R200SSやVISAC、εー130DにはサンワサプライA3LEDトレース台をフラット光源として使ってきました。
トレース台は数あるのですが、これは四隅にLEDが100個以上配列された優れもので、ムラがほとんどありません。3ー4年使ってきたのですが、先日ついに故障してしまいました。
ASA10Nは25cm反射なのでA3のトレース台ではギリギリの大きさ。今までだましながらこのトレース台を使ってきましたが、故障を機に口径25cm反射鏡(フード径35cm)にも対応できる大きなフラット板を購入することにしました。
候補としては以下の3点
1)LEDフラットジェネレータ372mm 無段階光量調整付 48,888円(税込)
2) Flat Box 550mm Artesky 550mm無段階光量調整付 63,000円(税込)
3)サンワサプライA2LEDトレース台無段階光量調整付 19,980円(税込)
1)と2)は専用品だけあって作りもしっかりしていますし、光ムラもなさそうです。ただ高い!
2)は40cmにも対応できるので将来の望遠鏡にも使えそうです(買えんし)
3)は汎用品なので最も廉価ですが、光ムラがどうなのか心配。それに全面発光するので、余分な部分を覆う必要があります。
結局値段には勝てませんでした。今まで使用していたサンワサプライのA3トレース台が良かったのもあって、同じメーカー製なら信頼できそうだったのも理由の一つです。
....到着しました。

さすがA2、大きいです。結構重いし薄いので、取り扱いが心配です。本来の使い方としてトレース台なのでそれほど移動させたりしないのですが、これをフラット板として使用するとなると立てたりひっくり返して望遠鏡のフードに乗せたりと酷使に近い使い方をしなければなりません。前回のA3フラット板もそれが原因で故障したと思います。電源プラグのメス側(フラット板側)が割れてしまい点かなくなってしまいました。
今回は、周囲の光漏れをなくすシェードとしても使えるので、 購入した箱をフードの直径に合わせてくり抜いてトレース台を箱から出さずに使う様に工作しました。これで余分な光を遮ることが出来るだけでなく、薄いトレース台に余分な力が入らないので故障も少なくなると思います。
このトレース台は無段階光量調整機構が備わっていますが、試して見ると1秒露光でフラット板を最小光量としても露光オーバー。(カウント値36000)減光させなきゃ。
本日ホームセンターへ行き、半透明のアクリル600mm×910mmを購入(2000円位)。

これをフード径に合う様に3つにカットし、円形にくり抜いたトレース台の箱の裏に拡散板とともに3枚貼り付けました。








フラット板をフードの上に載せてフラット撮影してみました。

カウント値が15000〜20000位に収まるようになりました。なんとかなりそうです。
光量ムラが心配なので、20枚づつ90°回転させて合計80枚撮影しました。
上手くフラット補正が出来るかテストしてみました。

ダーク、フラット前

ダーク、フラット後
おお、しっかり補正されています。
なんとか使えそうです。安上がりで良かった。
トレース台は数あるのですが、これは四隅にLEDが100個以上配列された優れもので、ムラがほとんどありません。3ー4年使ってきたのですが、先日ついに故障してしまいました。
ASA10Nは25cm反射なのでA3のトレース台ではギリギリの大きさ。今までだましながらこのトレース台を使ってきましたが、故障を機に口径25cm反射鏡(フード径35cm)にも対応できる大きなフラット板を購入することにしました。
候補としては以下の3点
1)LEDフラットジェネレータ372mm 無段階光量調整付 48,888円(税込)
2) Flat Box 550mm Artesky 550mm無段階光量調整付 63,000円(税込)
3)サンワサプライA2LEDトレース台無段階光量調整付 19,980円(税込)
1)と2)は専用品だけあって作りもしっかりしていますし、光ムラもなさそうです。ただ高い!
2)は40cmにも対応できるので将来の望遠鏡にも使えそうです(買えんし)
3)は汎用品なので最も廉価ですが、光ムラがどうなのか心配。それに全面発光するので、余分な部分を覆う必要があります。
結局値段には勝てませんでした。今まで使用していたサンワサプライのA3トレース台が良かったのもあって、同じメーカー製なら信頼できそうだったのも理由の一つです。
....到着しました。

