ε-160EDが到着して1週間ですが、鏡筒バンドはK-ASTECさんに発注してあるのですが、9月半ばの完成とのことでまだまだ撮影までいきません。
 どちらにせよフードや電動フォーカサーの取り付けをしなければなりません。電動フォーカサーはZWO社のEAFがすでに到着しています。フードは市販品がないので自作するしかありません。
 ε-160EDの説明書には自作する場合の注意点が載っていました。親切ですね。
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 遮光輪のあるフードが作りたいのですが、この通りに作るにはあまりにギリギリでは輪の中心を出す自信がないので、3-5mm程大きな輪で作ることにしました。
名称未設定 2.001


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内張は遮光輪も含めて植毛紙を貼りましたが、遮光輪に植毛紙を貼るのが一番手間が掛かりました。

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延べ16時間ほど掛かってようやく完成しました(今年に入って3個目)
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うまく作れたかな。ケラレがなければいいのですが。

次はEAFフォーカサーの取り付けですが、K-ASTECさんのトッププレートに固定するステーを購入するか、それともピニオン部のネジで固定する方法いくか悩んでいます。

K-ASTEC方式の問題点は3点です。
1)接眼部の回転装置が使えない。
トッププレート固定すると、スマートですが、接眼部の回転装置が使えなくなります。デジカメ+オフアキのリングはテーパーではなくねじ込み式なので、縦横変換は接眼部の回転装置で行う必要があります。冷却CCDはテーパー接続なので縦横変換は大丈夫ですが、デジカメはオフアキを諦め、ガイド鏡での撮影とするしかありません。しかし、ε-130Dでもそうでしたが、回転装置を使った構図の変更により光軸がずれる恐れがあります。固定してカメラ側で回転させる(シムリングで対応)ほうが良いかもしれません。

2)接眼部が上側になり重心が上がる
トッププレートに固定するため、接眼部はε-130Dと同じく上側にするしかありません。そうなると、重心が上側に移動するため、SXPでの運用はさらに厳しくなりそうです。(追伸:2021年3月遠征で持ち出しましたが、SXPでも大丈夫でした)

3)ガイド鏡がトッププレートに搭載できない
接眼部とトッププレートが1直線上に並ぶため、トッププレートにガイド鏡が搭載できなくなります。
これにはK-ASTECさんからファインダー台座にガイド鏡が搭載できるブラケットが販売される予定です。
(追伸:2020年9月ファインダーブラケットで問題なくガイド出来ました)

接眼部下部の中央ネジ固定ならば上記問題点は起こりません。
しかしトッププレートにEAFを搭載するためのステーは限定販売なので、後で欲しくなっても多分買えなくなっています。それにこの方式はスマートです。どちらでもいけるように購入しておくしかなさそうです。