11月8日(火)皆既月食がありました。約1年ぶりと言っても前回の昨年11月は約97%欠けた部分食、同年5月27日は曇られて見ることすら出来ませんでしたので久しぶりの皆既月食でした。
  この日は朝から快晴で、皆既中も雲一つない絶好の月食日和でした。
全国的にも北海道や東北、北陸の一部を除いて晴れたようです。
IMG_7800
皆既中の衛星画像


今回は、皆既中に天王星食が起こるというとてもレアな天文現象でしたので、機材も3つ用意しました。
自宅近くの公園にて
1)Samyang14mmF2.8+EOS40D(SEO-SP2)にてTimeLapse
2)R200SS+EXtenderPH+EOS6D(SEO-SP5)にて直焦点撮影
IMG_7770

IMG_7774
望遠鏡は赤い皆既月食にちなんでやはり70th Anniversary R200SS(#002)で決まりでしょう。

そして自宅観測所にて
3)GS300RC+α6300にて天王星食を4K動画撮影。
これらを同時に行いました。

先ずは1)の広角レンズによる月食TimeLapseです。

EOS40D(SEO-SP2)+Samyang14mmF2.8→4 10秒露光×440枚 ISO800 30フレーム/sec

次に2)R200SS+EXtenderPH+EOS6D(SEO-SP5)にて直焦点撮影です。
IMG_7779
撮影風景
ターコイズフリンジ のコピー
皆既月食中の月
皆既月食2022年11月8日.001 のコピー


600枚以上撮影したのでこれもTimeLaspseにしてみました。

SXP赤道儀にて月追尾撮影を行いましたが、ピリオディックモーションの影響で月が揺れ動いていました。ステライメージ9にて位置合わせを行いましたが、まだ少し動きが残っているようです。

最後はメインイベントでもある皆既中の天王星食です。

GS300RC+ソニーα6300による4K動画撮影です。
フルサイズ換算3600mmですが、天王星はかろうじて丸い形が分かる程度の小さな像ですね。


今回の月食は天候にも恵まれ、とても満足できました。

ただ、やはり肉眼や双眼鏡でみた生の月食が一番綺麗でした。皆既直前の細く光っている月の輝きは写真には収めきれません。