先週の土曜日から2泊で長野県阿智村にある栗矢観測所に遠征しました。
この施設は、知り合いの方が運営されているもので、一般にも開放されています。最近は新月期には半年程予約でうまるくらい人気でなかなか利用できません。IMG_8897
標高は700Mほどです。
周囲は畑や田んぼが広がって結構見晴らしは良いです。IMG_8886
北側
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東側
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南側
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西側

東にやや高い林があり、20〜30度程度の高さがあります。

施設の中は....
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一通り揃っていますので、宿泊するにも不自由しません。

撮影はこちらで行いました。
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施設の外にレンガ造りの4m×4m程の囲いがあり、電源も来ています。

今回は黄砂が結構あって、遠くの山が霞んでいました。その上GPVでは晴れたり曇ったりの微妙な天気予報で条件は良くなかったのですが、折角予約を取ったので、遠征決行。
結局は土曜日は予報に反してほぼ一晩中快晴でした。(GPVは当てにならないですね)
 しかし、2泊目の日曜日の夜は、夕方になってどんどん雲が増えてきて結局一晩中晴れることなく空振りに終わりました。(GPVの予報通りでした(笑))

 二晩目も同じ対象を撮り、露光時間を延ばす予定でしたが、結局は一晩だけの撮影となってしまいました。次回遠征する予定もないので仕方なく画像処理を行いました。

MALCARIAN LRGB_SPCC_MS_HT_AS_BXT_PS 2000
マルカリアン付近
撮影日時:2023年4月22日 19時43分〜
撮影地:長野県阿智村 栗矢観測所
望遠鏡:ASA10N(950mmF3.8ニュートン)
コレクター:ASA3インチWynne Corrector(0.95倍で900mmF3.6)
カメラ:FLI ML29050 -30℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:AXD赤道儀
ガイド:オフアキシスガイド(ほしぞら工房社製ASA3インチWynne Corrector用オフアキリング)
撮影ソフト:N.I.N.A.+ステラナビゲータ12+PHD2
処理ソフト:PixInsight(WBPP、ABE、SPCC、LRGB、BXT、AS、MS、HT)
      PsCC(カブリ補正、コントラスト強調、ノイズ処理)、NXT。
露光時間:L5分×8枚、R5分×8枚、G5分×8枚、B5分×8枚(RGBは2bin)
総露光時間:5分×8枚×4セット=160分(2時間40分)

ARP286 RGB_SPCC_HT_AS_BXT_ps 2000
Arp286付近
撮影日時:2023年4月23日0時21分〜
他撮影場所、機材は同上。
露光時間:L5分×4枚、R5分×3枚、G5分×3枚、B5分×3枚(RGBは2bin)
総露光時間:5分×4枚+(5分×3)×3セット=65分(1時間05分)
M8と猫の手星雲の2 のコピー
M8干潟星雲と猫の手星雲
撮影日時:2023年4月23日1時36分〜
他撮影場所、機材は同上。
露光時間:L5分×8枚、R5分×4枚、G5分×4枚、B5分×6枚(RGBは2bin)
総露光時間:40分+70分=110分


昨年11月以来の久しぶりの遠征でしたが、やはり遠征は良いですね。自宅の明るい空と比べるとバックの暗さが桁違いです。

今回ASAの接続リングをしばたさんに作り替えてもらいました。
作り替える前のフラット画像
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かなり周囲がけられてしまいます。
そして今回の拡大したリングがこちら
スクリーンショット 2023-04-17 20.40.42

四隅が暗くなっていますが、それでもかなり改善しています。

新旧リングはこちら
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右が古い開口径の小さなオフアキリング。左が今回作って頂いた開口径の大きなリングです。その差は6mmですが、数字以上に結構大きく見えます。
ASA10N用大口径オフアキリング.007
簡易的な設計図です。

最初テスト撮影してみると問題発生しました。
スクリーンショット 2023-04-26 0.49.07
右側がかぶっています。
調べると、横のフィルターからの迷光がセンサーに感光しているようでした。
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今回作って頂いた改造したCFW1-5。(開口径60mm)
他のフィルターが見えます。またフィルター押さえリングとネジが白と地金のままです。これらが問題となっているのは明らかでした。
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こちらは古い改造CFW1-5です。開口径は54mm。 こちらは隣のフィルターは見えませんし、フィルター抑えも黒です。

そこで、隣のフィルターが見えている部分とフィルター抑え部分を黒テープで覆ってみました。
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FLAT Ha 60mm offaxisis ring2
右上に淡くカブリが見えますが、かなり改善しました。

開口径を大きくする事で周辺のケラレはかなり改善したのですが、反面隣のフィルターからの光を受けてカブリが出てしまいました。その部分を覆うことでかなりの改善が得られたので、もう少し追い込んでいこうと思います。(今回はこの少しカブリの状態でフラット撮影し、遠征でも撮影しています)