先週撮影した北アメリカとアンドロメダ銀河の写真に写る明るい星には一方向に結構ひどいヒゲがありこの件で皆さんにご意見いただきました。

まずはヒゲの写真です。
NGC70003
3時の方向に数本伸びています。
一番可能性が高いのが主鏡押さえ金具によるスパイク光条です。他に斜鏡側面等からの迷光、光軸調整不良など色々考えられました。

まずは主鏡押さえ金具が飛び出ていないか確認しました。
IMG_0142
斜めからなので写真からはよく分かりませんが、実際見ると全く飛び出たところはありません。まん丸です。

斜鏡も撮影してみました。
IMG_0157
斜鏡の9時の方向のエッジ部に2カ所白い汚れまたは傷がありました。
これが原因か?と思ったのですが、スパイク光条の方向と合いませんでした。

最後に出来ることは光軸調整です。 今回はカメラマウント部にレーザーコリメータを取り付けて光軸を確認してみると、ズレています。 この状態で合わせて確認撮影してみました。
test4
かなり改善しました。光軸のずれが原因でした。ただまだ完全じゃないのでもう少し追い込んでみます。