-Cカメラだと銀河の腕周辺がはみ出ました(^_^;)
今回彗星を含めて初めてASIのCMOSカメラを使いましたが、今までのFLIの白黒カメラしか使った事がなかったので興味津々でした。
比べた印象は...
1)軽い
2)あまり冷えない(外気温−30℃程度)
3)転送スピードが遅い(いままで1600万画素だったからか?)
4)分解能が良い
5)色がでない
くそ重いFLIのカメラと比べるとオモチャのようです(笑)。FLIのカメラだと外気温から40〜50℃くらい冷えるのですが、このカメラは外気温から30℃位が限界のようです。ただCMOSの特性として-10℃以下に冷やしてもノイズは減らないようです。
カラーカメラは処理が楽ですが、白黒冷却カメラのLRGB合成と比べると色が出にくい印象です。当たり前かな...。3.76㎛ピッチのカメラなのでなんとなく解像度は増したような気がします。
今度はε-160EDなどの鏡筒で試して見たいですね。
以下は自分の備忘録です(笑)
ASI2600MC Proは以下のように接続しました。
ASI2600MC Pro本体、中央はカメラ付属のスケアリング調整付き接続リング。右がK-ASTECさんから購入したML8300+CFW1-5の光路長に合わせたASI2600(ASI6200)用のCFW1-5(2-7)接続リングです。
接続リングを取り付けたところ。
元のML8300+CFW1-5です。カメラを取り外して、ASIカメラに取り付けます。
ASI2600MC ProとML8300
ASI2600MCProをCFW1-5に取り付けました。
ほしぞら工房さんに作って頂いたオフアキリング(ML16000用)システムの光路長に合わせたスケアリング調整機構付き接続リングを付けたところ。これによってML16000用に作成したパーツが使い回せます。
望遠鏡に接続したところ。
GS300RC+TSRCFlat3+コスモ工房接続リング+ビクセンワイドアダプター60DXのテーパー受け部分+ほしぞら工房オフアキリング+ほしぞら工房接続リング+CFW1-5+K-ASTECリング+ASI2600MCProとなっています。TSRCFlat3のバックフォーカス89.5mm+アストロドンフィルター分1mmを加えた90.5mmを担保しています。
以下はML8300+CFW1-5の場合の接続図ですが、ML8300の光路長と合わせた接続リングを付けているので同じとなります。
12枚目で曇られてしまったので2時間弱の露光時間となってしまいましたが、それでも撮れないよりはマシですね(笑)相変わらずの悪天候続きで毎夜ため息の連続です。
M33
撮影日時:2022年8月28日23時08分〜
撮影場所:岐阜県土岐市駄知町自宅観測所
望遠鏡:笠井トレーディングGS300RC(305mm 2440mm F8)
補正レンズ:Teleskop-Service TSRCFlat3(2440mm F8)
カメラ:ZWO ASI2600MCPro -10℃ Gain100、Offset50
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀
ガイド:SX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド(N.I.N.A制御)
Light:600秒×11枚(110分)
Bias:100枚
Dark:16枚
Flat:32枚(SkyFlat:180秒)
Flatdark:39枚(180秒)
処理:PixInsightのWBPPにてCalibration。ABE、PCC、AS、HT、StarNet2にて星と銀河に分解後Lを抽出し、LだけDeconvolution。LRGB合成後、PsCCにて星と銀河を合成。コントラスト調整、色補正、ノイズ処理(NoiseXTerminatorプラグイン)
2440mmでAPS-Cカメラだと銀河の腕周辺がはみ出ました(^_^;)
今回彗星を含めて初めてASIのCMOSカメラを使いましたが、今までのFLIの白黒カメラしか使った事がなかったので興味津々でした。
比べた印象は...
1)軽い
2)あまり冷えない(外気温−30℃程度)
3)転送スピードが遅い(いままで1600万画素だったからか?)
4)分解能が良い
5)色がでない
くそ重いFLIのカメラと比べるとオモチャのようです(笑)。FLIのカメラだと外気温から40〜50℃くらい冷えるのですが、このカメラは外気温から30℃位が限界のようです。ただCMOSの特性として-10℃以下に冷やしてもノイズは減らないようです。
カラーカメラは処理が楽ですが、白黒冷却カメラのLRGB合成と比べると色が出にくい印象です。当たり前かな...。3.76㎛ピッチのカメラなのでなんとなく解像度は増したような気がします。
今度はε-160EDなどの鏡筒で試して見たいですね。
以下は自分の備忘録です(笑)
ASI2600MC Proは以下のように接続しました。
ASI2600MC Pro本体、中央はカメラ付属のスケアリング調整付き接続リング。右がK-ASTECさんから購入したML8300+CFW1-5の光路長に合わせたASI2600(ASI6200)用のCFW1-5(2-7)接続リングです。
接続リングを取り付けたところ。
元のML8300+CFW1-5です。カメラを取り外して、ASIカメラに取り付けます。
ASI2600MC ProとML8300
ASI2600MCProをCFW1-5に取り付けました。
ほしぞら工房さんに作って頂いたオフアキリング(ML16000用)システムの光路長に合わせたスケアリング調整機構付き接続リングを付けたところ。これによってML16000用に作成したパーツが使い回せます。
望遠鏡に接続したところ。
GS300RC+TSRCFlat3+コスモ工房接続リング+ビクセンワイドアダプター60DXのテーパー受け部分+ほしぞら工房オフアキリング+ほしぞら工房接続リング+CFW1-5+K-ASTECリング+ASI2600MCProとなっています。TSRCFlat3のバックフォーカス89.5mm+アストロドンフィルター分1mmを加えた90.5mmを担保しています。
以下はML8300+CFW1-5の場合の接続図ですが、ML8300の光路長と合わせた接続リングを付けているので同じとなります。
コメント
コメント一覧 (6)
今年の梅雨明けがまさかの7月後半だったとは驚きですが、今年の夏は本当に晴れませんね、。
もう33の季節到来ですか!
