年末恒例となりました1年を振り返る年次総括。
今回は前編として今年2018年に購入した天文機材たちです。
1.ほしぞら工房社製オフアキリング
昨年の暮れ友人から譲っていただいた冷却CCDカメラML16000+CFW1-5テーパー改造を手持ちの望遠鏡でオフアキが可能となるよう再改造していただいたリングセットです。ほしぞら工房の柴田さんに作っていただきました。

1)ε-130用のオフアキリング For ML16000




2)R200SS+コレクターPH


3)VC200LとVC200L+レデューサーHD


1月から設計、毎日メールでやりとりしながら3月に完成。精巧な作りで大満足でしたが、この後しばたさんが病気療養で業務休止となってしまいました。(>_<) お元気になられること祈っています。
このリングの詳細はこちら
2.MARUMI製の天体用UV-IRカットフィルター(SEO-Cooled6D(SEOーSP4C)用)


IDASのIR-CUTフィルターのUIBAR-Ⅲが製造中止となり、現在HEUIB-Ⅱが後継IRカットフィルターとして販売されていますが、自然な色合いではUIBAR-Ⅲの方が勝っています。
冷却6DをSP4(UIBARーⅢ内蔵)からSP4C(クリアフィルター)に再改造してもらってからUIBARーⅢフィルターの52mmφを探しました。ところが、すでに52mmは製造中止となり在庫もなし。そうしているうちに48mmもなくなってしまいました。
48mmでは52mmと比べてフルサイズ四隅の減光がやや強いため、48mmを購入するのをためらっていましたが、それすら購入できなくなってしまいました。
途方に暮れていたところ、友人の一人から使わなくなったUIBAR-Ⅲの48mmφを譲っていただきました。最悪の事態は免れましたが、それでもやはり52mmに未練があります。毎日のようにヤフオクを見ていましたが、全然出品されません。諦め掛けていた頃、アストロアーツのホームページにMarumiのUVーIR cutフィルターの52mmが格安(6000円強)で売られているのを発見。未知数でしたが安さに負けて購入しました。
MarumiのUVーIRカットフィルターをつけて撮影した写真がこちら。

クラゲ星雲、モンキー星雲付近2コマ合成
2018年10月21日04時09分~ 自宅観測所
ε-130D+SEO-Cooled6D(SEO-SP4C)Marumi UV-IR cut filter
AXD赤道儀、5cmF4ガイド鏡、ASI290MM、PHD2にて恒星ガイド
ステラナビゲータ10にて自動導入。
右側:3分×6枚 ISO1600 04時09分~04時28分
左側:3分×8枚 ISO1600 04時35分~04時57分
モザイクがズレているのは置いておいて、これだけ撮れれば満足です。コスパ最高です。
Marumi UV-IRカットフィルターの記事の詳細はこちら
3. 火星用望遠鏡、C9.25XLT他関連機材
今年は火星が大接近の年でした。2003年にも大接近だったのですが、そのときは手持ちの望遠鏡(VC200L)+TOUCAM PRO2で撮影しましたが、満足する写真は撮れず。今年こそと思いましたが、VCは惑星用ではなく直焦点撮影用。拡大撮影は出来なくはないですが、それなり。
良い望遠鏡がないかと友人のninzyaさんに相談したところ、C9.25XLT+DFK21AU618カメラをセットで格安で譲っていただきました。シュミカセは当たり外れが多いと聞いていましたので、中々購入する勇気がなかったのですが、ninzyaさんのC9.25XLTは入選歴もある当たり鏡筒と聞いていましたので、安心して購入できました。
その後、惑星用のカメラやADC、2.5倍テレコンと一通りそろえました。




上からASI224MC、ZWO ADC、ASI290MM、パワーメイト2.5倍です。
最初は224MCでよしと思っていましたが、やり出すと白黒カメラの290MMによるLRGB撮影がしたくなり、キャンペーンで安かった事もあって290MMを追加購入しました。
関連記事はこちら
https://blogs.yahoo.co.jp/nonta1965/37283734.html
その後、火星も遠ざかってしまいましたが、折角の機材なのでこの春に系外銀河を撮ることを計画しています。
そのためにこれを買いました。

