昨日の梅雨明け当日の夜、快晴とは行きませんでしたがなんとか晴れました。
ε-160EDとε-130Dを並列同架して初めての本格的な同時撮影です。

Sh2-126付近
2021年7月17日(土) 23時26分〜 自宅観測所
①ε-160ED+ML16000(-20℃)
②ε-130D+Seo-cooled6D(SEO-SP4C) (-7℃)
AXD赤道儀、ε-160ED側でSX-Superstarによるオフアキシスガイド
露光:①L5分×21枚、R5分×3枚、G5分×3枚、B5分×6枚、Hα10分×7枚 (235分)
②5分×45枚 ISO1600 (225分)
PixInsightにてWBPP処理。②は光軸がズレて星が歪に。Morphologicaltransformationにて星を丸く。
Rチャンネル=①のRチャンネル+Hαチャンネル(StarNetで星除去)+②のRチャンネル(加算合成)
Gチャンネル=①のGチャンネル+②のGチャンネル(加算合成)
Bチャンネル=①のBチャンネル+②のBチャンネル(加算合成)
RGB合成後、DBE、AS、HT等。
PsCCにてLRGB合成。かぶり処理、コントラスト調整、色調補正、ノイズ処理。
自宅撮影でこの淡い星雲は無理と思っていましたが、意外と写ってくれました。ただ淡い部分のコントラストがやはり暗い空での撮影した写真と比べると甘いです。
いつか遠征で撮り直してみたいです。
※7/20写真処理し直してみました。
撮影計画時のステラナビゲータ11の画面です。
大きな枠がε-130D、内側の枠がε-160EDです。

撮影中の画像です。


ε-160ED+ML16000のHα画像

ε-130D+Seo-Cooled6Dの撮影画像
ε-160EDとε-130Dを並列同架して初めての本格的な同時撮影です。

Sh2-126付近
2021年7月17日(土) 23時26分〜 自宅観測所
①ε-160ED+ML16000(-20℃)
②ε-130D+Seo-cooled6D(SEO-SP4C) (-7℃)
AXD赤道儀、ε-160ED側でSX-Superstarによるオフアキシスガイド
露光:①L5分×21枚、R5分×3枚、G5分×3枚、B5分×6枚、Hα10分×7枚 (235分)
②5分×45枚 ISO1600 (225分)
PixInsightにてWBPP処理。②は光軸がズレて星が歪に。Morphologicaltransformationにて星を丸く。
Rチャンネル=①のRチャンネル+Hαチャンネル(StarNetで星除去)+②のRチャンネル(加算合成)
Gチャンネル=①のGチャンネル+②のGチャンネル(加算合成)
Bチャンネル=①のBチャンネル+②のBチャンネル(加算合成)
RGB合成後、DBE、AS、HT等。
PsCCにてLRGB合成。かぶり処理、コントラスト調整、色調補正、ノイズ処理。
自宅撮影でこの淡い星雲は無理と思っていましたが、意外と写ってくれました。ただ淡い部分のコントラストがやはり暗い空での撮影した写真と比べると甘いです。
いつか遠征で撮り直してみたいです。
※7/20写真処理し直してみました。
撮影計画時のステラナビゲータ11の画面です。
大きな枠がε-130D、内側の枠がε-160EDです。

