カシオペアの真ん中の星のすぐ近くにある通称『ご苦労さん』星雲(IC59,IC63)です。
10/28から3日間掛けて撮影しました。
IC59 IC63

IC59,IC63
日時:2021年10月28日20時08分〜 
撮影地:岐阜県土岐市自宅観測所
望遠鏡:ASA10N+ASA 3" Wynne Corector+ ASA AAF3電動フォーカサー(900mm F3.6)
カメラ:ML16000 + CFW1-5+ ほしぞら工房社製オフアキシスリング −35℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters、Astrodon 5nm Ha and O3 Filters.
赤道儀:AXD赤道儀
ガイド:SX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光:L10分×8枚、R5分×4枚、G5分×3枚、B5分×8枚、Hα15分×14枚、OⅢ15分×18枚 (RGBは2bin)
総露光時間:10時間35分

処理:PixInsightにてWBPP、各コマを再度アライメントしたあと、RGB合成後RGB、L、Hα、O3をそれぞれDBE。RGB画像はAS、HT後保存。LはHT(星マスク)で強調し、PsCCでかぶり補正後LRGB合成。
PixInsightに戻り、LRGB画像をスターネットで星と星雲に分けて保存。HαもO3もStarNetでそれぞれ青雲だけの画像とする。LRGB、Hα、O3の星雲だけの画像をNRGBConbinationでRGB-AOOを作成。
PsCCにてRGBの星だけ画像と星のないRGB-AOO画像を合成。星雲近くの星が強調されすぎ(おおい焼きリニアー加算モード)るので、明るい星だけ元のRGB画像の星に置き換えたあと、全体の調子を整える(色調補正、コントラスト強調、ノイズ処理)して完成。

PixInsightのWBPPで前から不思議に思っていたこと。
スクリーンショット 2021-10-31 16.51.36
WBPP画面ですが、BIASが効いていないような感じです。Optimized Master Darkにチェックを付けるとBIASが効くようになるのですが....最終チェックでは、このOptimized Master Darkにチェックを付けなくてもOKとなります。問題ないのかな.....よく分からず使っています(^_^;


11/13追加
ED70SS+Cooled6Dで親子亀同架で撮影した分を処理しました。
笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡを付けたおかげで周辺像はかなり良くなりましたが、2インチ差し込みスリーブではCooled6Dが重すぎて撓んでしまい、星が流れてしまいました。
TUI ED70SS COOLED6D HEUIB2 L-EXTRME1500
IC59,IC63付近 APS-HサイズにCrop
2021年10月28日、29日、30日 自宅観測所
ED70SS+笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡ 400mmF5.7
Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)+HEUIB−Ⅱ、L-eXtremeフィルター
AXD赤道儀、ASA10Nにてオフアキシスガイド(ASA10Nに親子亀同架)
HEUIB-Ⅱ:300秒×48枚、L-eXtreme:600秒×23枚
総露光時間:470分

時間を掛けた割にはイマイチの写り。