12/4〜5に長野県阿智村に遠征しました。
この日は、でんでんさん、高木さん、ミッチーさんとご一緒。今年4月以来の遠征でテンションMAX。
今回の遠征の目的はもちろんレナード彗星です。
この日は氷点下-6℃まで下がり寒い夜でしたが、自宅の星ばかりで満点の星を久しく見ていなかった 目の保養になりました。やっぱり星の撮影は暗い空に限る。

今回遠征には機材に悩みに悩みました。結果的には望遠鏡はやめてApo-Sonnar135mmF2に先日瀬尾さんから譲っていただいたEOS6D(SEO-SP5)にポタ赤仕様のGPD赤道儀の組み合わせに落ち着きました。
ε-160ED+ε-130Dで並列同架で撮りたいところでしたが、現地到着が22時過ぎになり光軸調整がままならないことも理由の一つです。暗い空なら200mm前後の方が尾の全体像が写せるだろうと言うのもあります。

結果はこちら
レナード彗星2021年12月5日あららぎ高原 のコピー
レナード彗星C/2021A1
2021年12月5日4時35分~ 長野県阿智村
Apo-Sonnar135mmF2→2.8
EOS6D SEO-SP5
ポタ赤仕様のGPD赤道儀にてノータッチガイド
2分×42枚 ISO1600
総露光時間84分
フラットは現地でスカイフラット
WBPPにてキャリブレーション、ABE、DBE、CometAlignment、AS、HT等
PsCCにてマスク合成、被り補正、コントラスト調整、色調補正、ノイズ処理。

 尾が結構長く写っていたので白黒反転してみました。
135mmでもはみ出るほど尾が長かったです。
レナード彗星2021年12月5日あららぎ高原 のコピー


この彗星の前にいくつか撮影していました。
先ずは67Pとプレセペ星団です。
67P Apo-Sonnar135mmF2.8 EOS6DSP5 完成2 のコピー
67P(チュリモフ・ゲラシメンコ彗星) 
2021年12月5日0時36分~長野県阿智村
Apo-Sonnar135mmF2→2.8
EOS6D SEO-SP5
ポタ赤仕様のGPD赤道儀にてノータッチガイド
2分×33枚 ISO1600
総露光時間66分
フラットは現地でスカイフラット
WBPPにてキャリブレーション、ABE、DBE、CometAlignment、AS、HT等
PsCCにてマスク合成、被り補正、コントラスト調整、色調補正、ノイズ処理。 

おまけ


クラゲApo-Sonnar135mmF2.8 EOS6DSP5 のコピー
くらげ星雲〜モンキー星雲付近
2021年12月4日23時05分~ 長野県阿智村
Apo-Sonnar135mmF2→2.8
EOS6D SEO-SP5
ポタ赤仕様のGPD赤道儀にてノータッチガイド
2分×35枚 ISO1600
総露光時間70分
フラットは現地でスカイフラット
WBPPにてキャリブレーション、ABE、DBE、AS、HT等
PsCCにてマスク合成、被り補正、コントラスト調整、色調補正、ノイズ処理。

カモメ星雲Apo-Sonnar135mmF2.8EOS6DSP5完成2 のコピー
カモメ星雲付近
2021年12月5日1時45分~ 長野県阿智村
Apo-Sonnar135mmF2→2.8
EOS6D SEO-SP5
ポタ赤仕様のGPD赤道儀にてノータッチガイド
2分×32枚 ISO1600
総露光時間64分
フラットは現地でスカイフラット
WBPPにてキャリブレーション、ABE、DBE、AS、HT等
PsCCにてマスク合成、被り補正、コントラスト調整、色調補正、ノイズ処理。
 
レナード彗星思ったより暗く小さくかんじました。見積もって5-6等。双眼鏡では尾まで見えますが、
肉眼では分かりませんでした。この撮影地は東側に飯田市の街灯りがあり思ったより暗くなかったのは残念でした。
でも久しぶりの遠征はやはり良かったです。来年はもう少し遠征を楽しみたいですね。