昨日の2019年を振り返って(機材編)に引き続いて今回は(写真編)です。
今年も相変わらず天気が悪い日が多く、天文仲間の間の挨拶は『晴れませんね』が続いている感じです。
 来年は天気が良い日が多いことを願って。

さて、今年撮影した写真の中から印象深い20作品を時系列で並べてみます。

1.部分日食 2019年1月6日
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ビクセンED70SS+BORG1.4倍テレコン+EOSKissX3
AXD赤道儀にて太陽追尾
※薄雲を通してなんとか撮影出来ました。12/26の部分日食は曇り雨で全くみえずでした。

2.エスキモー星雲 2019年1月14日
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エスキモー星雲 自宅観測所
VC200L直焦点+ML8300 -40℃

Astrodon GEN-2 TRU-BALANCE E-SERIES LRGB FILTERS

AXD赤道儀、SX-LodeStarにてオフアキシスガイド

L60×48枚、R60×18枚、60×21枚、60×22

※有名な星雲ですが初めて撮影しました。 小さいながら比較的明るいので、短時間多数枚でぼけの少ない駒を選別して処理しました。

3.IDAS NB-1フィルターでのバラ星雲
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バラ星雲

2019年2月2日21時06分 自宅観測所

ε-130D+SEO-Cooled6D(SEO-SP4C) +IDAS NB1 52mm 

AXD赤道儀 オフアキシスガイド

5×6枚 ISO3200 総露光時間;30 
※NB-1フィルターのファーストライトです。よく写ってはいますが、当然ですがカラフルではありません。通常のフィルターと組み合わせて撮るべきかと思います。

4.上弦の月の元NB-1フィルターを使った岩本彗星
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岩本彗星2月14日~15日 自宅観測所

2019年2月14日 21時40分~

ε-130D+SEO-Cooled6D(SEO-SP4C)+IDAS NB1,HEUIB-Ⅱフィルタ

彗星核自動追尾分:21時40分~NB1フィルタ 5分×13枚ISO3200+23時30分~HEUIB-Ⅱフィルタ 3分×10枚ISO1600

恒星時追尾分:2250分~NB1フィルタ 5×7枚 ISO3200

※NB-1に加えてHEUIB-Ⅱフィルターでも撮影して合成してみました。比較的自然な色になりました。 

 5.岩本彗星とジャコビニツイナー彗星比較
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 どちらも自宅観測所から撮影
ジャコビニツィナー彗星は2018911日(当時7.3等星)、岩本彗星は2019225日(8.1等星)です。明るさも違いますが尾が21P彗星は長くきれいでしたね。

6.M106と仲間たち
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 2019年3月2日 1時00分~自宅観測所

望遠鏡:VC200L+ReducerHD(ほしぞら工房社製オフアキリング)

カメラ:ML16000+CFW1-5

フィルタ:Astrodon Tru-balance Gen-Ⅱ I-Series LRGB フィルター

ガイド:SX-LodeStarにてオフアキシスガイド

L 1bin 10min×12RGB2bin 5min×4、Hα:1bin15分×2枚 Total:210min

Hαフィルターを加えてM106の赤いジェットを狙ったのですが.....無理か(^_^; 

7.M104(ソンブレロ銀河 )
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M104(ソンブレロ銀河)中心部をクロップ

2019年4月2日21時19分~、4月3日21時02分~ 自宅観測所

VC200L直焦点+ML8300 ー40℃

Astrodon Gen-2 Tru-Balance E-series LRGB filters

AXD赤道儀、SX-Lodestarにてオフアキシスガイド

Ⅼ:30秒×12枚、120秒×12枚、300秒×12枚、600秒×17枚(1bin)

RGB:300秒×6枚(2bin)

総露光時間:260分(4時間20分) 

※M104を真剣に撮ったことがなかったので気合いを入れました。それなりに写ったと思います。

8.R200SS+エクステンダーPHで撮影したM27 
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M27

2019年4月16日(火)午前2時28分~ 自宅観測所

R200SS+Extender PH+ しばたさんのオフアキリング+2mm厚のOリング+SEO-Cooled6D(SEO-SP4C)

AXD赤道儀、SX-LodeStarにてオフアキシスガイド

NB1フィルタ:600SEC×12枚 ISO1600

HEUIB-2フィルタ:15×12枚、120×12枚、600×2

※エクステンダーPHを使って初めて本格的に撮影しました。評判通り素晴らしい性能です。今年買って良かったアイテムです。

9. さそり座頭部付近とアンタレス付近image

 さそり座頭部付近

2019年5月3日23時45分~ 阿智村

Apo-Sonnar135mmF2→2.8 3分×36枚 ISO1600

EOS5DMark(SEO-SP4)

GPDポタ赤仕様にてノータッチガイド
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 アンタレス付近

2019年5月4日0時17分~ 長野県阿智村

ε-130D+ML16000 ー35℃

Astrodon Tru-Balance Gen-2 I-series LRGB filters

SXP赤道儀にてオフアキシスガイド

L:10分×12枚、R:5分×3枚、G:5分×4枚、B:5分×4枚

合計165
※2年前のしらびその方が良かった....空が違いますね。 


 
10.Abell39 
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Abell39

①2019年5月7日22時16分~自宅観測所

②2019年5月9日22時30分~自宅観測所

VC200L直焦点+ML8300 ー40℃

Astrodon Gen2 Tre-balance E-series LRGB filters

AXD赤道儀、Sx-Lodestarにてオフアキシスガイド

L:15分×18枚、R:10分×8枚、G:10分×8枚、B:10分×7枚(RGBは2bin) 

