先日のCANP2022でデジカメ星空診断という講演がありました。
事前に参加者が一定の条件下で星空を撮影し、空の暗さを定量的に測定するというものです。

そのサイトはこちら
https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-2.html

デジカメで撮影して、ここにアップロードすると、夜空の明るさを客観的に評価できる数値「等級(mag /□”):マグニチュードパー平方秒角」として表示されます。(空が暗いほど数値が大きくなります)


 以前より自宅観測所の明るさはどの程度なのか気になっていました。
一応ブロードバンドで撮影が出来ていて、入選経験もあることからそれほど悪いわけではないと思っていますが、それでも長野県阿智村のような暗い遠征地とは比較にならないほど明るいです。

空の明るさのめやす

スクリーンショット 2022-06-06 17.33.51

大都会だと17未満、住宅地だと18-19、郊外なら19−20、理想的な遠征地は21以上ですね。
これでみると、自宅は19−20の『郊外の暗さ、天の川が見え始める』って感じです。良いときは天の川が確認できます。

実際撮影してみました。

スクリーンショット 2022-06-06 17.38.32
スクリーンショット 2022-06-06 17.38.39
スクリーンショット 2022-06-06 17.38.54
スクリーンショット 2022-06-06 17.39.03
スクリーンショット 2022-06-06 17.39.10
データ転送先
https://dcdock.kodan.jp/upload/
 

結果はこちら

LIGHT_30s_800iso_f5-6_+24c_20220524-01h23m25s387ms のコピー
自宅観測所から天頂付近の星空
2022年5月24日01時23分 岐阜県土岐市自宅観測所
EOS6D(SEO-SP5)+EF24-105mmF4 (50mm F5.6)
ISO800 30秒露光(固定撮影)長時間露光ノイズ低減オン。


測定結果です。

スクリーンショット 2022-06-06 17.15.05
おお、20超えているやん。思ったより良いかも。
撮影時間が01時過ぎだったのも良かったかもしれません。
経験上23時過ぎると空が暗くなります。日没から1時間半後の20時30分〜21時頃だと19台になっていたと思います。

20.12mag/arcsec2ってどこと同じくらい何だろう...知っている場所をチェックしてみました。
空の明るさ

撮影時間が20時前後なので比較できませんが、自宅は01時位になればそれなりに遠征地の明るいところと同等みたいですね。
天体撮影するには良いところに住んでいるんだなあと改めて感じました。