先週もそうでしたが、週末は天気が悪く家でゆっくりしています。
天気が崩れる前の木曜日に撮影した写真を処理しました。

 撮影した日は下弦の月でしたが南半球にいたため、月の出は比較的遅かったので12時過ぎまで露光出来ました。といっても3時間が限度だったので白黒カメラはやめて、今回初めてASA10NにカラーCMOSカメラを付けて撮影することにしました。
 夜半前はまだ夏の星雲が撮れないので銀河狙いとなります。流石に900mm直焦点+APS-Cカメラでは1400mm程度の写野では迫力に欠けます。ASA10Nは純ニュートン反射でF3.8なのでビクセンのEXtenderPHが使えます。1.4倍なので950mm×1.4倍=1330mmF5.3となります。ASI2600MCProの画角で計算するとフルサイズ換算で2000mm弱になり、系外銀河も狙える焦点距離になります。
IMG_9149

このシステムで撮影したクジラ銀河付近です。
ngc4631
クジラ銀河付近(NGC4631とNGC4656銀河)
撮影日時:2023年5月11日20時53分〜 
撮影地:岐阜県土岐市駄知町自宅観測所
望遠鏡:ASA ASA10N(950mm F3.8)ニュートン反射
コレクター:Vixen EXtenderPH (1.4倍で1330mm F5.3)
カメラ:ZWO ASI2600MCPro -10℃、Gain100、Offset50
フィルター:なし
赤道儀:Vixen AXD赤道儀
ガイド:SX-Superstar+PHD2+N.I.N.A.にてオフアキシスガイド
露光:5分×36枚(180分)
処理:PixInsightにてWBPP、モアレ除去のためドリズルIntegration。ABE、SPCC、MS、AS、GHS,CT,BXTなど。PsCC2023にてカブリ補正、ムラ補正、色調補正、ノイズ処理。

まあまあの空だったのである程度カブリも少なく撮影出来ました。
このシステムでも結構いけそうです。