Total8時間20

※淡い惑星状星雲ですが色が綺麗で狙ってみました。8時間超えです。 

11.木星
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 木星

2019年6月4日0時8分〜 自宅観測所

C9.25XLT+Teleview2.5倍テレコン+ZWO ADC+ ASI290MM

AXD赤道儀
※今年は惑星はこれだけでした。来年は火星が接近します。前回ストームで模様がみえなかったので今度こそ綺麗に撮ってみたいです。

12.原村星祭り会場で撮影したガーネット星雲
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ガーネットスター星雲(IC1396 in Cepheus)

2019年8月4日0時28分〜 原村星祭り会場(八ヶ岳自然文化園駐車場)

ε-130D+ML16000 -25℃ Astrodon Tru-balance I-series LRGB Filters

SXP赤道儀、ほしぞら工房社製オフアキリング+SX-LodeStarによるPHD2ガイド

L10×6枚、RGB5×2(2bin) 合計90

※星ナビ2019年11月号に掲載してもらえました。 

 13.アンドロメダ銀河
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アンドロメダ銀河

2019年8月26日(月)22時40分~自宅観測所

望遠鏡:ASA10N+ビクセンExtenderPH(1330mmF5.3)+ほしぞら工房社製オフアキリング

カメラ:Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+HEUIB-Ⅱフィルタ、Optolong12nmHαフィルタ

赤道儀:AXD赤道儀、SX-LodeStarにてオフアキシスガイド

露光:5×20枚+300×24枚+Hα900×2枚(RGB分解してRチャンネルにを加算)

※天文ガイド12月号 にて入選させていただきました。 

14.北アメリカ星雲
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北アメリカ星雲

2019年8月26日(月)20時30分~自宅観測所

望遠鏡:ASA10N+ビクセンExtenderPH(1330mmF5.3)+ほしぞら工房社製オフアキリング

カメラ:Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+HEUIB-Ⅱフィルタ

露光:5×20枚+300×16

※ASA10N+ビクセンエクステンダーPHを使って初撮影です。光軸ズレやヒゲの問題が残っていますがポテンシャルの高さは覗えます。

15.M33
M33

M33

2019年9月7日23時19分〜自宅観測所

ASA10N+Vixen Extender PH (1330mm F5.3) 

AXD赤道儀、SX-LodeStarにてオフアキシスガイド

HEUIB-Ⅱフィルタ:5分×31枚 

フィルタ:15×4 
※2019年12月号星ナビ落選作品(ダブル狙ってみたのに....笑) 

16.M45
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M45(プレアデス星団)

2019年10月5日00時09分~ 自宅観測所

VC200L+ReducerHD+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C) ー9℃

AXD赤道儀、ED70SS+2.4倍テレコン+Sx-Lodestarにて恒星ガイド

5秒×16枚、300秒×16枚、600秒×13枚

総露光時間:211分(3.5時間)

 17.シャーク星雲とvdB152
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シャーク星雲とvdB152

2019年10月26日(土)19時57分〜 長野県阿智村 栗矢観測所

ε-130D+ML16000 Astrodon Gen-2  I-Siries LRGB filters.

SXP赤道儀、オフアキシスガイド

L10分×11枚、R5分×5枚、G5分×4枚、B5分×5枚 

総露光時間180分 

※何度も曇られ中断しながらなんとか撮影しましたが、色が変です。赤がにじんでいるのかな...。

18.オリオン大星雲
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M42 自宅観測所

VC200L+ReducerHD+ML16000

AXD赤道儀、SXLodeStarにてオフアキシスガイド

L:10秒×13枚、20秒×25枚、60秒×16枚、600秒×28枚

R:5秒×10枚、10秒×22枚、30秒×16枚、300秒×10枚

G:5秒×8枚、10秒×23枚、30秒×16枚、300秒×10枚

B:5秒×8枚、10秒×24枚、30秒×16枚、300秒×15枚

L:306分、R:63分、G:63分、B:88分

TOTAL:540分(8.7時間)

※たくさん撮った割に普通のオリオン大星雲。自宅だとこんなもんかな。

19.M81、M82
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M81,M82

 LRGB:Dec. 8th 2019,1:43 

      Hα;March 11th 2019,20:37 

TELESCOPE: VIXEN VC200L+Reducer HD(1386mm F6.9)

FOCUSER: ZWO EAF

CAMERA: FLI ML16000

FILTER: Astrodon Gen-2 Tru-Balance I-series LRGB filters、Optolong 12nm Ha filter.

MOUNT: VIXEN AXD

GUIDING: Hoshizora-Koubou Off-Axis System, SX-LODESTAR.

EXPOSURE: L;10min*13(1bin), RGB ;each 5min*4(2bin) ,Ha; 10min*12(2bin)  Total;310min  

※12月初旬にして自宅では1時を回ると冬の星雲はすでに撮影対象から外れてしまします。と言うことで春の銀河を先取りしました。

20.バラ星雲
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バラ星雲

2019年12月28日20時30分〜 栗矢観測所

ASA10N+3インチウイーンコレクター+AAF3フォーカサー

FLI ML16000 + CFW1-5(ほしぞら工房社製49mm開口径カスタムリング)

AXD赤道儀、6cmF4ガイド鏡+ビクセン2.4倍バローレンズ+SXLodeStarガイドカメラ

L:10×18枚、R:5×10枚、GB5×9枚 合計320分(5.3時間) 

※2019年最後を飾るのは、ようやくASA10Nのフォーカサーが届き、直焦点のファーストライトとなりました。 

まとめ
今年も自宅撮影がメインとなりましたが、来年はASA10Nを持ち出しての遠征撮影がたくさん出来ますように....

今年1年お越し下さり、またコメントいただきありがとうございました。
また来年もよろしくお願い致します。
のんた