アイソン彗星は、本日近日点前では月のない最後の夜だったので、たか丸さんと岐阜県恵那市東濃牧場へ撮影にいってきました。前日アイソン彗星がバーストし1等程度明るくなったとの情報があり、楽しみにしていました。

撮影タイミングは月が4時50分くらいに沈むので、天文薄明が始まる5時15分ごろまでの25分しかありません。
4時30分過ぎになってもあまり暗くなりません。満月近い月なので完全に沈まないと暗い空とならないですね。

天頂付近のラブジョイ彗星を双眼鏡で探すと簡単に見つかりました。結構明るいですぼーっと広がった星雲状で、尾はわかりません。月の沈むまでに10分ほどあったので撮影してみました。
撮影画像はこちら。
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撮影データ
ラブジョイ彗星
2013年11月16日4時40分から 2分×3枚コンポジット合成
EOS5Dmark2(SEO-SP3)+EF200mmF2.8L→3.2
GPD赤道儀(ポタ赤仕様)にてノータッチガイド

尾が思いの外伸びていて、画面からはみ出てしまいました(>_<)
12日に撮影した時にはこんなに伸びていなかったのに....

さて次は本命アイソン彗星です。
双眼鏡で探すとこちらも簡単に見つかりました。尾が2時の方向に長く伸びている様子が見えます。
12日より明らかに明るく尾が長くなっています。
写真はこちら
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撮影データ
アイソン彗星
2013年11月16日 4時50分から2分×5枚コンポジット合成
EOS5Dmark2(SEO-SP3)+EF200mmF2.8L→3.2
GPD赤道儀(ポタ赤仕様)にてノータッチガイド

12日と比べると全然違う彗星みたいです。イオンの尾が長く伸びて、何本にも分かれているのがわかります。
ダストの尾はどうなったのかな?
明日からは月夜の中での観測となります。どうしようかな?
月の明かりに負けないくらい明るくなってくれること祈ります。