撮影中の画像です。


ε-160ED+ML16000のHα画像

ε-130D+Seo-Cooled6Dの撮影画像
コメント
コメント一覧 (18)
ところで、e-130Dの光軸よく狂いませんか?
私も先日の土曜日に撮影現場で光軸調整していたら、調整後にもかかわらず
直ぐに光軸が狂ってしまって、難儀してました。
主鏡セルの下に130丸のゴムシートが2種類の厚みで
2枚入っていてそれで、3点止め爪金具と主鏡の高さ
を調整してあるのですが、経年劣化でゴムの厚みが僅かに
痩せて、爪とミラーの間に隙間が出来てしまってました。
強く締めると、主鏡は動かなくなりますが、圧迫されて
圧迫をしない程度に締めると、主鏡が動くという最悪の
状態でした。これを解消するのに0.3mmで130丸の
シートをカットして元々入っている2枚の130丸のゴムシートでサンドイッチして調整しました。
今回の処置で多分車で運んだくらいでは殆ど狂わなくなったと
思います、床にコンコンと鏡筒に衝撃を与えても
変化が無くなりました。
のんたさんのイプ130Dもそんな状態ではないのでしょうか?
他のがま口メンバーのイプ130Dも2名とも同様の症状が出ていました。
外していたらごめんなさい。
のんた
が
しました
隙間が出来てます。
セルごと外して主鏡と爪の隙間があればここを調整すると良いと思いました。
ちなみに、私のイプのゴムシートは厚みの違うものが2種類入っています。
タカハシは厚みの違うゴムシートでクリアランスを調整して
組み上げてたと思いますが、この手のブチル系ゴムは
経年変化するので、組み上げ時のクリアランスが
ゴムの劣化で隙間が増えてしまって、ゴムが簡単に動くように
なったと思います。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
先日はガチ天で色々お話しでき楽しかったです。
ε-130Dの光軸の件アドバイスありがとうございます。
そんなことがあるなんて知りませんでした。
早速ε-130Dの主鏡側のゴムを触ってみました。ご指摘の通り触ってみると簡単に動きました(>_<)。このイプ発売開始当初のものなのでもう8年くらいは経っています。
『0.3mmで130丸のシートをカットして元々入っている2枚の130丸のゴムシートでサンドイッチして調整』
材質は何かお勧めありますか?紙を0.3mmの厚みになるようにすれば良いのかな....劣化でボロボロになるといやだけど....
のんた
が
しました
二枚のゴムの間に入れるので、そんなに、ぼろぼろにはならないかなぁ💦
厚みの選定は主鏡と爪押さえ金具の土台がほぼ平行になる厚みで良いので適当に試行錯誤してください。現状だと、爪金具のしたのゴムと主鏡が明らかに隙間が有ったので
これがゼロになる様なシートを追加すれば、爪金具の締め付けトルクも最小限で済むので、圧迫しやすい130Dも防止しつつ、主鏡が動かなくなります。
のんた
が
しました
撮影から画像処理まで早かったですねΣ(・□・;)
撮影計画のステラナビに写っている広域画像、いいじゃないですか!
こういう全体画像も撮ってみたいです^^
ご自宅からこれだけ撮れるのも凄いですが、露光時間を10時間くらいまで延ばせば、いい線行くと思うんですよね~。
淡い対象だけに、RGBもしっかり必要ですね!
ツインの今後が楽しみです^^
のんた
が
しました
ありがとうございます。
たしかに挟み込むなら紙でも何でも良い気がしますね。貴重な情報ありがとうございました。
のんた
が
しました
再度コメントありがとうございます。
ステラナビの画像美しいですよねー。これだけ撮れたら良いのですが。遠征した時アポゾナーでも撮ってみようかな。
10時間撮影もこれなら現実的になりますね。
このシステムでボトルネックになるのはカメラですね。そのうち冷却CMOSカメラ買ってたりして(笑)
のんた
が
しました
130の光軸問題を解決したらばっちりですね。
130Dのゴムシートは私のものもくるくる動きます。以前、気になって薄いコルクシートを挟んでみたことがあったのですが、今度は主鏡押さえの締め込みで主鏡圧迫が発生し、今は外しています。その時の記事です。
http://blog.livedoor.jp/sun_maru_3/archives/16900064.html
130Dの主鏡押さえ爪と主鏡の間にはクリアランスがあります。130Dの主鏡保持の考え方は、側面の主鏡押さえ3か所をガイドにして主鏡の軸方向は締めこまない、主鏡押さえ爪は脱落防止、のようなことかと思っています。
天文中年さんのご指摘通りゴムは劣化しますね。白っぽくなってきたら劣化の証拠でしょうね。一度、失敗したので主鏡押さえはあまり弄りたくないのですが、そうも言っていられなくなってきたかな。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
