先日ヤフオクの望遠鏡部品で良いのないかなと流していたら、見慣れない光軸調整ツールが出品されていました。『OCAL Electronic Collimator Pro』というPC画面で光軸調整出来るツールみたいです。
HPはこちら
専用ソフトウエアで光軸を合わせることができるため、使いやすそうだなと入札しましたが、結局新品で買える価格以上(結局落札価格は3万円に)になってしまったので26000円までで諦めアリババで新品購入しました。(送料込みで28,000円)
1/18位に注文して2/2に到着しました。
左からスマホ(アンドロイドのみ対応)接続用コネクタ、48mm接続用メスリング、31.7mmアメリカンアイピース規格スリーブ、OCAL Electronic Collimator本体です。(iOSにはまだ対応していないようです)
本日2/7、ソフトをインストールしてR200SSで光軸調整の練習をしてみました。
先ずは、購入したOCAL Electronic Collimatorに刻印してあるSN番号をチェックします。
この個体のSNは『1d993』でした。
ダウンロードしたソフトウエアフォルダ内にエクセルファイルがあり、このSN番号に一致した番号を探します。
これをコピーして、アプリケーションフォルダ内のfocus.txtファイルを開き、ペーストします。
これで前準備は終了です。
R200SSを自宅に持ち込んで接続しようとしましたが、この望遠鏡斜鏡のセンターマークが付いていませんでした。まずはセンターマーク付けから。
この望遠鏡は斜鏡がオフセットされていますが、その値が分かりません。いろいろwebで調べてみましたが、5.4mmだったり4mmだったり。うーん、どっちやねん(笑)
悩んでも仕方ないので、直接ビクセンに聞いてみました。
結果はオフセット3.8mmだそうです。早速マークを付けました。
2/9ビクセンに再度確認したところやはり3.8×√2=5.37mmだそうです。
もう一度センターマークを付け直さないといけません(>_<)
マークを付ける前の斜鏡。 長径95mm、短径70mmです。
適当に紙でなぞって短径長径を測って中心から斜鏡から爪と反対側へ3.8mm位の場所に油性マーカーで印を付けました。適当すぎるかな....(笑)
斜鏡元にもどして筒先から覗いた所。
本体をUSBでPCに接続します。自動でドライバーがインストールされます。
OCAL1.32EN.exeをダブルクリックして起動します。
アプリが立ち上がり、画面右にバーが出てきます。
カメラの電源を入れるとカメラに写った望遠鏡内部がみえます。
明るさやフォーカスを調整して先ずは、サークル1をオンにして(緑の円)接眼部外周に大きさと位置合わせをします。(これにより接眼部固有のセンターが出せます)
次にサークル2をオンにして斜鏡の光軸調整ネジを使って赤色の円を主鏡外周に合わせます。
そして緑の円の大きさを変えて斜鏡の外周に合わせます。
バーの一番下にある『Star Settings』を押すと上の写真のような十字線が出ます。
斜鏡のセンターマークにピントを合わせてセンターマークと十字線を斜鏡調整ネジで合わせます。
次に赤い円に主鏡が一致するように斜鏡調整ネジで合わせます。
最後に主鏡調整ネジで主鏡の角度を調整します。
まだちょっとズレていますが、結構見やすいですし、画面見ながら調整出来るのは良いですね。
最後にいつも使っているタカハシ製のコリメーションアイピースを使って確かめてみました。
実際の星でチェックしてみないと分かりませんが良さそうな感じです。
今回新しい光軸調整治具を購入しました。初めて使って良さそうな点を挙げてみます。
1)画面を見ながら調整出来る
2)フォーカス調整機構が備わっているので、見たい所にピントが合わせられる
3)サークルを接眼部内周に合わせることで正確なセンターがだせる。
4)接眼部を覗かないので視差による誤差がない
もう少ししっかり使い込んで他の望遠鏡にも使ってみようと思います。
使用方法のビデオはこちら
説明書はこちら
2/13更新
センターマークを5.4mmに付け直して再度光軸合わせ直しました。
2/20 ASAも光軸調整してみました。
なかなか斜鏡と主鏡が円に合わず苦労しました。
強風の中テスト撮影してみました。
ASA10N+EXtenderPH+ML16000 60秒
AXD赤道儀にてノータッチガイド
星が少し楕円です。星の重心がやや左よりな感じです。
