1月の新月期に撮影したクリスマス星団でしたが、その後月が大きくなって撮影中断。今月になって月が小さくなり、撮影可能になってきましたがクリスマス星団の位置が自宅からだと21時頃には南中を超え西に傾くようになってしまい撮影好期を過ぎてしまいました。
 合計撮影時間が5時間程度と中途半端なので、処理せずに来年まで取っておこうかとも思いましたが、取り敢えず処理してみることにしました。
クリスマス星団 ASA10N_ML29050 5000
クリスマス星団(NGC2264)とハッブルの変光星雲(NGC2261)
撮影日時:2024年1月13日23時25分〜 他16日
撮影場所:岐阜県土岐市自宅観測所
望遠鏡:Astro Systeme Austria ASA10N(950mm F3.8)
コレクター:ASA 3inch Wynne Corrector (900mm F3.6)
カメラ:FLI ML29050  -30℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB,5nm Ha filters.
赤道儀:Vixen AXD
ガイド:SX-Superstar+N.I.N.A.+PHD2にてオフアキシスガイド
露光時間:L10分×10枚(1bin)、RGB各5分×10枚(2bin)、Hα10分×10枚(2bin)
総露光時間:5時間50分
処理:PixInsightにてキャリブレーション。GraXpertにてカブリ補正、SPCC、AS、MS、HT等
   PsCCにてカブリ補正、色調補正、ローカルコントラスト調整、NXT、BXT。

今回はじめてPixInsightにインストールしたGraXpertでカブリ補正を行いました。初期設定での実行でしたが、PIのABEより一発でうまく処理してくれました。初期バージョンと比べてかなり良くなっている印象です。(取り切れなかった微かなカブリはPsCCのグラデーションマスク処理で行いました)
BXT_AI4といい、今回のGraXpertといい良いソフトがどんどん出ていて処理が随分楽になりました。