先日のASA10Nの撮影で、久しぶりに親子亀方式でED70SSを載せて同時撮影を行いました。
笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡはバックフォーカスを変化させる機構が備わっているので、色々な鏡筒で最適なバックフォーカス位置に調整出来るのが売りです。
笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡのバックフォーカスの適正値は55mmとのことでしたが、今までしっかりと調べていませんでした。
今回バックフォーカス値を55mmで撮影した画像を拡大すると周辺星像がかなり肥大しています。
これでは強調処理したときにかなり星が肥大し見れたものではなくなります。
取り敢えずバックフォーカス値を55mmから70mmまで5mmづつ変化させてみました。
バックフォーカス値60mmの星像です。
少し良くなってきました。
バックフォーカス値65mmの位置の星像
さらに良くなっています。
バックフォーカス値70mmの位置の星像
問題ないレベルまで改善しました。
この状態で北アメリカ星雲を撮影してみました。
北アメリカ星雲とペリカン星雲
撮影日時:2023年7月18日20時37分〜
撮影地:岐阜県土岐市自宅観測所
望遠鏡:ビクセンED70SS(400mmF5.7)
コレクター:笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡ
カメラ:Seo-Cooled6D(SEO-SP4C) -2℃
フィルター:IDAS HEUIB-2
ガイド:ノータッチ
露光:1分×49枚 ISO3200
総露光時間:49分
薄雲がある空の状態が良くなかったためかぶりが酷く、コントラストが良くないのはご容赦下さい。
拡大してみました。
フルサイズ周辺部でも結構良い線行っています。
当然最新のRedCat、FRAやFL55SS等と比べたらひけを取るでしょうがこれだけ写ってくれれば大満足です。
購入価格5万円弱だったと思いますが、コスパ良いですね。
おまけ
バックフォーカス値を70mmに設定する前に55mmで撮影した画像がBXT(BlurXTerminator)でどこまで改善するか試して見ました。
先ずはバックフォーカス55mmの写真です。
APS-Cどころか1インチサイズくらいまでしか使えないですね。
BXTを掛けた画像は画像はこちら。
良くはなりましたが、流石にこれでOKとはなりませんでした。
笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡはバックフォーカスを変化させる機構が備わっているので、色々な鏡筒で最適なバックフォーカス位置に調整出来るのが売りです。
笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡのバックフォーカスの適正値は55mmとのことでしたが、今までしっかりと調べていませんでした。
今回バックフォーカス値を55mmで撮影した画像を拡大すると周辺星像がかなり肥大しています。
これでは強調処理したときにかなり星が肥大し見れたものではなくなります。
取り敢えずバックフォーカス値を55mmから70mmまで5mmづつ変化させてみました。
バックフォーカス値60mmの星像です。
少し良くなってきました。
バックフォーカス値65mmの位置の星像
さらに良くなっています。
バックフォーカス値70mmの位置の星像
問題ないレベルまで改善しました。
この状態で北アメリカ星雲を撮影してみました。
北アメリカ星雲とペリカン星雲
撮影日時:2023年7月18日20時37分〜
撮影地:岐阜県土岐市自宅観測所
望遠鏡:ビクセンED70SS(400mmF5.7)
コレクター:笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡ
カメラ:Seo-Cooled6D(SEO-SP4C) -2℃
フィルター:IDAS HEUIB-2
ガイド:ノータッチ
露光:1分×49枚 ISO3200
総露光時間:49分
薄雲がある空の状態が良くなかったためかぶりが酷く、コントラストが良くないのはご容赦下さい。
拡大してみました。
フルサイズ周辺部でも結構良い線行っています。
当然最新のRedCat、FRAやFL55SS等と比べたらひけを取るでしょうがこれだけ写ってくれれば大満足です。
購入価格5万円弱だったと思いますが、コスパ良いですね。
おまけ
バックフォーカス値を70mmに設定する前に55mmで撮影した画像がBXT(BlurXTerminator)でどこまで改善するか試して見ました。
先ずはバックフォーカス55mmの写真です。
APS-Cどころか1インチサイズくらいまでしか使えないですね。
BXTを掛けた画像は画像はこちら。
良くはなりましたが、流石にこれでOKとはなりませんでした。
コメント
コメント一覧 (4)
のんたさんのスキルと探究心あってこその結果ではないでしょうか。お見事です。
それにしても、笠井のマルチフラットナーIIはバックフォーカスを簡単に変えられるんですね。面白い製品ですね!
周辺まで星がビシッとしていると気持ちいいですね~。
いいなぁ。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
お金があれば、RedCatとかFL55SSとか手に入れていますが、色々物入りでなかなか買えないでいます。
でも手持ちのガイド鏡として使っていたED70SSがここまで写ってくれるとは、ありがたい驚きでした。
純正のレデューサーもありましたが、APS-CまでですしASコーティングする前の旧世代の望遠鏡のレデューサーで評判もそれほどではなかったため入手しませんでした。
手持ちにBORG0.85倍レデューサーの7887があったのでバックフォーカスをリングで400mmに合わせてみたのですが、周辺星像は流れてしまい結局良像範囲はAPS-C程度でした。
この笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡはバックフォーカス調整が出来るので色々な望遠鏡の最適値に合わせられるのが良いですね。
強いて言えば2インチ差し込みなのが残念です。冷却6Dなどの重いカメラで長時間露光だとたわむのでガイドが流れます。ヒップサポートもどきでカメラを支えたり、ゴムバンドでカメラを引っ張ったりしてなんとか流れないようにしています。
のんた
がしました
補正レンズを使た場合は四隅の星像が気になりますが、バックフォーカスを変えて最適位置を探すというのは実は面倒な作業で、GS200RCとTSFlat2,5やCCDT67の組み合わせで最適位置を探そうとチャレンジしたことがありますが、ビシッと決まる前に妥協して今の使い方になっています。
最近はフルサイズを使う機会が少ないので、「まあいいか」な状態で使っています。
のんた
がしました
コメントありがとうございます。
たしかマルさんもこの笠井のED屈折&RCフラットナー2をねじ込み固定で使用されている記事を書かれていましたよね。
その記事のコメント欄に2インチ差し込み部が外れるとのコメントがあり、僕も外せないか試してみましたが、かなり硬くて回りませんでした。
でももう一度壊すつもりでやってみようかなぁ。やっぱり差し込み固定は不安定なんです。
のんた
がしました