少しズレています。
この後曇ってしまったのでEXtenderPHのバックフォーカス調整まで出来ませんでした。
R200SSの時は、1.5mm厚のシムリングをExtenderPHの後端に咬ましたら周辺像が改善しました。
ASAの場合はどうでしょうか....また明日以降星で調整してみます。
HPはこちら
専用ソフトウエアで光軸を合わせることができるため、使いやすそうだなと入札しましたが、結局新品で買える価格以上(結局落札価格は3万円に)になってしまったので26000円までで諦めアリババで新品購入しました。(送料込みで28,000円)
1/18位に注文して2/2に到着しました。
左からスマホ(アンドロイドのみ対応)接続用コネクタ、48mm接続用メスリング、31.7mmアメリカンアイピース規格スリーブ、OCAL Electronic Collimator本体です。(iOSにはまだ対応していないようです)
本日2/7、ソフトをインストールしてR200SSで光軸調整の練習をしてみました。
先ずは、購入したOCAL Electronic Collimatorに刻印してあるSN番号をチェックします。
この個体のSNは『1d993』でした。
ダウンロードしたソフトウエアフォルダ内にエクセルファイルがあり、このSN番号に一致した番号を探します。
これをコピーして、アプリケーションフォルダ内のfocus.txtファイルを開き、ペーストします。
これで前準備は終了です。
R200SSを自宅に持ち込んで接続しようとしましたが、この望遠鏡斜鏡のセンターマークが付いていませんでした。まずはセンターマーク付けから。
この望遠鏡は斜鏡がオフセットされていますが、その値が分かりません。いろいろwebで調べてみましたが、5.4mmだったり4mmだったり。うーん、どっちやねん(笑)
悩んでも仕方ないので、直接ビクセンに聞いてみました。
2/9ビクセンに再度確認したところやはり3.8×√2=5.37mmだそうです。
もう一度センターマークを付け直さないといけません(>_<)
マークを付ける前の斜鏡。 長径95mm、短径70mmです。
適当に紙でなぞって短径長径を測って中心から斜鏡から爪と反対側へ3.8mm位の場所に油性マーカーで印を付けました。適当すぎるかな....(笑)
斜鏡元にもどして筒先から覗いた所。
本体をUSBでPCに接続します。自動でドライバーがインストールされます。
OCAL1.32EN.exeをダブルクリックして起動します。
アプリが立ち上がり、画面右にバーが出てきます。
カメラの電源を入れるとカメラに写った望遠鏡内部がみえます。
明るさやフォーカスを調整して先ずは、サークル1をオンにして(緑の円)接眼部外周に大きさと位置合わせをします。(これにより接眼部固有のセンターが出せます)
次にサークル2をオンにして斜鏡の光軸調整ネジを使って赤色の円を主鏡外周に合わせます。
そして緑の円の大きさを変えて斜鏡の外周に合わせます。
バーの一番下にある『Star Settings』を押すと上の写真のような十字線が出ます。
斜鏡のセンターマークにピントを合わせてセンターマークと十字線を斜鏡調整ネジで合わせます。
次に赤い円に主鏡が一致するように斜鏡調整ネジで合わせます。
最後に主鏡調整ネジで主鏡の角度を調整します。
まだちょっとズレていますが、結構見やすいですし、画面見ながら調整出来るのは良いですね。
最後にいつも使っているタカハシ製のコリメーションアイピースを使って確かめてみました。
実際の星でチェックしてみないと分かりませんが良さそうな感じです。
今回新しい光軸調整治具を購入しました。初めて使って良さそうな点を挙げてみます。
1)画面を見ながら調整出来る
2)フォーカス調整機構が備わっているので、見たい所にピントが合わせられる
3)サークルを接眼部内周に合わせることで正確なセンターがだせる。
4)接眼部を覗かないので視差による誤差がない
もう少ししっかり使い込んで他の望遠鏡にも使ってみようと思います。
使用方法のビデオはこちら
説明書はこちら
2/13更新
センターマークを5.4mmに付け直して再度光軸合わせ直しました。
2/20 ASAも光軸調整してみました。
なかなか斜鏡と主鏡が円に合わず苦労しました。
強風の中テスト撮影してみました。
ASA10N+EXtenderPH+ML16000 60秒
AXD赤道儀にてノータッチガイド
星が少し楕円です。星の重心がやや左よりな感じです。
