IDAS及びケンコーから新しい光害カットフィルターが発売になりました。
IDASからはLPS-P2の後継であるLPS-D1が、ケンコーからは、新たにASTRO LPR Filter Type 2が発売です。LPS-D1はデジタル向けに改良したとのこと。光害カットフィルターは、のんたの自宅(中光害地)での撮影では必要なアイテムですが、どう変わったのか興味津々。

LPS-D1はLPS-P2と何が違うか調べると...

『LPS-P2に見られる赤カブリを、LPS-D1では低減し、Hα輝線星雲を強調。
尚、改造デジカメがUIBAR-IIIに換装されている場合はLPS-P2もLPS-D1も同様の赤カブリで低減の効果は出ません。UIBAR、UIBAR-II、SBAR、他社製クリアー、各々に換装したデジカメとローパスレス改造のデジカメに効果があります』だそうです。

分光特性はこちら
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赤の線がLPS-D1、黒がLPSーP2です。
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LPS-D1はLPS-P2と比べて675nm付近でカットされています。約25nmの差が赤かぶりに効果があるようですね。ただ、UIBAR-IIIに換装されている場合効果ないとのことなので、使っている一眼レフ改造機(SEOーSPシリーズ)には効果がなく、クリアフィルターやフィルターなし改造には効果あるそうです。(瀬尾さんより)

ケンコーのASTRO LPR Filter Type 2の分光特性はこちら
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LPS-P2、LPS-D1、及びASTRO LPR Filter Type 2の分光特性グラフを重ねてみると
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黒がLPSーP2
赤がLPS-D1
薄青がASTRO LPR Filter Type 2です。
ケンコーのASTRO LPR Filter Type 2はLPS-P2とほぼ同じ特性ですね。
私の改造一眼カメラたち(5DM2(SEOーSP3)、40D(SEOーSP2)、KissD(光映社Lフィルター))は、LPSーP2があるので、これらを購入する意味はなさそうです。