先週の土曜日岐阜県東白川町のはなのき会館という場所に遠征しました。
月曜日お休みを頂いていたので当初は2泊でしらびそ高原または御嶽ロープウエイスキー場へ遠征する予定で今したが、しらびそはまだ冬期閉鎖中で行くことが出来ませんでした。また長野県南部から御嶽方面のSCW予報が良くないこともあり、晴れるところに行くことにしました。

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4/10 21:00頃の予報

東白川町のはなのき会館までは自宅から1時間30分ほどで到着しました。
今回は高気圧が日本のど真ん中に来る予報だったため、風は吹かないと踏んで30cmRCをはじめて持ち出しました。なんとか落とさずに運べたのですが、体力がないためか持ち上げたとき落としそうになり冷や汗ものでした。(そのうち落としそうです(^^ゞ)IMG_4335

当日は星仲間5名が一緒でしたが、コロナ禍のため距離を置いてマスク外さない状態での撮影となりました。
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 到着時薄雲り状態でイマイチ透明度もよくありません。
 夜になっても20時くらいまでは全体に霞んだような薄い雲に覆われて撮影出来る状態ではありませんでした。しかし、22時くらいから段々良くなり、2時頃曇られたようですが(寝ていて知らなかった(^^ゞ)
明け方まで晴れてくれました。

今回折角30cmRCを持ち出したので、撮影したことがない銀河を撮ることにしました。
NGC2403です。北斗七星のカップ部分のやや北側にあるのですが、自宅からだと光害の中にあり撮影を断念していました。今回初めて撮影しました。

NGC2403最終版
NGC2403(APS-Cサイズにクロップ)
撮影日時:2021年4月10日20時09分〜
撮影地:東白川町はなのき会館駐車場
望遠鏡:GS300RC直焦点+V-Power接眼部L+ZWOEAFフォーカサー (2440mmF8)
補正レンズ:なし
カメラ:FLI ML16000 -35℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Balance I-series LRGB Filters
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:ほしぞら工房社製オフアキリング+SX-SuperStar+PHD2
露光:L10分×12枚、R5分×6枚、G5分×4枚、B5分×8枚(210分)
PixInsightにてWBPP、ABE、HT+AS。
PSにて被り補正、コントラスト調整、ノイズ処理。



今回の処理はかなり苦労しました。
まず、どこかからか光が漏れ入ってきていて消すのにかなり大変でした。
また霞の影響なのかイマイチ透明感がありません。
あとPIでマスクをしながらASやHTを行うと星の周囲がボケたような感じになってイマイチ切れがなくなってしまいました。前回のM13の時にもそう感じたのですが、まだまだPIの処理は難しいです。PI以前の処理レベルになっていないです(>_<) 
 今回Hαも何枚か撮影していましたが、採用はやめました。余りにHⅡ領域の赤い部分が目立ちすぎて不自然になってしまいました。

4/16 処理し直して画像差し替えました。