金曜日は星友の高丸さんと長野県阿智村の栗矢観測所に遠征してきました。

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今回持ち込んだのは、ASA10Nとその上にED70SSです。

この日は風が強く、また薄曇りで21時位までは撮影出来ず。撮影時間が取れなさそうなので、淡い対象はやめ、メジャー対象のバラ星雲としました。
しかし、時折吹く突風によってガイドグラフは暴れまくり。(この写真のガイドグラフはまだ良い方です)こりゃ今日はダメだなと半ば諦めモード。ポタ赤+アポゾナーも持ってきたのですが、強風と-7℃〜8℃とむちゃくちゃ寒く、やる気もなくなってしまいました。暖かい薪ストーブがある部屋に待避しASAとED70SSだけにしました(根性ないなあ(笑))
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撮影画像はこちら
NGC2237バラ星雲ASA10N_ASI6200MMPro_栗矢観測所 5500
バラ星雲(NGC2237)
撮影日時:2025年1月31日21時35分〜
撮影場所:栗矢観測所(長野県下伊那郡阿智村)
望遠鏡:Astro Systeme Austria ASA10N(950mm F3.8)
コレクター:ASA 3"Wynne Corrector(900mm F3.6)
カメラ:ZWO ASI6200MMPro -25℃ Gain100、Offset50
フィルター:Astrodon Gen-2 Tru-Blance I-Series LRGB Filters
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀
ガイド:N.I.N.A.+PHD2+SX-Superstarにてオフアキシスガイド
露光:L5分×9枚、R5分×8枚、G5分×8枚、B5分×16枚
総露光時間:205分(3時間25分)
処理:PixInsightにてWBPP。GraXpertにてカブリ補正、BXT(コレクトオンリー)にて強風でゆがんだ星の星像補正、SPCCにて色合わせ、AS、HT、CTにてコントラスト強調、彩度強調。
PsCCにて残ったカブリ補正、ローカルコントラスト強調、バックグラウンドの色調補正、NXTにて暗部のみノイズ補正。

NXTの新しいV3を試みましたが、画面が真っ白に...?また、MacBookProでのBXTは相変わらず結果が短冊状のモザイクのカラーノイズだらけで使い物にならず。Windowsで処理しました。


次はASAの背中にED70SSを乗せて撮影したバラ星雲です。
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バラ星雲 by ED70SS
撮影日時:2025年1月31日21時46分〜
撮影場所:栗矢観測所(長野県下伊那郡阿智村)
望遠鏡:Vixen ED70SS (400mm F5.7)
コレクター:笠井トレーディング ED屈折・RCマルチフラットナーⅡ(BF:75mm)
カメラ:ZWO ASI2600MCPro -25℃ Gain100、Offset50
フィルター:なし
赤道儀:ビクセンAXD赤道儀
ガイド:N.I.N.A.+PHD2+SX-SuperstarにてASA10Nによるオフアキシスガイド
露光:5分×38枚
総露光時間:190分(3時間10分)
処理:基本的に上記処理と同じ。BXTあり


おまけ
自宅ですが、SeeStarS50で12月20日に同じバラ星雲を撮影していましたので合わせてお見せします。
バラ星雲SeestarS50上下カットGraX_HT_Nhe1500
バラ星雲 By Seestar S50
撮影日時:2024年12月20日 20時30分〜
撮影場所:岐阜県土岐市自宅玄関前
望遠鏡:ZWO Seestar S50
カメラ:SeeStar S50内蔵カメラ(IMX462)
フィルター:SeestarS50内蔵ナローバンドフィルター
撮影モード:モザイクモード
露光:10秒×300枚(50分)
処理:PixInsightにて処理。HT、AS、NN(NARROWBAND NORMALIZATION)にて色調補正、NXTにてノイズ処理等。
ポンとおいて自動導入、モザイク撮影。これって凄いですね。

3つの異なる光学系で撮影したバラ星雲でした。