この冬、友人から購入したML16000のフィルターホイールCFW1-5はε-130D用にオフアキを可能とするだけでなくケラレを少なくするためにフィルターホイールの開口径を広げ、テーパーリング直付け仕様に改造されていました。(有効内径47mmφ)ε-130Dだけならこのままで使えますが、手持ちのビクセンの望遠鏡(R200SS)も取り付けるためには、このテーパーリング仕様ではオフアキシステムを作ることは出来ませんでした。

購入時のε-130D専用オフアキユニット(テーパーリング(金色)+オフアキリング(右))
ε-130Dにも、R200SS+コレクターPH仕様とVC200L+レデューサーHDの両方にも対応するオフアキシステムをほしぞら工房さんに制作を依頼し昨日届きました。

左上:オフアキユニット(OAU)、上中:ワイドアダプター60DX回転装置(WA60DX)、上右:オフアキリング(OR)、下左:コレクターPH(C-PH)、下中:テーパーネジリング(TSR)、下右:CFW1-5改(セットリング+CFW1-5)
これらの部品を使って以下の接続が出来るようにしました。
1)ε-130D+OAU+TSR+CFW1-5改+ML16000
2) R200SS+CPH+WA60DX+OR+CFW1-5改+ML16000
3) VC200L+ReducerHD+WA60DX+OR+CFW 1-5改+ML16000
4) VC200L+VC延長筒+WA60DX+OR+CFW1-5改+ML16000
赤字の部分が今回柴田さんに作って頂いた部分です。R200SSとVC200LのOR(オフアキリング)は共通品なので1つです。
従来のシステム(テーパーリング(金色)仕様)に対して、この新システムではセットリングとTSR(テーパーネジリング)に分かれています。
ε-130D使用時はこれら両方を付ければ、従来のシステムと同じになります。
ビクセン鏡筒使用時は、TSRを取り外しセットリングに直接OR(オフアキリング)をねじ込む事により光路長を短縮しています。
先ずはε-130Dから。
1)(TSR)テーパーネジリング+CFW1-5改(セットリング+CFW1-5)

セットリング(赤)+セットネジリング(黄色)

左がTSR。右はセットリングが取り付けられたCFW1-5。

セットリング部分拡大

裏面から。M3ネジで天板と直接固定されています。
セットリング自体の開口径は54mmφでTSRをねじ込んだ時の有口径は49mmφとなっています。(従来システムは47mmφなので2mm拡大しています)

TSRをねじ込んだところ

オフアキユニットをテーパー接続したところ

横から。元のテーパーリングと同じバックフォーカス57.2mm(フィルター厚み分含む)となっています。
次はビクセン望遠鏡の場合です。
ビクセン鏡筒時はTSRを取り外しOR(オフアキリング)をセットリングにねじ込む事で指定の光路長を確保します。

このオフアキリングは、R200SS+コレクターPHとVC200L+レデューサーHDそしてVC200L直焦点共通です。
各々の設計図と写真はこちら
先ずはR200SS+コレクターPHの場合
ε-130Dの場合は、テーパー接続するのでカメラが回転出来ますが、ビクセンの場合はねじ込み式となるので回転出来ません。回転装置は、ビクセン製のワイドアダプター60DXの回転装置を利用することにしました。
また、コレクターPHをオフアキリング内にねじ込んだ時、光路長が指定の長さ(57.5mm)になる内ネジ(56mmP0.75)を配しています。


コレクターPHまで取り付けたところ
href="https://livedoor.blogimg.jp/nonta1965/imgs/c/7/c7323f0c.jpg" title="img_13-1" target="_blank">
次にVC200L。
まずはVC200L+レデューサーHD用
レデューサーHDはWA60DXにねじ込みレデューサーHDのバックフォーカス78.7mm(フィルター厚分含む)になるようにORを10.3mm厚に設計してあります。
オフアキリングの厚み=78.7mm(VC200L+レデューサーHDのバックフォーカスフィルター厚み分含む)ー14.2mm(レデューサーHD後ろレンズ~後面金物までの距離)ー10mm(WD60DXの厚み)ー2.73mm(セットリングの厚み)ー20.57mm(CFW1-5の厚み)ー20.9mm(ML16000のCCDセンサーまでの距離)=10.3mm



レデューサーHDを接続したところ
最後にVC200L(直焦点)の場合

レデューサーHDの代わりにVC延長筒を取り付けます。(WD60DXから望遠鏡まではビクセン純正と同じなので簡単に共用出来ました)
ようやく手持ちの望遠鏡とML16000がオフアキ接続できるようになりました。
スケアリングチェック+調整が残っていますが、来週は新月期です。たのしみです。

購入時のε-130D専用オフアキユニット(テーパーリング(金色)+オフアキリング(右))
ε-130Dにも、R200SS+コレクターPH仕様とVC200L+レデューサーHDの両方にも対応するオフアキシステムをほしぞら工房さんに制作を依頼し昨日届きました。

