一昨日の未明、M27をナローバンドフィルターで撮影した際、フィルターホイールに搭載したSⅡとOⅢを誤って登録して撮影していました。OⅢを撮影したのに中心部のフィラメント構造しか写らず、SⅡは逆に周囲に広がるガスが写りました。ブロードバンドでの撮影の印象からすると、どう考えても逆の写り。一旦フィルターホイールを分解してフィルターを再確認してみるとやはり逆でした。

 本来ならCFW2-7を購入してL、R、G、B、Hα、OⅢ、SⅡを一つのフィルターホイールに搭載できれば問題解決なのですが、今やCFW2-7を手に入れるのは至難の業。円安ということもあってゲットすることは半ば諦めています。そのため目的に応じて2つのフィルターホイールにフィルターの組み合わせを変えながら撮影しています。

(今回は下の写真のように2つのフィルターホイールにナローフィルターをそれぞれ分けて搭載していましたが、フィルターを交換(Lフィルターを外してSⅡを搭載(左側のフィルターホイール))してから時間が経ち、どこに何をセットしたのか忘れてしまいました)
 
 いちいちフィルターを外して確認するのも面倒だし、フィルターを傷つける可能性もあるため、フィルターの縁の色で判別できないか比較してみることにしました。
 アストロドンフィルターの色味の違い.001

 ナローバンドフィルターは外周部分に色が付きます。(ブロードバンドフィルターも色が付いていますが、ナローほどはっきりしていません)
この色味とフィルターに特徴があれば色を確認するだけでフィルターの種類が同定できます。

結果
Hα・・・・・深い緑
OⅢ・・・・・紫
SⅡ・・・・・Hαよりやや淡い緑

でした。
ここにアップして忘れないようにしようと思います。

※ SⅡフィルターのみフィルター横の文字が他のナローバンドフィルターとは逆向きに刻印されていました。どうしてなんでしょう? フィルターには向きがあり、縁に色が付く方が望遠鏡側と理解しています。文字の刻印も向きに関係すると思っていたのですが、SⅡだけ文字の方向が逆。方向合っているのか心配になりました。ご存じの方みえましたらコメント下さい🙇