赤い散光星雲の状態を見ても、よく解像していると感じました。
2600MC、よく写りますよ~。バランスのいい良く出来たカメラだと思います^^
色が出にくいと感じるのはカラーCMOSの処理を少し工夫すると解消するかもしれませんね。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
はじめての冷却CMOSカメラでしたが、中々良いですね。高解像度+高感度な印象です。
色は確かに工夫の余地ありますね。
カラーアシスト用、または彗星用カメラとして使って行きたいと思います。
のんた
がしました
のんたさんはASIカメラ初めてでしたっけ!?
自分も以前に使っていたQSIの冷却CCDと比べると安っぽい、軽いというのが第一印象でした。
冷却温度は±0.5℃程度動きますよね。
ASI2600MC pro、色が浅いなという感じはありますね。以前にM31を撮った時は表現はともかくパステルっぽい色彩感を感じました。
モノクロカラーだとカットオフがはっきりしているのに対しOSCだと、600nm以上の波長でもGの感度がそこそこあったりするのでその影響かなと思っています。
機会があればHEUIB-IIをつけて撮ってみようかなと思っています。
色については色だけにいろいろありますが、使いやすいカメラで、気に入ってます。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
ASIの惑星用のカメラは持っていますが、冷却CMOSは初めてです。
冷却温度の安定性はイマイチですね。僕の2600MCProは±1℃はズレますが気にしていません。
やはり色が浅い印象あるんですね。もう少しASを強めに掛けても良いかもしれませんね。
僕のフィルターホイールは48mm枠ありフィルターが装着できないので補正レンズ等の別の所に付けるしかないです。
接続リングにねじ込めるようにしておけば良かったですね。
のんた
がしました
中々晴れないですよね~かの地もGWに撮影した以来まともに
撮れてません築いたらもう秋...まともに撮れる時は冬になってそう(笑)
CMOSカメラ手に入れたんですね、カラーは色合いが難しい感じでしょうか?
一世代前のCMOSカメラよりは良くなっているようですが...
私もQHYで撮影した参考など話せればいいのですがなんせコロナで撮影出来ず
いざ撮影しようと思ったらPCトラブルとどめはカメラ本体の不具合でメーカー
送りようやく修理できたとの事で早ければ晩秋前に戻ってくる予定です。
フィルターホイール流用出来るのは良いですねQHYの場合は回転装置側に
2インチフィルター取り付け出来るのと130Dの補正レンズに協栄大阪
で売っていた52mmフィルター取り付けリング購入しました。
160EDの補正レンズのサイズが130D一緒なら使えるのかな?
9月、10月はかの地に11月の新月期は開拓がてら御嶽の近くに
遠征に行こうか計画してますのでタイミングが合えばお会いできればと
思ってます。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。お元気でしたか?
毎年のことですが、夏場の悪天候続きには慣れたというもののいやになりますね。8月に晴れたのはたった3−5日。10日に1日の計算です。いい加減にして欲しいです(笑)
ひょんな事からカメラを2台買い足すことになりました。特にこの冷却カメラは、初のCMOSです。今更ながらCMOSカメラはデジカメだけだったのでどう写るか興味津々。QEが80%、フルエルが50000と微細画素ながら高感度、高ラチチュードで気になっていました。今回ファーストライトとなりましたが、まだ手探り状態です。デジカメよりは16bitの恩恵で懐が広そうです。
カラーカメラですが、フィルターホイールでナローも撮影します。昨日撮影したのですが、薄曇りとなり使えない漢字でした(>_<)
本来ならL-eXtremeフィルターなどのデュアルバンドフィルターをセットしたいところですが、このフィルターホイール残念ながら48mm径のフィルター(マウントタイプ)には対応していないんです。なので、星鳥さんと同じくどこかにねじ込めないかと思っています。
星鳥さん、色々機材のトラブルで大変でしたね。来月くらいには戻ってくるのでしょうか。
10月末なら遠征出来るかもしれません。もし都合が合えばご一緒しましょう。
のんた
がしました