左上:オフアキユニット(OAU)、上中:ワイドアダプター60DX回転装置(WA60DX)、上右:オフアキリング(OR)、下左:コレクターPH(C-PH)、下中:テーパーネジリング(TSR)、下右:CFW1-5改(セットリング+CFW1-5)
これらの部品を使って以下の接続が出来るようにしました。
1)ε-130D+OAU+TSR+CFW1-5改+ML16000
2) R200SS+CPH+WA60DX+OR+CFW1-5改+ML16000
3) VC200L+ReducerHD+WA60DX+OR+CFW 1-5改+ML16000
4) VC200L+VC延長筒+WA60DX+OR+CFW1-5改+ML16000
赤字の部分が今回柴田さんに作って頂いた部分です。R200SSとVC200LのOR(オフアキリング)は共通品なので1つです。
従来のシステム(テーパーリング(金色)仕様)に対して、この新システムではセットリングとTSR(テーパーネジリング)に分かれています。
ε-130D使用時はこれら両方を付ければ、従来のシステムと同じになります。
ビクセン鏡筒使用時は、TSRを取り外しセットリングに直接OR(オフアキリング)をねじ込む事により光路長を短縮しています。
先ずはε-130Dから。
1)(TSR)テーパーネジリング+CFW1-5改(セットリング+CFW1-5)

セットリング(赤)+セットネジリング(黄色)

左がTSR。右はセットリングが取り付けられたCFW1-5。

セットリング部分拡大

裏面から。M3ネジで天板と直接固定されています。
セットリング自体の開口径は54mmφでTSRをねじ込んだ時の有口径は49mmφとなっています。(従来システムは47mmφなので2mm拡大しています)

TSRをねじ込んだところ

オフアキユニットをテーパー接続したところ

横から。元のテーパーリングと同じバックフォーカス57.2mm(フィルター厚み分含む)となっています。
次はビクセン望遠鏡の場合です。
ビクセン鏡筒時はTSRを取り外しOR(オフアキリング)をセットリングにねじ込む事で指定の光路長を確保します。

このオフアキリングは、R200SS+コレクターPHとVC200L+レデューサーHDそしてVC200L直焦点共通です。
各々の設計図と写真はこちら
先ずはR200SS+コレクターPHの場合
ε-130Dの場合は、テーパー接続するのでカメラが回転出来ますが、ビクセンの場合はねじ込み式となるので回転出来ません。回転装置は、ビクセン製のワイドアダプター60DXの回転装置を利用することにしました。
また、コレクターPHをオフアキリング内にねじ込んだ時、光路長が指定の長さ(57.5mm)になる内ネジ(56mmP0.75)を配しています。


コレクターPHまで取り付けたところ
href="https://livedoor.blogimg.jp/nonta1965/imgs/c/7/c7323f0c.jpg" title="img_13-1" target="_blank">

次にVC200L。
まずはVC200L+レデューサーHD用
レデューサーHDはWA60DXにねじ込みレデューサーHDのバックフォーカス78.7mm(フィルター厚分含む)になるようにORを10.3mm厚に設計してあります。
オフアキリングの厚み=78.7mm(VC200L+レデューサーHDのバックフォーカスフィルター厚み分含む)ー14.2mm(レデューサーHD後ろレンズ~後面金物までの距離)ー10mm(WD60DXの厚み)ー2.73mm(セットリングの厚み)ー20.57mm(CFW1-5の厚み)ー20.9mm(ML16000のCCDセンサーまでの距離)=10.3mm



レデューサーHDを接続したところ
最後にVC200L(直焦点)の場合

レデューサーHDの代わりにVC延長筒を取り付けます。(WD60DXから望遠鏡まではビクセン純正と同じなので簡単に共用出来ました)
ようやく手持ちの望遠鏡とML16000がオフアキ接続できるようになりました。
スケアリングチェック+調整が残っていますが、来週は新月期です。たのしみです。
コメント
コメント一覧 (5)
テーパーリングは取り付け時にキズになりやすそうに思いますが、材質を変えたりしてるのですか?
私もネジ接続にしたいのですが、レデューサーとフラットナーを併用したいのと、レデューサーが決まらないので作業が進められません。
のんた
が
しました
さらに強度を増すためにはステンレスという材質も選択肢にありましたが、その場合アルマイト加工が出来ないため、内側にフェルトなどを張って黒くする必要がありました。つまり、折角薄く作っても内張により有効径は真鍮製と変わらなかったため、黒く塗ることが可能な真鍮製として、強度と開口径の最もバランスの良い厚みとしました。この結果、標準よりも3-4mm広くなり最周辺の減光の影響をすくする効果もあります。
レデューサーが決まらなければリングどころではありませんよね。RCは素性が良いだけに、レデューサーの決定版が見つかれば僕も欲しいです。
のんた
が
しました
これをみて私もワイドマウント60DX用のオフアキをシバタさんに頼んでみようと思います。
のんた
が
しました
お体如何でしょうか?
しっかりとした作りでガタも無いのでお勧めです。
のんた
が
しました
すみません。
のんた
が
しました