5月28日に撮影してからもう2週間以上経ってしまいました。今回は試用版のPixinsightを使って処理をした事、ペリカン星雲撮影時に外部からの光が入ってしまってその処理に時間が掛かった(というよりほったらかしにしていた)事が遅くなってしまった原因です。
PixInsightは、使い方が分からず前回のブログのとおりかなり苦労しました。でもフラットが今までにないくらいピタッと合ったのは爽快でした。これだけでも採用したいです。他にも被り補正なども優れています。まだまだ使い切れていないのでこれから順番に自分のものにしていきたいと思います。
ある程度処理してからはいつものPsに持ち込みました。

北アメリカ星雲とペリカン星雲(左右モザイク)
2020年5月28日 23時50分〜 自宅観測所
ASA10N+3インチWynne Corrector+CFW1-5+ML16000 -25℃
AXD赤道儀、6cmF4ガイド鏡、SX-LodeStar、PHD2にてガイド
北アメリカ星雲側:L5分×6枚、R5分×4枚、G5分×3枚、B5分×3枚 (80分)
ペリカン星雲側:L5分×6枚、R5分×3枚、G5分×3枚、B5分×3枚 (70分)
PixInsightにてダーク、フラット補正、コスメティックコレクション、コンポジット、被り補正等
PSにてモザイク合成、被り補正、色補正、ノイズ処理。
Topaz Denoize AI にてノイズ処理。
向かって右側のペリカン星雲では、とんでもないくらい明るいスパイクノイズ(LEDの光っぽい)が斜めに入ってしまいました。これはよくよく見返してみると、12月に撮った写真にも写っています。
接続部からだと思われますが、遮光する工夫をしないと...。
タカsiさんへ。
ペリカン星雲に現れた迷光はこちらです。

この迷光は取り切れませんでした。梅雨明けしたら撮り直しです。
コメント頂いたタカsiさんの言われたとおり、このスパイクノイズはデネブからの迷光でした。
6/29久しぶりに晴れたのでペリカン部分を撮り直そうと望遠鏡を向けて撮影すると、全く同じ位置に何本もの光条が。迷光対策としてカメラ接続部や考えられる所全てにマスクを行う対策後でも全く同じ形状です。下の写真はデネブからペリカンの足の部分までモザイク合成したものです。光条の先にはデネブがあります。
どうしてこんな光条が出てしまうのか.....対策はどうしたら良いでしょう.....。

PixInsightは、使い方が分からず前回のブログのとおりかなり苦労しました。でもフラットが今までにないくらいピタッと合ったのは爽快でした。これだけでも採用したいです。他にも被り補正なども優れています。まだまだ使い切れていないのでこれから順番に自分のものにしていきたいと思います。
ある程度処理してからはいつものPsに持ち込みました。

北アメリカ星雲とペリカン星雲(左右モザイク)
2020年5月28日 23時50分〜 自宅観測所
ASA10N+3インチWynne Corrector+CFW1-5+ML16000 -25℃
AXD赤道儀、6cmF4ガイド鏡、SX-LodeStar、PHD2にてガイド
北アメリカ星雲側:L5分×6枚、R5分×4枚、G5分×3枚、B5分×3枚 (80分)
ペリカン星雲側:L5分×6枚、R5分×3枚、G5分×3枚、B5分×3枚 (70分)
PixInsightにてダーク、フラット補正、コスメティックコレクション、コンポジット、被り補正等
PSにてモザイク合成、被り補正、色補正、ノイズ処理。
Topaz Denoize AI にてノイズ処理。
向かって右側のペリカン星雲では、とんでもないくらい明るいスパイクノイズ(LEDの光っぽい)が斜めに入ってしまいました。これはよくよく見返してみると、12月に撮った写真にも写っています。
接続部からだと思われますが、遮光する工夫をしないと...。
タカsiさんへ。
ペリカン星雲に現れた迷光はこちらです。

この迷光は取り切れませんでした。梅雨明けしたら撮り直しです。
コメント頂いたタカsiさんの言われたとおり、このスパイクノイズはデネブからの迷光でした。
6/29久しぶりに晴れたのでペリカン部分を撮り直そうと望遠鏡を向けて撮影すると、全く同じ位置に何本もの光条が。迷光対策としてカメラ接続部や考えられる所全てにマスクを行う対策後でも全く同じ形状です。下の写真はデネブからペリカンの足の部分までモザイク合成したものです。光条の先にはデネブがあります。
どうしてこんな光条が出てしまうのか.....対策はどうしたら良いでしょう.....。

