最近彗星を撮影していない事に気づき、この秋に0等星となると予報されているC/2023 A3と、遠ざかりつつある62Pを撮影してみました。この春明るくなる12Pも撮影したかったのですが、自宅からは高度が低すぎて撮影出来ず。来月予定している遠征で撮影する予定です。

 C/2023 A3は現在13.5等と順調に明るくなってきています。現在の姿はこちら
C2023A3 2024_02_14 のコピー
C/2023 A3(Tsuchinshan-ATLAS)
撮影日時:2024年2月13日 03時30分〜
撮影場所:岐阜県土岐市駄知町 自宅観測所
望遠鏡:Astro Systeme Austria ASA10N(950mm F3.8)
コレクター:ASA 3 inch Wynne Corrector (900mm F3.6)
カメラ:FLI ML29050 -30℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:Vixen AXD 
ガイド:SX-Superstar+N.I.N.A.+PHD2にて恒星をオフアキシスガイド
露光:L5分×9枚、R2.5分×9枚、G2.5分×10枚、B2.5分×8枚
総露光時間:1時間52分30秒

シミのようにしか写っていません。どこにあるのかも分からないですね。
現在はここにいます。
スクリーンショット 2024-02-15 22.53.34

撮影した写真を拡大してみました。
c2023a3.001
なんじゃこれって感じですが、この彗星が大彗星になるんですよね? 期待して追ってみたいと思います。


次は12月頃に8等位まで明るくなった62Pです。なぜ年末撮影しなかったのか自分でも分かりません(笑)
今頃になって初めて撮影しました。
62P_ASA10N_LRGB CROP のコピー2
62P
撮影日時:2024年2月14日 03時18分〜
撮影場所:岐阜県土岐市駄知町 自宅観測所
望遠鏡:Astro Systeme Austria ASA10N(950mm F3.8)
コレクター:ASA 3 inch Wynne Corrector (900mm F3.6)
カメラ:FLI ML29050 -30℃
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:Vixen AXD 
ガイド:SX-Superstar+N.I.N.A.+PHD2にて恒星をオフアキシスガイド
露光:R5分×8枚、G5分×7枚、B5分×8枚
総露光時間:1時間55分

ちょうど乙女座の近くにいて小さな銀河が写りました。
スクリーンショット 2024-02-15 22.57.41

今回はどちらの彗星も動きが遅くCometAlignmentなどで星と彗星を分ける処理はしなくても良かったので白黒冷却カメラでも処理は楽でした。

次は12Pを撮影したいですね。3月2日土曜日に西の空が開けた場所を探して遠征します。