C9.25用のトライバーティノフマスクです。この望遠鏡用のは中々売られているのを見たことがなかったので、スコーピオさんで見つけたときには即決しました。
まだ使ったことがないのでどうなのかな...
4.31.5mm径 IR850フィルター

785b4bd7.jpg
赤外光に感度の高いASI290MMに取り付け、シンチレーションの影響の少ない安定したガイドが可能となるようです。しかし、電灯の明かりが全然みえません。大丈夫かなこれ。ガイド星見つかるのかな... 衝動買いしましたが、オフアキでは使い物にならないかも。
まとめ
今年は例年より節約の年となりました(^^ゞ
来年こそはアストロドンのナローバンドフィルター(5nm50mm枠なし円形)を購入したいです....(毎年言ってるよね)
今回は前編として今年2018年に購入した天文機材たちです。
1.ほしぞら工房社製オフアキリング
昨年の暮れ友人から譲っていただいた冷却CCDカメラML16000+CFW1-5テーパー改造を手持ちの望遠鏡でオフアキが可能となるよう再改造していただいたリングセットです。ほしぞら工房の柴田さんに作っていただきました。

1)ε-130用のオフアキリング For ML16000




2)R200SS+コレクターPH


3)VC200LとVC200L+レデューサーHD


1月から設計、毎日メールでやりとりしながら3月に完成。精巧な作りで大満足でしたが、この後しばたさんが病気療養で業務休止となってしまいました。(>_<) お元気になられること祈っています。
このリングの詳細はこちら
2.MARUMI製の天体用UV-IRカットフィルター(SEO-Cooled6D(SEOーSP4C)用)


IDASのIR-CUTフィルターのUIBAR-Ⅲが製造中止となり、現在HEUIB-Ⅱが後継IRカットフィルターとして販売されていますが、自然な色合いではUIBAR-Ⅲの方が勝っています。
冷却6DをSP4(UIBARーⅢ内蔵)からSP4C(クリアフィルター)に再改造してもらってからUIBARーⅢフィルターの52mmφを探しました。ところが、すでに52mmは製造中止となり在庫もなし。そうしているうちに48mmもなくなってしまいました。
48mmでは52mmと比べてフルサイズ四隅の減光がやや強いため、48mmを購入するのをためらっていましたが、それすら購入できなくなってしまいました。
途方に暮れていたところ、友人の一人から使わなくなったUIBAR-Ⅲの48mmφを譲っていただきました。最悪の事態は免れましたが、それでもやはり52mmに未練があります。毎日のようにヤフオクを見ていましたが、全然出品されません。諦め掛けていた頃、アストロアーツのホームページにMarumiのUVーIR cutフィルターの52mmが格安(6000円強)で売られているのを発見。未知数でしたが安さに負けて購入しました。
MarumiのUVーIRカットフィルターをつけて撮影した写真がこちら。

クラゲ星雲、モンキー星雲付近2コマ合成
2018年10月21日04時09分~ 自宅観測所
ε-130D+SEO-Cooled6D(SEO-SP4C)Marumi UV-IR cut filter
AXD赤道儀、5cmF4ガイド鏡、ASI290MM、PHD2にて恒星ガイド
ステラナビゲータ10にて自動導入。
右側:3分×6枚 ISO1600 04時09分~04時28分
左側:3分×8枚 ISO1600 04時35分~04時57分
モザイクがズレているのは置いておいて、これだけ撮れれば満足です。コスパ最高です。
Marumi UV-IRカットフィルターの記事の詳細はこちら
3. 火星用望遠鏡、C9.25XLT他関連機材
今年は火星が大接近の年でした。2003年にも大接近だったのですが、そのときは手持ちの望遠鏡(VC200L)+TOUCAM PRO2で撮影しましたが、満足する写真は撮れず。今年こそと思いましたが、VCは惑星用ではなく直焦点撮影用。拡大撮影は出来なくはないですが、それなり。
良い望遠鏡がないかと友人のninzyaさんに相談したところ、C9.25XLT+DFK21AU618カメラをセットで格安で譲っていただきました。シュミカセは当たり外れが多いと聞いていましたので、中々購入する勇気がなかったのですが、ninzyaさんのC9.25XLTは入選歴もある当たり鏡筒と聞いていましたので、安心して購入できました。
その後、惑星用のカメラやADC、2.5倍テレコンと一通りそろえました。




