ほしぞら工房さんにASAのオフアキリングを注文(テーパー固定が3点だったのを6点に追加)したついでに、ASAでビクセンのEXTENDER PHをR200SSと同じようにネジ込み式に変換するリングとイプシロン用の光軸調整アイピースをASAの3インチ接眼部に取り付けられる変換リングを作って頂きました。
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①上段右端:ASA 3インチWynne Corrector +オフアキリング
②上段中央:ASA3インチ接眼部に使用するための接続リング(イプシロン光軸調整装置用)
③上段左端;ASA3インチ接眼部用のビクセンEXTENDER PHネジ込みアダプターリング。

3インチWynneCorrectorオフアキ接続リング.001
①ASA10N+3インチWynne Corrector+カスタムCFW1-5+ML16000用オフアキシスリング。
3点だったテーパーリングの固定部分が変形して回転が引っかかるようになっていましたので、力を分散するために接眼部側のリングのイモネジを3点→6点に増やしてもらいました。また、ASA社では不可能と言われたASA10N+3インチWynneCorrectorの組み合わせ時のオフアキガイドが可能となるリングを作って頂きました。

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②ASA3インチ接眼部に使用するための接続リング(イプシロン光軸調整装置用)
ε-130D用にしばたさんに作って頂いた光軸調整用治具をASAに流用出来ないか相談したところ、ASAのドローチューブに接続出来る変換リングを作成して頂きました。
 レーザーコリメータだけで光軸調整してきましたが、ようやく光軸調整アイピースで精密な光軸調整が可能となりました。


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③ビクセンエクステンダーPHネジ込みアダプターリング
ビクセンエクステンダーPHは汎用性のある優れたエクステンダーです。ASA10Nでもその性能を落とすことなく1.4倍の焦点距離となります。
 R200SSに接続する時には専用のねじ込みリングがありますが、それ以外の望遠鏡の場合には2インチ差し込みとなり、不安定です。そこでASA10Nでもネジ込み出来るようにASAの接眼部にあわせたねじ込み式接続リングをしばたさんに作って頂きました。
撮影が楽しみです。




次はGS300RC関連の小物です。
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笠井トレーディングのED屈折用フラットナーⅡです。2インチ差し込み、カメラ側は48mmネジ込みです。

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取り付けてみました。
残念ながら望遠鏡側の接続は2インチスリーブ差し込みだけでネジ込みに対応していません。しっかり差し込んでネジ止めしてもなんだか不安定です。よく見ると差し込みオスアダプターは落下防止のためなのか、根元が少し小さくなっています。このせいでネジをしっかり締めてもがっちり感が希薄です。少し手前の部分で固定すれば安定しますが、スケアリングが心配です。折角接眼部に57mmのメスネジがあるのでネジ込みで切るフラットナーが良いです。

この後へこみの部分にアルミテープを巻いてみました。面一になるように手前側から幅を変えて3重に巻いてみました。
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2インチスリーブにさしてネジで固定してみると今までより格段に固定の安定度が増しました。これなら大丈夫そうです。

昨日このフラットナーを使って試写してみました。
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写真は上がフラットナーなしの直焦点。下がフラットナーありです。どちらも中央部です。
スクリーンショット 2020-12-10 6.56.34

これは右下端の写真です。上の写真と同じく、上段がフラットナーなし。下段がフラットナーありです。
フラットナーを入れると全体に星像が肥大した印象です。でも右下端の星像はかなり改善効果がありました。またオフアプリズムの写り込みはなくなりました。

このフラットナーはバックフォーカスが連続可変出来るので、ベストポイントを探してみます。

次はGS300RCの接眼部の軸を合わせるリングです。
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GS300RCの接眼部の光軸を合わせるためのリングGSRCJ117です。ドイツのTS社から注文し、本日届きました。注文から到着まで3-4日と早いです。

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リングを取り付けたところ。
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 レザーコリメータで軸が合っているのか試して見ました。
見事にズレています。
斜鏡のセンターマークに来るよう調整します。
連日の撮影で疲れたので今日はここまでとします。

明日晴れたら光軸調整とフラットナーのベストポイント探しを行います。