来年の話をすると○○が笑うといいますが、笑ってくれて結構。この時を待ちわびて来ました。ついに北半球でもあの2007年のマックノート彗星とまではいかないまでも、ヘールボップ彗星以来20年ぶりに明るい彗星がやってきそうです。
(今回はサングレーザーではないので消滅することはないと思います。近日点距離0.2AU)

その名は C/2017 S3 (パンスターズ彗星)
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軌道は軌道面からほぼ90度立っていて、北から放物線軌道でやってきます。
近日点は2018年8月15日。近日点前後の10日間ほどは南半球にいますので日本からは見ることが出来ません。 近日点前は、地球からの位置もよくて(0.7AU)、8月3日頃の明け方が見頃となりそうです。4648539d.png

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近日点後は北半球に戻ってきますが、太陽を挟んで反対側に回るため、距離も1AUを超えてかつ、太陽と1直線上になって当分見られません。
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2018年5月1日  :14等
     6月1日  :12等
     7月1日  :  9等
           8月1日  :  1等
     8月15日:-4.5等
     9月1日  :3.3等
問題の明るさは、近日点付近で-5等級。その時南半球。8月初旬で0等級でしょうか。

軌道要素です。
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梅雨明け後の天気の安定する(来年こそ安定してくれ)時期なので楽しみにしています。

月齢の事忘れてました💦
8月2日が月齢20....あーあ。下弦前の月がいます(90度以上離れていますのであまり影響はないかな?)

月明かりの影響を受けない最も近日点に近い日は7月25日(月齢12)。薄明開始10分間ほどは闇夜となります。その時の彗星の明るさは5-6等前後。高度は北東方向25 度前後。
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ステラナビゲータ10では7月25日の彗星の明るさは9.5等。明るくなる事を祈ります。
PS 調べを進めると、7月28日未明は明け方皆既月食(月没帯食)。その時の予報光度は3等(ステラナビは5-6等)。皆既食の合間に撮ろうかな。