自宅からでも薄明開始直前に東の空(自宅屋根)から昇ってくるようになり、今月初めてZTF彗星を撮影してみました。
  あまり時間がないので、ε-160EDとε-130Dをツインとし、どちらもEOS6Dを接続して短時間多数枚をゲットする算段です。
 IMG_7985

1年半ぶりにイプで撮影しました....折角良い鏡筒なのでもっと使ってあげないともったいないなあ(^_^;)

久しぶりに組み上げたので、鏡筒それぞれの光軸調整、バランス、鏡筒間の写野調整、ガイド望遠鏡の接続、それぞれのピント調整など色々やることが多い上に、下記のようなトラブルがあり、設置完了までに2時間も掛かりました。(さむ〜)
1)BackYardEOS+2台の6Dで撮影したのでどちらがどっちか分からなくなった。(カメラの電源を接続後順番に入れて対処)
2)6D(SEO-SP5)の転送速度が極端に遅くもう一方のCooled6Dの3倍以上掛かったため撮影枚数が半分しか撮れなかった。(原因不明)
3)RoboFocus制御のK-ASTECのモーターフォーカサー(ASCOM)がエラーとなりうまく繋がらなかった。(エラーが出た状態でも動作は出来た)
4)AXD赤道儀の自動導入で赤径が8度くらいずれてしまった(こんなことは初めて。原因不明)

一旦仮眠し、屋根の上に彗星が昇ってきた5時20分過ぎから撮影開始しました。
画像はこちら

ZTF彗星2022年12月23日
C/2022 E3(ZTF)彗星
撮影日時:2022年12月23日 05時22分〜 
撮影地:岐阜県土岐市 自宅観測所
望遠鏡:①タカハシε-160ED(530mmF3.3)、②タカハシε-130D(430mmF3.3)
カメラ:①Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+HEUIBⅡフィルタ、②EOS6D(SEO-SP5) フィルターなし
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀
ガイド:恒星時追尾(ガイドなし)
露光:①60秒×20枚、②60秒×11枚 TOTAL31分露光

ダストの尾は扇形に広がってまだ短いのですが、イオンの尾が長くてびっくり。よく見ると530mmの画角をはみ出しそうです。

1月末〜2月初旬の最盛期まで約1ヶ月前の姿ですが、これは期待できそうです。
来月撮影するとには望遠鏡ではなくカメラレンズにしないと全景が入らないかもしれません。