上からASI224MC、ZWO ADC、ASI290MM、パワーメイト2.5倍です。
最初は224MCでよしと思っていましたが、やり出すと白黒カメラの290MMによるLRGB撮影がしたくなり、キャンペーンで安かった事もあって290MMを追加購入しました。
関連記事はこちら
https://blogs.yahoo.co.jp/nonta1965/37283734.html
その後、火星も遠ざかってしまいましたが、折角の機材なのでこの春に系外銀河を撮ることを計画しています。
そのためにこれを買いました。

C9.25用のトライバーティノフマスクです。この望遠鏡用のは中々売られているのを見たことがなかったので、スコーピオさんで見つけたときには即決しました。
まだ使ったことがないのでどうなのかな...
4.31.5mm径 IR850フィルター

785b4bd7.jpg
赤外光に感度の高いASI290MMに取り付け、シンチレーションの影響の少ない安定したガイドが可能となるようです。しかし、電灯の明かりが全然みえません。大丈夫かなこれ。ガイド星見つかるのかな... 衝動買いしましたが、オフアキでは使い物にならないかも。
まとめ
今年は例年より節約の年となりました(^^ゞ
来年こそはアストロドンのナローバンドフィルター(5nm50mm枠なし円形)を購入したいです....(毎年言ってるよね)
コメント
コメント一覧 (4)
それとC9.25も、あたり鏡筒を入手というのは、うらやましい。もともと、C9.25はシリーズの中でも一番できが良いといわれていますが、そのあたり鏡筒ですから、きっと良く見えるでしょう。
のんた
が
しました
お勧めいただいたHDレデューサーを購入し、久しぶりVC200Lを夜空に向けてみました。やはり旧レデューサー2とは見え味が違いますね。ただ、久しぶりに使って光軸がずれているのか、どうもピントが甘いようで星がぼてっとしています。バーティノ不マスクも中々スター形状になりません。のんたさんはVC200Lのピント合わせはどのようにしていますか?ちなみにASI294MC Proを使っており、SharpCapの画像を見ながらゲインを目一杯上げてピント合わせをしています。お正月はVC200Lを復活するべく原因調査に勤しむつもりですが、何かお知恵があればアドバイス等いただければ幸いです。主鏡もそれほど曇っていません。やはりこまめな光軸調整が必要でしょうか?
のんた
が
しました
そうなんです.柴田さんには本当にお世話になりました。その直後に体調を崩されて休養となってしまい、少なからず自分の依頼も影響していたのではと心配しています。早く良くなって欲しいです。
C9.25良いみたいですね。このC9.25XLTは現在のものより鏡筒が長い初期型?みたいです。良いのか悪いのかわかりませんが....。今年初めて本格的に惑星撮影を始めましたが、まともに撮れたのは1回か2回でした。気流の影響は大きいですね。
のんた
が
しました
MarumiのUV-IRカットフィルター良いですよね。やや帯域が広いので屈折望遠鏡だと赤かぶりや青ハロが出やすいかもしれません。でもその分感度が高く反射で使う分には十分使えます。
VC200L用のレデューサーHD購入おめでとうございます。
VCの光軸ですが、実は一度も合わせたことがありません....というかズレたことがないんです。厳密に言えばずれがあるかもしれませんが、調整の必要性を感じないので...。
基本的に移動観測で使わないのが良いのかもしれません。
ネットを調べるとVCの光軸調整方法が写真入りで詳しく解説されていますので、参考にされてはいかがでしょうか?
もしも敷居が高ければ、ビクセンに依頼するのも手かと思います。僕のVCは初期型だったため数年前にビクセンにオーバーホール+光軸調整してもらいました。
のんた
が
しました