先日ED70SSによるアンドロメダ銀河を公開しましたが、ASA10Nで同時に撮影していた本命のアンドロメダ銀河の処理がようやく完成しました。

アンドロメダ銀河(M31)
撮影日時:2021年10月9日20時02分〜 他10日、15日
撮影場所:岐阜県土岐市 自宅観測所
望遠鏡:ASA10N (25cm 950mm F3.8)
コレクターレンズ:ASA 3" Wynne Corrector (900mm F3.6)
カメラ:FLI ML16000 -25℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
Astrodon 5nm Ha Filter
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:ほしぞら工房オフアキシスリング+SX-SuperStar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光:L:10分×26枚、R:5分×16枚、G:5分×13枚、B:5分×20枚、Ha:15分×14枚
総露光時間:715分(11時間55分)
処理:
PixInsightにて各画像をWBPP、ABE、PCC後カラーチャンネルはRGB合成、Lは白黒RGBを加算合成した画像を加えてL+を作成。AS、HT後、StarNetでLRGB画像を星と星雲に分け、再度星雲のみLRGB分解。星のない星雲L画像のみDeconvolusionを掛ける。
星雲のみのRチャンネルにHαチャンネル(StarNetで星を消したHα領域)のみ比較明合成してRHαとして再度R(RHa)GB合成し、Psにて星雲のみL+RHaGB合成、星のみのL+RGB画像とLab画像に変換後L+RHaGB合成。コントラスト強調、色調補正、かぶり補正、ノイズ処理等。DenoiseAIでバックのみ50%ブレンドでノイズ処理。
自宅の撮影では一番の写りになりました。11時間超えが良かったかな。でもそろそろ遠征で撮ってみたいです(^_^;

アンドロメダ銀河(M31)
撮影日時:2021年10月9日20時02分〜 他10日、15日
撮影場所:岐阜県土岐市 自宅観測所
望遠鏡:ASA10N (25cm 950mm F3.8)
コレクターレンズ:ASA 3" Wynne Corrector (900mm F3.6)
カメラ:FLI ML16000 -25℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
Astrodon 5nm Ha Filter
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:ほしぞら工房オフアキシスリング+SX-SuperStar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光:L:10分×26枚、R:5分×16枚、G:5分×13枚、B:5分×20枚、Ha:15分×14枚
総露光時間:715分(11時間55分)
処理:
PixInsightにて各画像をWBPP、ABE、PCC後カラーチャンネルはRGB合成、Lは白黒RGBを加算合成した画像を加えてL+を作成。AS、HT後、StarNetでLRGB画像を星と星雲に分け、再度星雲のみLRGB分解。星のない星雲L画像のみDeconvolusionを掛ける。
星雲のみのRチャンネルにHαチャンネル(StarNetで星を消したHα領域)のみ比較明合成してRHαとして再度R(RHa)GB合成し、Psにて星雲のみL+RHaGB合成、星のみのL+RGB画像とLab画像に変換後L+RHaGB合成。コントラスト強調、色調補正、かぶり補正、ノイズ処理等。DenoiseAIでバックのみ50%ブレンドでノイズ処理。
自宅の撮影では一番の写りになりました。11時間超えが良かったかな。でもそろそろ遠征で撮ってみたいです(^_^;
コメント
コメント一覧 (8)
これまた凄いですねd( ̄  ̄)
銀河そのものも時間をかけて、描き出してるんでしょうが。。。
私が注目したのは星色ですね。
横にある大きな青い星が無いと、普段白や黄色の星ばかり目立つんですが。。
のんたさん作品は色がありますね。。地味に凄い\(//∇//)\
いつも星ばっかりのコメントであいすいません。。m(__)m
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
星の描写が下手くそなのでいつもこたろうさんに怒られていますが、またやっちまったかと思いました(笑)
時間を掛けたのが良かったのかな....よく分かりません(^_^;
(いくつかあったコメント編集させて頂きました)
のんた
が
しました
M31で12時間露光、しかもASA10Nというのはこれまで考えられなかったような世界ですね。
強拡大してHII領域の広がりや暗黒帯の切れ込みなどを眺めてみました(^^;)
長時間露光された作品が出回るようになってきましたがやはりHII領域の存在感が凄いですね。
遠征組は秘伝のたれ方式でどこまで頑張れるか。
しかし、複雑な処理ですね(^^;)(^^;)
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
毎年撮影するM31ですが、どれだけ詳細部が写せるのか試して見たくて10時間超えでかなり無理しています。拡大するとアラがみえるかも(笑)
正直やりすぎかなと思います。20時間超えなら許される処理かな....DECONにハイパス、スマートシャープ処理の3段重ねです(笑)
ここまでやると星に影響は免れないので分けました。RGBの白黒画像を加算合成してLに足しましたがどの程度効果があるのかな。
HⅡ領域のブーストのために、Hαをブレンドするのですが、赤ポチ部分のみREDチャンネルに加算しています。なかなか赤ポチのみの抽出がうまくいかなくて苦労しました。どうしても周囲の星雲にまでHαの影響が及んでしまうので....。皆さんどうやっているんでしょう。単純にHαチャンネルーREDチャンネルでは輝度差もありうまくいかなかったので。
のんた
が
しました
素晴らしいですね。
M31の写りにくいHa領域もバッチリですね。
私も、広島遠征で撮影したM31にHa追加撮影して赤いプチプチを
入れたくなりました。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
はい、こちらが本命のM31です。久しぶりに気合いを入れて処理してみたのですが、なんだか色が出ない。特に青。
やっぱり遠征値でないとピュアな青は出せないのか。もっと青を撮らないとだめなのかなと思っています。
赤ポチも最初はむちゃくちゃ目立っていました・・・というか浮いていました。
余り目立つと嫌らしいので、さりげない感じに抑えています。
のんた
が
しました
本気のM31、素晴らしいの一言です。
撮影時間もさることながら、処理の手順を拝見してもとても丁寧に、手の込んだことをされていて。。
そしてなんといっても作品自体の完成度も高いので印刷して飾っておきたいです。。
英語的には? Congraturations!ですね。
のんた
が
しました
過分なる評価して頂きありがとうございます。
このM31毎年撮っていて、昨年はε-160EDのファーストライトでした。今年はまだ撮影していなかったASA直焦点での撮影です。
折角撮るなら10時間超え(遠征地の暗い空ではないので10時間超えないと勝負にならない)と頑張ってみましたが、自宅ならさらに10時間必要な感じです。
くろさんのように暗い空に設置されたリモート観測所が欲しいです。
のんた
が
しました