GS300RCにフラットナーなしで撮影した翌日の12月9日、笠井のED・RCマルチフラットナーⅡが到着したので、早速取り付けてテスト撮影を行いました。
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笠井ED・RCマルチフラットナーⅡ


ドクロ星雲とアトラス彗星GS300RC+フラットナー-denoise3000
アトラス彗星C/2020M3とドクロ星雲付近左右モザイク合成
2020年12月9日22時23分〜 自宅観測所
GS300RC+ED・RCマルチフラットナーⅡ+星見屋EOSオフアキシスリング
Seo-cooled6D(SEO-SP4C)-15℃+HEUIB-2フィルタ
AXD赤道儀によるオフアキシスガイド
右側;5分×8枚
左側;5分×12枚
フラット:レジ袋フラット180秒×30枚
PixInsghtにてWBPP、StarAlignment、CometAlignmentにて合成。DBE、ArcsinhStretch等
PsCCにて左右モザイク合成。

左右モザイクがズレてしまい、かつ重なり部分がほとんどなくPhotoMargeはうまくいかず。
適当に重ねてみました。

フラットナーの評価ですが、利点は、安価(23000円)であること、48mm径がありフルサイズに対応していること、周辺像の改善が見られたこと、および直焦点ではオフアキプリズムの影が映り込んでいましたが、このフラットナーを付けるとほぼ気にならなくなったことです。
 逆に欠点としては、ネジ込みに対応していなくて2インチ差し込みのみ。そして、今回の写真から星像にやや切れがない事でしょうか。
 2インチ差し込みはやはり不安定です。2インチ差し込みスリーブは根本付近が細くなっています(落下防止のため?)。この細くなっている部分にネジ固定するため不安定となります。そこで、アルミテープを段階的に厚みを変えて細身部分を埋めることにしました。
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この状態で差し込んでネジ固定してみましたが、アルミテープを巻く前とは段違いに安定しています。
これなら使えるかな....。

 でもいずれはネジ込みタイプのフラットナー(TSRCFlat3)を購入することになると思います。