まさかの梅雨真っ只中の新月期に晴れるとは思わず、金曜日は夜勤を入れてしまっていたので皆が遠征で撮影している中仕事していました。
 翌日夜も晴れだったので、先月M101に出現した超新星SN2023ixfを撮影してみました。
 SN2023ixf_LRGB2 PSCC 4000
SN2023ixf in M101 (6/17)
撮影日時:2023年6月17日20時41分〜
撮影場所:岐阜県土岐市 自宅観測所
望遠鏡:ASA10N(950mm F3.8) 
コレクター:ビクセンExtenderPH(1330mm F5.3)
カメラ:FLI ML29050 −20℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀
ガイド:SX-Superstar+PHD2+N.I.N.A.にてディザリングオフアキシスガイド 
露光:L5分×10枚、R5分×6枚、G5分×6枚、B5分×10枚(RGBは2bin)
総露光時間:160分(2時間40分)
処理:PixInsightにてWBPP。L画像はABE、MS、HT。RGBはABE、SPCC、AS、HT、GHS。LRGB合成後:CT、HT。PsCC:カブリ補正、ノイズ補正(CameraRAW、NXT50%)

なんだか霞んだような空でイマイチの写りでした。前日の金曜日の方が透明度が良かったようです。

5月23日、31日の分を並べて比較してみました。 
‎SN2023ixf のコピー
少し光度が落ち、青みが少なくなってきている感じです。
カメラとフィルターがそれぞれ全て違います。空の状態や処理が完全に同じではないので厳密には比較できませんが、かなり仕上がりの印象が違います。
一番右の写真(今回)がML29050とアストロドンIシリーズの組み合わせなのですが、他と比べてかなり青みが強いです。以前の撮影でも同じ印象を持っています。自宅のような中光害地では青色の減衰が激しいのである意味良い特性を持っているなと思います。


また晴れたら経過を追ってみようと思います。