コメント
コメント一覧 (8)
ところで、DenoiseはCCD画像ではどうですか?K岩さんのデジカメ+ネビュラブースタ画像を見せて貰ったのですが、そのまま使うのにはチョット・・・という感じでした。デジカメ用として考えているのだとすると、NB画像はAIの学習データからかなりはずれてるのかも。素材と考えれば良い映像を提供してくれてるのですが・・。
ただ、デジカメの粒径の大きくなる斑の色ノイズは綺麗に取ってくれますね。
これが冷却CCDベースの画像だとどうなるのかが想像つかなくて。
のんた
が
しました
Bchが気持ちいい、透明感のある作品ですね!
ナローで撮影すると、O3がよく写るので、青っぽいアメペリが本来の姿なのかもしれませんね。
ペリカンの右上からの迷光ですが、、恐らくそれはLEDではなく「デネブ」だと思いますσ^_^;
実は、私も先月末にアメペリをFSQツインで撮影しておりまして、両鏡筒のカメラ画像に強烈なデネブの呪いを受けていました(笑)
処理できる範疇を超えていたので、そっとボツにしてしまいました〜。
機会あれば、その迷光っぷりを紹介したいと思います^^
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
PIいいですよね。購入決定です(笑)
質問の件ですが、確かにデノイズ後の画像はやや硬くデジタル臭さがありましたが、購入したときと比べるとバージョンアップによってかなり良くなった印象です。それでも気になるので、パラメーターを試行錯誤した上で、デノイズ前の画像と高輝度部(星や星雲の明るい部分)はデノイズが掛からない用にマスク処理しています。冷却CCDでも冷却6Dでもあまり気になる違いはないと思っていましたが....。
のんた
が
しました
みごとな北ぺりですね。構造と色の変化がお見事です。
PIは順調に習熟されているようですね。
PIは使い始めて数年経ちますが、未だに悩むところが多々あります。
その一つはDBEです。北ぺりのようなどこがバックグラウンドかわからない画像の場合、どこにサンプリングポイントを置くのだろうといつも悩みます。
カラーキャリブレーションも時々「えっ」と思う事があります。
そういったことを含めてPIは面白いソフトですし、良いソフトだと思います。
それと;
前回、蒼月城さんが書いておられましたが、PIだけで頑張るのではなくストレッチ後はほかのレタッチソフトの方がというのは私も賛成です。
のんた
が
しました
朝起きて改めて見ると、ちょっと青すぎかな(^^ゞ。青をブーストしているわけではないのですが、カラーバランスが悪いかも。
ペリカン星雲の迷光の件ですが、処理前のLRGB合成直後の画像をのせました。
方向が、左下から入っている印象です。(デネブとは反対方向)
かなり強い光な印象です。(青いし)
でもタカsiさんも同じような迷光があったのならどうなのかな...。今度その『迷光っぷり』見せて下さい。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
PIはまだPreprocessingの域を出ません(笑)。まだまだ今まで他のソフトで出来ていたいことをPIでどうやったら実現できるのかが分からなくて。
マルさんの仰るようにDBEでは悩みました。特に北アメリカ星雲のコマはどこにもバックグラウンドがなくて、何度やっても赤い星雲をカットしてしまうんです。ABEでも同じ。試行錯誤の上、一番自然だと思うパラメータで処理しましたが、結局Psの力業に頼ることになりました(笑)
前にも書いたと思いますが、まだPIのピの字も分かっていないのでどの処理が他のソフトより優れていて、何が駄目なのか分からない(分からないことが分からない)状態なので、色々試行錯誤の上、適材適所で使っていきたいですね。そうした部分はマルさんをはじめPI使っている方々に教えて頂きたい部分です。
マルさんよろしくお願いします🙇
のんた
が
しました
透明感があってとても美しい仕上がりですね。北アメリカの壁部分がとても魅力的だと思いました。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。天体写真再開されたとの事、おめでとうございます。ちょっと心配しておりましたが再開出来て良かったです。
お褒め頂きありがとうございます。北アメリカ星雲は難しいですね。青過ぎる気もしますが…。
のんた
が
しました