さすがA2、大きいです。結構重いし薄いので、取り扱いが心配です。本来の使い方としてトレース台なのでそれほど移動させたりしないのですが、これをフラット板として使用するとなると立てたりひっくり返して望遠鏡のフードに乗せたりと酷使に近い使い方をしなければなりません。前回のA3フラット板もそれが原因で故障したと思います。電源プラグのメス側(フラット板側)が割れてしまい点かなくなってしまいました。
今回は、周囲の光漏れをなくすシェードとしても使えるので、 購入した箱をフードの直径に合わせてくり抜いてトレース台を箱から出さずに使う様に工作しました。これで余分な光を遮ることが出来るだけでなく、薄いトレース台に余分な力が入らないので故障も少なくなると思います。
このトレース台は無段階光量調整機構が備わっていますが、試して見ると1秒露光でフラット板を最小光量としても露光オーバー。(カウント値36000)減光させなきゃ。
本日ホームセンターへ行き、半透明のアクリル600mm×910mmを購入(2000円位)。

これをフード径に合う様に3つにカットし、円形にくり抜いたトレース台の箱の裏に拡散板とともに3枚貼り付けました。








フラット板をフードの上に載せてフラット撮影してみました。

カウント値が15000〜20000位に収まるようになりました。なんとかなりそうです。
光量ムラが心配なので、20枚づつ90°回転させて合計80枚撮影しました。
上手くフラット補正が出来るかテストしてみました。

ダーク、フラット前

ダーク、フラット後
おお、しっかり補正されています。
なんとか使えそうです。安上がりで良かった。
コメント
コメント一覧 (8)
オヤジも、C11XLT(フード300mmφ)用に、同じA2のトレース台を持っていますが、大き過ぎて実際に撮影の前後に使ったことはありません。(汗)
この構造は、良いですね。
一度、家の中で、フードの上に載せてみたのですが、少し撓んだりして、中々、上手い構造を考えられませんでした。
残念なのは、梱包の段ボールを捨ててしまった事です。(汗)
具体的に、大成功なフラット当て画像を拝見し、銀河の季節になるし、オヤジの宿題に登録しました。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
このアイデアは昨年11月か12月ごろにブログでみつけて、新しいLEDトレース台を買ったら作ろうとあたためていました。
参考にしたブログはこちら。
星空のムコウガワさんです。
https://kaz323i362.hatenablog.com/entry/2019/09/23/021838
のんた
が
しました
LEDフラット光源の更新おめでとうございます。
Eと違ってムラも少なさそうですし良いですね!
それにしても、A2はでかいですね。
持ち運び大変そう(^^;
自分は相変わらずEL板ベースのAurora Flat Fieldですが、コネクターが弱く断線しやすいのがネックです。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
A2大きいですよ〜。なのに8mmと薄いのでパキッと割れてしまいそうで取り回しに相当気を遣います。
でもこれでなんとか使えそうで安心しました。
Aurora Flat fieldって高かったんじゃないですか?コネクター部分気を付けないと断線してしまうかもしれませんね。
のんた
が
しました
共同購入で輸送費割り勘で200EURでした。
見る限りε250Cよりも周辺減光が多いようですが、上手くフラット補正出来ていますね。
撮影しているカウント値も同じくらい
補正はMaxImDLでやってます。
何が違うんだろう?撮る枚数かなぁ?
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
200EURならそれほど高くないですね。よい買い物だと思います。
僕のASA10N+3インチウイーンコレクター+CFW1ー5での撮影では周辺減光がひどいです。減光と言うよりケラレています。
本来なら65mm角形にする必要があるそうです。でも65mm角のフィルターはEシリーズしかないので冷却CCDカメラをフルフレーム型のカメラ(ML16803とか)に変更する必要があります。
このまま使うならCFWの開口径を49mmから51mmに広げれば改善しますが、しばたさんが復帰してから検討します。
まあそれでもそれなりにフラット補正決まっているのでまずはこのまま使います。フラット補正ですが、CCDStack2です。枚数は80枚です。
のんた
が
しました
私はA3のLED板を使っていますが、もうギリギリで余裕がありません^^;
のんたさんの付属ケース加工法、いいですね!まねっこさせて頂きます♪
フラットの使用前・使用後を見ても、バッチリ決まってますね^^
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
はい、バッチリでした。イプとR200SS用のA3トレース台も一緒に買ったので同じように作ろうと思います。
のんた
が
しました