CANP2024でSeestar持っている方の話を聞いたり、Seestarの講演を聞き欲しくなり帰宅後ポチってしまいました。ε-160ED以来3年ぶりに新しい望遠鏡を買いました。これで14台目(笑)。

 発売当初、正直食指は全く動きませんでした。所詮おもちゃ。本格的に星を撮影している身としては、不要なものと思って記事も見ていませんでした。
 でもガチな星仲間の何人かが『買ったよ』、『面白い』、『凄いよ』の声が聞こえはじめ、段々気になっていました。価格も8万円程度と他のスマート望遠鏡と比べても格安。
 そこで冒頭のCANP2024に参加して話をしっかり聞くと、凄いじゃんって思ってしまいました。
対物レンズはEDレンズ、センサーは赤外感度域まで感度のあるASI462MC、スマホによる簡単な自動導入、追尾撮影、ライブスタック、デュアルバンドフィルター内蔵、太陽モード、月惑星モードで動画も撮れる.....等どれも本格的。これで8万ってびっくりの安さ。

届いたので早速撮影してみました。

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レンズフード、キャップはAliExpressで注文。8/5位に到着とのこと。遅い~。

ネットで反射望遠鏡のように輝星に光条を付けられる十字線入りアダプターと、水平が簡単に調整出来るKoolehaoda 三脚レベリングベースカメラレベラーも購入しました。IMG_1611
左が十字線アダプター、右がカメラレベラーです。いずれ赤道儀モードを行う時に水平の回転も出来るタイプにしました。

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十字線入りアダプター
しっかり固定されずズルズルです。でも撮影中下を向くことはないので問題ないです。
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三脚レベラーです。
結構しっかりした作りで結構重く、10kgの耐荷重があります。

ファーストライトは本日のお勧め天体にあったM27にしました。
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撮影中のスマホの画面です。ちょっとスパイダーが斜めでしたが、結構綺麗な光条です。星もピントも自動でしたが、しっかり合っている様です。

IR-CUTフィルターとデュアルバンドフィルター両方撮影してみました。どちらも8分露光(20秒×24枚)
Stacked_23_M 27_20.0s_IRCUT_20240705-231811_PI のコピー
IR-CUTフィルターによるM27
Stacked_24_M 27_20.0s_LP_20240705-223737_PI のコピー
デュアルバンドフィルターによるM27

M27 Seestar first light のコピー
上の2枚を加算合成して中央部をCrop

共通データ
撮影日時:2024年7月5日 22時30分頃
撮影場所:岐阜県土岐市自宅観測所前
望遠鏡・カメラ:ZWO Seestar S50
外気温:26℃
露光:20秒×24枚
処理:PixInsightにてGraXpert、BXT、AS、MS、GHS、CT、HT、NXT等
   PsCCにて細部調整

昼間晴れたので太陽も撮影してみました。
一発で導入できました。凄いです。
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ちょっと薄雲があったのでぼやけていますが黒点もしっかり写ります。
ポンとおいてこれだけ撮れればホント面白いですね。今月末のキャンプに持って行こうと思います。

次はステラグラスです。
発売日に注文しようとしたのですが、売り切れ。スコーピオさんに注文。CANP2024の帰宅の途中に店に立ち寄って購入しました。
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ステラグラス

 昨晩晴れたのでファーストライトしました。
 効果の程は.....多少星がよく見えるようななった気がします。夏の大三角付近で、付けたり外したりを繰り返して効果を確かめましたが、こと座やはくちょう座の星の並びが裸眼よりはっきり見える気がします。コントラストが上がった様な印象です。劇的によく見るわけではありませんが、裸眼と比較して少し良くなったかな。
 ただ、しっかり暗順応させてからではないこと、結構明るい所(自宅)だったので瞳孔が開いていない状態での評価なので、次回は暗い空でしっかり時間を掛けて暗順応させてから評価してみようと思います。