10月15日から3日間晴れ間が続きようやく撮影が出来ました。
撮影好期は過ぎてしまいましたが、表題の対象はまだ撮影したことがなかったので30cmRCで撮影してみました。
薄明終了となる18時30分頃にはほぼ天頂付近にあります。その後は光害のある西側へ移動していくので夕方の空の明るさも相まって条件は厳しいです。露光時間を10時間以上を目標にしました。
NGC7331Stefan5完成4 6000
NGC7331とステファンの五つ子
撮影日時:2022年10月15日19時52分〜、他18日、19日
撮影場所:岐阜県土岐市駄知町 自宅観測所
望遠鏡:GS-300RC(2440mm F8)
コレクター:Teleskop-Service TSRCFlat3(3インチ1.0倍フラットナー)
カメラ:FLI ML29050 -30℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:SX-Superstar+PHD2+N.I.N.Aにてオフアキシス、ディザリングガイド 
露光:L:600秒×32、R:300秒×13、G:300秒×12、B:300秒×20 (RGBは2×2bin)
総露光時間:545分(9時間5分) 
処理:
1)PixInsightにてWBPP(2xDrizzleには各チャンネル15枚必要だったので、足りない分はコピー) 
2)LのみABE+DBE、MS+HT後decon+Weblet変換。 
3)RGB合成後DBE、ABE、PCC、AS、HT等
4)PsCCにてLRGB合成、ゴミ処理、カブリ処理、ノイズ処理等

20日も晴れたのですが、仕事で撮影出来ず。翌21日から天気が良くない予報のため追加撮影は諦め処理しました。思ったより写りましたが、微細構造がイマイチ。19日は透明度が良い日でしたが、15日、18日は途中で何度も曇られたり、透明度が良くない感じでした。WBPPでは画像の良し悪しがあってもWeightを自動調整してくれるのでよほど悪いコマ以外はそのまま突っ込みました(笑)。所詮写りが悪いものはそれ以上にはなりませんね。実質的な露光時間は5時間相当かもしれません。

2倍ドリズルして一辺が12000ピクセルあるので、それぞれをクロップしてみました。
NGC7331 のコピー
NGC7331部をCrop

ステファンの五つ子ドリズルありクロップ のコピー
ステファンの五つ子付近をCrop