ninzyaさんに紹介して貰った長野県下條村の墓地公園にninzyaさんとにゃんたさんの3人でラブジョイ彗星を撮影しに行ってきました。

前日は雨(墓地公園付近は雪)だったので、洗い流されて透明度はバッチリ。でも風が結構強い夜でした。

墓地公園というだけあってお墓の駐車場なんですが、お墓の隣での撮影ってことでチキンな僕は一人では行くことが出来ず、ninzyaさんと待ち合わせて現地へ向かいました。
着いてみると、舗装された10台ほど駐車できるこぢんまりとした駐車場でしたが、やっぱり隣はお墓。
うーんちょっと一人はやっぱり怖いかも。

暗くなると周囲がみえなくなるので、お墓があることを忘れる事ができ、結構快適なかんきょうでした。

今回はラブジョイ彗星1本に絞っての撮影ですが、尾の長さから300mm~400mm位が丁度収まりがよさそうです。残念ながら328レンズを持っていないので、ちょっと長めですがBORG125EDF4(500mm)を2年ぶりに押し入れから引っ張り出してきました。旧世代のEDレンズなので、結構色収差が出ること、輝星のまわりにハレーションが強いことから最近は全然使っていませんでした。
たまには使わないとなあと思ってはいましたので、今回稼働と相成りました。
でも、元々気に入らなくて使わなかった鏡筒なので、ダメだったときのショックが大きいと思い、更に長くなりますが800mmF4のR200SSも一緒に持って行き、途中で鏡筒を交換することにしました。
折角なので、GPD赤道儀+200mmレンズで全体像も狙います。
まだ処理が1枚しか出来ていませんが、取りあえず。
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ラブジョイ彗星C/2014Q2
2015年1月12日(月) 19:00~
長野県下條村墓地公園
BORG125ED F6.4 →F4(スーパーレデューサー67)+EOS5DM2(SEO-SP3)
SXP赤道儀、60mmF4ガイド鏡+ビクセンCマウント2.4倍テレコンバーター+TGV-Mビデオカメラによる彗星核ガイド。
60秒×8枚(ISO6400)

CCDSTACK2によるダーク減算、フラット補正、黒点除去、現像
ステライメージ7による彗星核基準コンポジット、カブリ補正、デジタル現像
PsCC2014によるカブリ補正、コントラスト強調、ノイズ除去

風の影響によって何枚かボケてしまいました。
このほかに3分露出(ISO1600)、R200SSでの(ISO6400、60秒とISO1600で3分露出)、EF200mmF2.8Lでの写真の処理が控えています....次の撮影までにできるかなあ。沢山撮るのもいいけど処理が溜まっちゃいますね.....

PS BORG125EDの3分ISO1600の写真を処理しました。
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ラブジョイ彗星 C/2014Q2
撮影データ、機材は上記と同じ
3分露出×17枚 ISO1600
ステライメージ7にてσクリップ合成したものと、加算平均したものを比較明で合成。
尾っぽがしっかり出るようになりました。