この満月期は連日晴れていました。この日も下弦前の大きな月がありましたが折角晴れていた事、最近2週間ほど撮影していなかったので、ナローフィルターにて撮影しました。
ASA10NはHαのみ撮影し月が小さくなったらOⅢフィルターとLRGBを追加する予定です。
 いつものように親子亀方式にてED70SS+Cooled6D+L-Ultimateフィルターで撮影したハート星雲をお見せします。
 L-UltimateフィルターはL-eXtremeより半値幅が半分以下でハロが出ないのがありがたいです。
3nmという狭帯域フィルターのおかげで月夜であっても結構しっかり写ってくれます。
この日も2等星が見えない程明るい空でした。
ハート星雲ED70SS_Cooled6D_L-Ultimate のコピー2
ハート星雲
撮影日時:2023年11月2日21時59分〜
撮影場所:自宅観測所
望遠鏡:Vixen ED70SS(400mm F5.7)
コレクター:笠井のED屈折・RCマルチフラットナーⅡ(バックフォーカス70mmの位置)
カメラ:Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)
フィルター:Optolong L-Ultimateフィルター
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:ASA10N+N.I.N.A.+SX-Superstar+PHD2にてオフアキシスガイド
露光:10分×37枚(370分:6時間10分)

 ED70SSは接眼部をヒップサポートしていますが、Cooled6Dとの接続が2インチ差し込みで、カメラ自体が重い事もあり、10分露光だと少し星が流れています。撮影した写真をパラパラ漫画風で見てみると、やはり一定方向に一定間隔で星が動いています。2インチ差し込み部でたわんでいるようです。
なんとかしないと....。
 Hαと比べてOⅢの写りが悪いのは月夜だからかな。PixInsightののNarrowbandNormalizationを使いましたがそれでも良い感じにはなりませんでした。次回月のない夜に追加撮影しようと思います。