ASA10N+3インチWynne Correctorのバックフォーカスは57.29mmで3mmのアストロドンフィルター分を加えても58.29mmしかなく、オフアキプリズムを入れ込む事は困難でした。ASA本社でML16000+CFW1-5(ほしぞら工房社製54mm開口径リング付き)用の接続リングをオーダー時にオフアキが出来るリングをお願いしたのですが、プリズムを入れる余裕がないので実現は不可能と言われ、仕方なくガイド鏡での運用をしてきました。
  
 ε-130ED の56mmという短いバックフォーカスでも実現しているオフアキシステムなので、なんとかなるんじゃないかと思い簡易的な図面を書いてみました。
オフアキシスリングASA10N+ML16000.001
 なんとかなりそうです。

CFW1-5を改造して頂いたほしぞら工房さんにお願いしたいと昨年から思っていましたが、ほしぞら工房さんが体調を崩されて、1年以上闘病されていて実現できずにいました。
 今年の7月、お元気になられたと聞き、無理は承知でお願いしたところ、納期が掛かるかもしれないという制限付きながら、オーダーを受けて頂き、そして本日納品となりました。
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ASA10N+3インチWynne Corrector+ほしぞら工房社製カスタムCFW1-5用のオフアキリング

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 裏から。この5つの小穴は3インチWynne Correctorとネジで固定するためのネジ穴です。
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上:ASA製の3インチWynne Corrector+ほしぞら工房社製カスタムCFW1-5用のASA純正接続リング
左:ほしぞら工房社製オフアキリング
右:ほしぞら工房社製カスタムCFW1-5の蓋

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星見屋さんで購入したオフアキプリズムを差し込んだところ。

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組み上げてみました。

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望遠鏡に搭載してみました。


ASA10N購入当初から願っていたオフアキシステムがようやく完成しました。
これで手持ちの全ての望遠鏡でオフアキが実現しました。
体調が本調子でない中、受注して頂いたほしぞら工房しばたさんありがとうございました。