先日アストロドンのLRGBフィルターを中古で購入しました。
正式名称は AstrodonTrue-Balance G2 E-Series CCD Filters(LRGB)50mmφ 3mm厚です。
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今まで使っていたのが Astoronomik BGRL-RS2 ゴーストレスフィルター 4mm厚の31mmφでした。

変更理由は3つあります。
一つは、赤の感度、青の感度が低いって事です。
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気のせいかも知れませんが、どうも赤の写りが悪いような気がしていました。
ゴーストに関してはゴーストレスと言うだけあって問題ありませんでした。

2つ目は現在使用中のHαフィルターの厚みが3mmに対してBGRL-RS2フィルターが4mmと1mm厚みが異なるのでピントの位置が結構大きく異なります。
現在のHαも購入検討に入っているASTRODONやバーダーならフィルター厚が同じ3mmなので統一されて良い。
3つめは使用しているCCDカメラがML8300なのでフィルター径が31mmで問題ありませんが将来のラージフォーマット購入に向けて50mmφのフィルターが欲しかったこと。
早速取り付けてみました。
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BGRL-RS2フィルター4mm厚、31mmφ+専用枠付とAstronomik12nmHαフィルター31mm、3mm厚専用枠付です。
2時の方向から時計回りにB、Hα、L、R、G。
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Astrodon50mmφ Generation2 E-series LRGBフィルターです。
各色フィルターを上段と同じ配置にセットしました。
色が変ですね。(赤は緑に見えます)

取り付けた後早速テスト撮影しました。
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ゴーストテストです。
特に問題となるゴーストハロは見られませんでした。

Astrodon LRGBフィルターとAstronomik Hαフィルターのバーティノフマスク像です。
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LRGB像は厳密にはやや違いが分かりますが許容範囲内かな。Hαとは同じ3mmでもピント位置が思ったより異なります(残念)

次に感度比較です。
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希望する結果とはなりませんでした。Astrodonフィルターの方がLとBの感度は高いですが、反面RとGの感度はBGRL-RS2の方が高いです。
赤の感度が欲しかったのにさらに落ちてしまうのはちょっと困ったなあ。
ただ実績の多いAstrodonフィルターなので実写して見ないと分かりません。

これからテスト撮影開始です。