少しズレています。
この後曇ってしまったのでEXtenderPHのバックフォーカス調整まで出来ませんでした。
R200SSの時は、1.5mm厚のシムリングをExtenderPHの後端に咬ましたら周辺像が改善しました。
ASAの場合はどうでしょうか....また明日以降星で調整してみます。
コメント
コメント一覧 (14)
このコリメーター、南紀リモート天文台の仲間内で流行ってます(笑)
私はこのコリメーターを使ったことが無いのですが、イプシロンでも問題なく使用できるようで、フォーカース調整まで付いているとは、至れり尽くせりですね。
R200SSの星像チェックが良好であれば、、その時は私もポチります^^
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
皆さん使ってみえるんですね。全然知らなくて、ヤフオクで知った次第です。
使った感じなかなか良さそうですよ。
星像チェックは今載せたままになっているASA10Nでやってみますね。(やはり完治まで2ヶ月以上掛かりそうです)
のんた
がしました
ニュートン専用なのでしょうか?
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
そうなんです。こんなのあったんですね。
YOUTUBEの説明動画にカセグレンもあったのでニュートン以外でも大丈夫だと思います。
のんた
がしました
イプでも使えるとのことなので欲しくなってきました。
似たようなものでRC用のTSRCKOLLI TOOLも気になっています。
便利なツールがどんどん出てきますね。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
RC用のTSRCKOLLI TOOL僕も気になっていました。
結局購入に至りませんでしたが、このOCAL Electronic CollimatorでもRCで使えるのではと期待しています。
腕が治ったらRCでも試してみますね。
のんた
がしました
斜鏡のオフセットって中心のオフセットですよね?なので、鏡面上では3.8x√2で5.4mmってことではないのですか??
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
やはりそうなんですか?
このあたり2回電話してビクセンに念を入れて確認したのですが、√2を掛けた5.4mmではなく3.8mmずらすとのことでしたので、3.8mmにしました。
本当のところは5.4mmなのでしょうか.....。確かにググってみると5.4mm(3.8×√2)としている人が多いですね。
今回この3.8mmで合わせてみると、主鏡の光路が斜鏡の右端に寄ってしまいます。大丈夫なのかな....。5.4mmにするともっと右に寄ってしまい斜鏡から主鏡が一部欠けてしまいそうです。
のんた
がしました
R200ssの筒中心から焦点面までの距離ってわかりますか?
あと、斜鏡の短径もお願いします
のんた
がしました
もう一度センターマークを付け直して光軸調整します。
のんた
がしました
やっぱりそうなりましたか
イメージサークル43mm、中心から焦点面までの距離170mmで計算したら、軸オフセットが3.8mmとなりました
今まで、フラット画像の等光度線が偏っていたってことはないんですか??
のんた
がしました
詳細にありがとうございます。
オフセット3.8mm正しいですね。
今まではセンターマークなしで調整していたのですが、特に問題となる星像やフラット画像が偏っていたことはありませんでした。
のんた
がしました
Hotech式よりも簡単でしょうし、他の調整機器も差し込みに加えてネジ接続もあればいいのに、と思いました。オートコリメーターなんかは特に敏感なので。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
ねじ込みによる接続が出来るのはありがたいですよね。差し込み式だとねじ込み固定によって毎回微妙に固定位置が変わってしまい、どこにあわせて良いかわからなくなります。
差し込みで行いましたが、平行を保つための微調整出来るリングを間に挟んでいるので大丈夫かなと思っています。毎回調整しなきゃいけないのが面倒ですが(笑)
48mmメスリングが付属していますが、手持ちの望遠鏡に合わせた径の接続リングを用意すればさらに精度が上がります。
のんた
がしました