MIKIさんとCANPとかでお話したときに、AO撮影の話になり、使ったことがないならとAO(SBIGのAOL)付きのSBIG6303冷却CCDカメラをお借りしました。(前回初めてAOO撮影したのに引き続いて今度はAO撮影です。なんだか似てますね笑)
ASAを購入したこともあってなかなかテスト撮影が出来ずにいましたが、今回ようやく撮影に成功しました。
カメラはこちら

SBIG6303とAOL(黒)
望遠鏡との接続は、接続リングがないので2インチスリーブ差し込みです。重いカメラなので差し込みでは厳しいです。

AOの場合、サブチップを使ってガイド星を見つけるのですが、天の川の中ならいざ知らず、春の銀河は星が少なくてなかなかガイド星が見つかりません。このM51も画面の中央に配置するとガイド星が見つけられませんでした。仕方なく少しずつ動かしてはガイド星が写るかテスト撮影の繰り返してなんとか見つけられたのがこの位置です。

L画像は明るいのでガイド星として上手く動作しましたが、RGBフィルターとなると途端に暗くなってガイド星をロストすることがありました。AO rateをおとして、ビニングも増やしてなんとかLRGB全てでAO撮影出来ました。(後でMIKIさんから、LだけAOにしても問題ない事聞きました)
処理した画像はこちら

M51
2020年3月20日、23日 自宅観測所
VC200L+SBIG6303+AOL -40℃
AXD赤道儀にてAOガイド撮影
L10分×4枚、RGB各5分×10枚 合計露光時間190分

GIFによる比較画像です。小さな画像の方は2017年2月にVC200L+ML8300で撮影したM51です。
AOの効果は確かにあります。星が小さく星雲の解像度が上がった印象です。ただ苦労の割には?って感じです。気流のよい日とそれほど変わらない? 1800mm程度では効果てきめんって事にはならないのかな。AOは3000mm以上などの超長焦点撮影で効果がある撮影法かなと。
この他にM13も撮ってみました。

M13
2020年3月20日 自宅観測所
VC200L+SBIG6303+AOL -40℃
AXD赤道儀にてAOガイド撮影
L2分×6、L10分×6枚、RGB各5分×3枚 合計露光時間117分
如何でしょうか?
ASAを購入したこともあってなかなかテスト撮影が出来ずにいましたが、今回ようやく撮影に成功しました。
カメラはこちら

SBIG6303とAOL(黒)
望遠鏡との接続は、接続リングがないので2インチスリーブ差し込みです。重いカメラなので差し込みでは厳しいです。

AOの場合、サブチップを使ってガイド星を見つけるのですが、天の川の中ならいざ知らず、春の銀河は星が少なくてなかなかガイド星が見つかりません。このM51も画面の中央に配置するとガイド星が見つけられませんでした。仕方なく少しずつ動かしてはガイド星が写るかテスト撮影の繰り返してなんとか見つけられたのがこの位置です。

L画像は明るいのでガイド星として上手く動作しましたが、RGBフィルターとなると途端に暗くなってガイド星をロストすることがありました。AO rateをおとして、ビニングも増やしてなんとかLRGB全てでAO撮影出来ました。(後でMIKIさんから、LだけAOにしても問題ない事聞きました)
処理した画像はこちら

M51
2020年3月20日、23日 自宅観測所
VC200L+SBIG6303+AOL -40℃
AXD赤道儀にてAOガイド撮影
L10分×4枚、RGB各5分×10枚 合計露光時間190分

GIFによる比較画像です。小さな画像の方は2017年2月にVC200L+ML8300で撮影したM51です。
AOの効果は確かにあります。星が小さく星雲の解像度が上がった印象です。ただ苦労の割には?って感じです。気流のよい日とそれほど変わらない? 1800mm程度では効果てきめんって事にはならないのかな。AOは3000mm以上などの超長焦点撮影で効果がある撮影法かなと。
この他にM13も撮ってみました。

M13
2020年3月20日 自宅観測所
VC200L+SBIG6303+AOL -40℃
AXD赤道儀にてAOガイド撮影
L2分×6、L10分×6枚、RGB各5分×3枚 合計露光時間117分
如何でしょうか?
コメント
コメント一覧 (2)
素晴らしい機材をお借りしましたね。
感度が高いので、中天会長もお使いですし、上手く使えば見違えた作品ができると思います。VISACとはベストマッチだと思いますよ。
できれば、2台VISAC体勢にて、AOドライブ側は、L画像専念、RGB画像は別途に同時撮影するのが一番効率が良いと思います。
ボクもSXV-AOをお借りしているので、どこかで活用せねばと思ってますが、AO撮影では極軸精度が非常に効いてくるので、ベランダの2Fのアトラクスでは運用できず、、どうしたものか悩み中です・・。
ラッキーイメージング+AOってのもやってみたいんですけどねー・・。QHY178Cで1枚あたり、10秒露光かけるけれど、AOドライブで2Hz補正かけてみるとか。
いろいろと手間はかかるかもしれませんが、でも、やっぱり、夢が広がるシステムではあると思います。AO
で、本当にシーイングが良いときに絶大な威力を発揮するのがAOです。
古くて恐縮ですが、
http://photozou.jp/photo/show/2183755/229470363
とか。2000mmオーバーでイプシロンみたいな締まった星像になって驚きました。
これからの季節、面白いと思いますので、ぜひ、活用してみてください。
のんた
が
しました
折角2台あるので一台をAO付きのL画像、もう一台にRGB画像とすれば、時間短縮+高解像度画像が得られてある意味理想的なシステムですね。
残念ながら、お借りして1年。そろそろお返ししなければなりません。このM51、M13が最初で最後の撮影となりそうです。
いつかMIKIさんが譲ってくださる時がこれば、銀河専用機として購入したいと思います。
のんた
が
しました