大寒波のため、悪天候が続き、22日以来6日ぶりに撮影しました。
本来なら1月28日〜30日の2泊で遠征する予定でしたが、時折雪の予報により諦めて自宅にいます。
それでも昨晩は夜半過ぎから快晴となり、撮影することが出来ました。
 ほぼ一週間経過して、かなり彗星は北へ移動していました。
北極星のあるこぐま座の身体の近くにいて、2月2日の近地点に向けてスピードが上がっています。
流石に今回からは、彗星核追尾と星追尾の両方で撮影することにしました。
ZTF彗星2023年1月28日
ZTF彗星 C/2022E3
2023年1月28日02時10分〜40分
岐阜県土岐市自宅観測所
①ε-160ED+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+HEUIB-2フィルタ
②ε-130D+ EOS6D(SEO-SP5) フィルターなし
AXD赤道儀
5cmF4ガイド鏡にて 彗星核追尾、及び恒星追尾
1)彗星追尾
① 60秒×24枚+②60秒×16枚 ISO1600
2)星追尾
 ① 60秒×5枚+②60秒×4枚 ISO1600
PIにてWBPP、ABE後②はStarAlignment で星基準でコンポジット。①はCometAlignmentにて彗星基準でコンポジット。どちらもMS+HTにて強調。②は強調後StarNet2にて星と彗星を分ける。
PsCCにて①(彗星のみ)+② +をマスク合成。コントラスト調整、カブリ処理、ノイズ処理等。

地球に近づいてきて大きくみえるようになりました。明るさも4等台突入しているかもしれません。

ZTF彗星2023年1月22日28日
19日の彗星と比較明で重ねてみました。(下が19日、上が28日)
やはり大きくなってきています。尾の角度の変化も面白いです。


今回1時過ぎから4時までたっぷり撮影したので、まだ露光の異なる素材が60枚以上あります。
明日遠征に行かなかったら残りの分を処理してみようと思います。