今回鏡筒を逆さに近いほど頭側を下げたんです。というのは水平方向(西向き)がビクセン赤道儀のホームポジションなのですが、この位置だと天井にカメラが当たってしまい
スライドルーフを閉じることが出来ません、よって鏡筒の頭を下げて保管したのですが、この頭を下げる行為が駄目だったのでしょうか?
1mmのコルクでは温度変化で主鏡圧迫が発生してしまうとのことですが、天文中年さんの仰るように0.3mm程度のシートなら問題ないのでしょうか?
このあたり難しそうですね。
のんた
が
しました
この天体、僕も撮ってみたいのですが、なかなか・・
ウチももうちょっと空が良ければなぁ。銀河の淡い腕の撮影が捗りそうなのですが・・
僕の方は、遠征+自宅で、2台の30cmF4でそれぞれ撮って、作品に仕上げようかと目論見中です。
幸か不幸か、遠州地方の遠征先ではシーイングが悪いので、、、自宅撮影の意味が生まれてきます。
イプシロンの主鏡の光軸は皆さん、苦労してるのですねぇ。
自分のはもうカタカタセルが言うくらいなので、また論外というか、違うところに原因がありそうなのですが、ゴムシートはたしかに劣化しているので、ここも見直しをした方がいいのでしょうね。
ただ、レーザコリメータで修正すれば問題ないことも確認はできたので、今後はレーザコリメータを忘れないようにしないと、と思いました。
のんた
が
しました
貴重な経験談、参考になります。
ちなみに、私のイプは0.3から0.4mm程度爪と主鏡にクリアランスがありました。
横からの主鏡3点固定のネジだけでは保持できないので、このクリアランスをほぼ0
設定すると爪の締め付けは最低限にして、調整すれば圧迫しないでセルに主鏡を
収めることができると思っています。
まぁ、夏場と冬場の気温差でガラスと金属の膨張率とか、考え始めると調整は
難しいですね。
おむすび星像はイプ130Dを所持している方は皆経験あると思います。
私も購入当初はやりました。(笑)
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
正直この淡い星雲を撮るのは無謀と思っていましたが、並列同架のテスト撮影には格好の対象と思い失敗覚悟で撮影してみました。
ツインなので夏の短い一晩(0時〜3時ちょい過ぎの3時間強)でも7時間40分の露光が得られたのは日本の貴重な晴れ間を活用できる有用な手段だと思います。
あとはカメラですね。来年には冷却CMOSカメラ欲しい所です。
遠征+自宅で30cm2台凄いですね。期待しています。
のんた
が
しました
なるほど、このような対象はしっかりRGBも撮って色を乗せてゆくわけですね。
この時期で一晩で7時間40分露出相当とは効率良いですね。うーんうらやましい。
あ~、のんたさんの所に冷却C-MOSが生えてくるのは、きっと年内の事になるでしょう。と予言しておきます。(^^;
まだ梅雨時期のポチリ菌が残ってますよ~ ポチっとな。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
はい、並列同架した当初はそのように(冷却CCDカメラでL、冷却6DでRGB)と思っていましたが、白黒冷却CCDカメラでRGBフィルターのカラー画像の方が色純度が高いと考えてRGBフィルターでも少ない枚数ですが撮っておくことにしました。そのうち冷却CCDだけ、冷却6Dだけの画像と今回の画像との比較もしてみたいと思っています。
いずれ6000万画素の白黒冷却CMOSカメラを購入して、ε-160ED側に取り付けてLのみ撮影し、ε-130D側にML16000+フィルターホイールを付けて撮影する予定です。来年と思っていますが.....我慢できるかな(笑)
のんた
が
しました
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
そうだったんですね!まだ見ていないので分かりませんが、とても嬉しいです。ありがとうございます。
でもこの写真送っていたんだってすっかり忘れていました(健忘症かな...やばいかも)
実は今朝この写真の夢を見たんです。それも20年以上前にBORG125ED+ペンタックス67でフィルムで撮影。スライドを透かして見ている自分。不思議な夢でした。
のんた
が
しました
今日が星ナビの発売日ですけど、実は天リフの
星ナビ10月号の紹介のページにのんたさんの作品が載っていました。
編集長の山口さんも今月のイチオシに書かれていますね。
これほど、新月期に天候が悪いと気持ちが滅入りますね。
8月は坊主だったので、今月こそは撮影に行きたいですけど、秋雨前線消えませんかね〜
のんた
が
しました
お祝いのメッセージありがとうございました。返事が遅くなり申し訳ありません🙇
天リフのコメント見ました。
本当に近年以上に天気が悪いと、ある程度の光害の残る地でもツイン撮影なら露光時間を掛けられるので、思った以上の結果が得られます。
もちろんこのシステムを暗い空で使えればそれ以上になりますね。
のんた
が
しました