梅雨明けして初めての新月期。遠征する予定でしたが、子供が2人とも同時に熱を出してしまい、遠征に行くことができませんでした。仕方なく自宅観測所からの撮影です。
 
快晴と言ってもやっぱり透明度は冬の時期と同じとはいかず、天の川もうっすらと見える程度。
①修理から帰ってきた初代VISACと新たに導入したBACKYARD EOS(以下BYE) とPHD GUIDING2でのディザリングガイド撮影のテストを行いました。
303fda12.jpg

網状星雲
2014.7.25 22:06~ 10分露出×8枚 ISO800
初代VISAC直焦点(1800㎜F9)+EOS5D Mark2(SEO-SP3) 
VIXEN AXD赤道儀 ED70SS+BORG1.4倍テレコン+イメーシシフト+QHY5-ⅡM
PHD2 BYEにてティザリングガイド撮影。 
10分×6枚をCCDstack2にてダーク減算、フラット補正、カラー現像、コンポジット。
ステライメージ7にてデジタル現像、色補正。
PsCCにて強調処理、ノイズ処理、かぶり補正。
 
d39f1809.jpg

M33
2014.7.26 2:38~ 10分×6枚
撮影機材;同上。
 
 撮影画像の質は話になりませんが、初代VISACの光軸は合ってそうな感じです。ガイドもうまくいきました。
もう一方のVISAC・DGと同じような星像が得られました。並列同架システムに向けて第1関門突破です(*^^)v
それにしても昨晩の最低気温は25℃(BYEのCMOS表示は38℃~42℃)。非冷却のデジカメではノイズだらけで見られたものではありません。
この時期になると冷却CCDとは言いませんが、冷却デジカメが欲しくなります。
 
 BYEを初めて使いましたが、EOS UTILITYよりレスポンスが悪く撮影画像が表示されるまで10秒以上かかります。テスト撮影した時などちょっとイライラします。パソコンが非力なのが原因かもしれません。
でも、それ以外は多機能で、使い勝ってもよく5000円出したかいがあるかなあと思っています。
ティザリングガイド撮影はまだよくわかっていませんが、この機能をオンにすると撮影と撮影の間にディザリング設定中の表示が出て、次の撮影までに少し時間がかかります。
 
 今回RAP2でダーク減算、フラット補正してPSCCで現像したところ色が緑に変位してしまいました。色補正でどうにかなるレベルではなく、どうやっても直りません。仕方なく、RAP2はあきらめ、CCDsatack2にて現像まで行いました。こちらはうまくいったみたいです。
前にも一度色が変になったことがあったのですが、原因がわからず困っています。
 
今日も土曜日なのに遠征に行けません。晴れていれば自宅で撮影します。
 
 PS.今朝3時30分に早起きしてジャック彗星見れました。急いで撮影しましたが、既に撮影画像は青くなっていました(^_^;)