10月に注文していたOptolong L-eXtremeフィルター48mmφが本日到着しました。



HαとO3領域がどちらも7nmというデュアルバンドナローフィルターの中で一番狭帯域なフィルターです。発売開始から気になっていましたが、10月中旬に注文したものの、ファーストロットが売り切れとなり、ようやくセカンドロットができあがり、送られてきました。

周波数特性のグラフです。かなり狭いですね。
デジカメ用としてナロー系のデュアルバンドフィルターのIDASのNB1を持っていますが、O3領域が30nm、Hα領域で20nm程度と結構広めとなります。光害カット効果も高く、自宅撮影では結構良いフィルターですがナローフィルターとしてみると中途半端です。
NB1の後発売された、より狭帯域のNB2とNB3は赤外域がカットされていないため単体で使用が出来ません。冷却6Dはクリアフィルター仕様なので、IRカットフィルターをもう一枚入れる必要があり、購入はしませんでした。
L-eXtremeフィルターの発売と同時期に発表されたIDASのNBXとかなり迷いました。L-eXtremeフィルターには31.7mmと48mmしかないのに対して、NBXは52mmφがラインナップされています。またブロードバンドで標準で使用しているHEUIB-Ⅱフィルターの厚みが2.5mm厚でNBXと同じ厚みなのでピントが同じ位置なのも魅力です。(L-eXtremeフィルターは1.85mm厚)
しかし、L-eXtremeフィルターが7nmに対してNBXは11nm。12nmのHαとO3フィルターを持っていることもあって、同じような帯域のフィルターより、より狭帯域の方が面白いと考え決断しました。
現在このフィルターを使って撮影中です。

季節外れの網状星雲(満月期+名古屋の光害による悪条件下)
2020年11月28日19時28分 自宅観測所
ASA10N+Vixen Extender PH+オフアキ+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)-15℃
L-eXtremeフィルター
AXD赤道儀にてオフアキシスディザリングガイド
ISO3200、10分露光
現在10枚目撮影中。
さすが7nmだけあって、この悪条件下でも結構写りますね。
暗い空で撮影したいです。



HαとO3領域がどちらも7nmというデュアルバンドナローフィルターの中で一番狭帯域なフィルターです。発売開始から気になっていましたが、10月中旬に注文したものの、ファーストロットが売り切れとなり、ようやくセカンドロットができあがり、送られてきました。

周波数特性のグラフです。かなり狭いですね。
デジカメ用としてナロー系のデュアルバンドフィルターのIDASのNB1を持っていますが、O3領域が30nm、Hα領域で20nm程度と結構広めとなります。光害カット効果も高く、自宅撮影では結構良いフィルターですがナローフィルターとしてみると中途半端です。
NB1の後発売された、より狭帯域のNB2とNB3は赤外域がカットされていないため単体で使用が出来ません。冷却6Dはクリアフィルター仕様なので、IRカットフィルターをもう一枚入れる必要があり、購入はしませんでした。
L-eXtremeフィルターの発売と同時期に発表されたIDASのNBXとかなり迷いました。L-eXtremeフィルターには31.7mmと48mmしかないのに対して、NBXは52mmφがラインナップされています。またブロードバンドで標準で使用しているHEUIB-Ⅱフィルターの厚みが2.5mm厚でNBXと同じ厚みなのでピントが同じ位置なのも魅力です。(L-eXtremeフィルターは1.85mm厚)
しかし、L-eXtremeフィルターが7nmに対してNBXは11nm。12nmのHαとO3フィルターを持っていることもあって、同じような帯域のフィルターより、より狭帯域の方が面白いと考え決断しました。
現在このフィルターを使って撮影中です。

季節外れの網状星雲(満月期+名古屋の光害による悪条件下)
2020年11月28日19時28分 自宅観測所
ASA10N+Vixen Extender PH+オフアキ+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)-15℃
L-eXtremeフィルター
AXD赤道儀にてオフアキシスディザリングガイド
ISO3200、10分露光
現在10枚目撮影中。
さすが7nmだけあって、この悪条件下でも結構写りますね。
暗い空で撮影したいです。
コメント
コメント一覧 (8)
冷却CCDのRGBフィルタと併用すると、完全にHαまたはOIIIとして機能しますので、ぜひモノクロ冷却でも工夫して活用してみてください。
OIIIは、495,500nmのデュアルラインなので、OIII側だけは、半値幅10nm程度で2本輝線通してくれると完璧なんですけどね、、と、いうわけで僕はNBXです。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
NBXとかなり迷ったんですよ。やっぱりNBXの11nmの方が良かったのかな....と言っても後の祭り。これでなんとか頑張って撮影してみます。
冷却CCDのRGBフィルターとコラボする....やってみますね。
のんた
が
しました
半値幅7nmですとやはりISO3200でも10分の露光が必要なのですね。こちらの光害まみれの空と違ってのんたさん自宅の空はかなり暗いと思いますが(笑
ところでフィルターはどの位置にどの様に取付ているのでしょうか?
私はテスト撮影や惑星&月以外は全て遠征せざるを得ないのですが翌日の観光含めて楽しんでます^^、のんたさんもやはり遠征は楽しいですか(*^-^*)
のんた
が
しました
コメントありがとうございます! お久しぶりです。原村でお会いしてからなのでもう3年になりますか。来年はコロナが収まってどこかでお会いできると良いですね。
今回のテスト撮影の空は、自宅でも最も条件の悪い西の空です。あの日は満月近くの月もあって2等星までしか見えませんでした。(こんな真っ白な空で写るんかなと思いながら写していました(笑))
フィルターの位置ですが、瀬尾さんのSeo-cooled6Dでの撮影なので、CanonマウントとCMOSセンサーの間に52mmのフィルターBOXがあります。52mm→48mmダウンリングを付けてセットしています。でもこのシステムなら、Vixen Extender PHの鏡筒側にねじ込むことも出来ます。(オフアキなのでガイド星が暗くなってしまうのでここには付けませんが、輝星のハロがひどかったら考えます)
さすらいさんの遠征ブログでは、星だけでなく遠征先の観光もアップされていてとても楽しそうですね。自分の場合は、遠征したとしても1時間程度の移動距離もあって、終わったら速攻で帰っています。
悪天候続き+コロナで自粛だったので、今年の遠征回数は今月中旬に行った1回だけでした。毎月新月期には計画立てるんですけどね。来月も晴れてくれると良いのですが....。
のんた
が
しました
今日、アストロストリートからメールが届いていてoptlongの代理店になったとのことで、それを記念して20%引きセールなのだとか。
ぐらぐらっと来ます(^^;
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
このフィルターデュアルバンドでこの半値幅凄いですよね。まだテスト撮影だけですが良さそうです。
アストロストリートでも買えるようになったんですね。なに?20%引き....。今なら直で買うより安いですね。
のんた
が
しました
私もNBXとどちらにしようか思案しています。
NBX52mmだとコマコレクターPHにちょうどなんですが、FSQ106はこの48mmしか使えないんですよね。
48mmならFSQにそのまま、コマコレクターPHにステップダウンリングを利用して使えるが、周辺減光が気になるかも。
私はもう少し悩みます。
のんた
が
しました
コメントありがとうございます。
そうなんですよ。NBXと本当に悩みましたね。特に52mm径がNBXにラインナップしているのは魅力です。実際撮影してみると上の網状星雲でも分かりますが、最周辺部の減光が目立ちます。(フラット補正でなんとかなりますが...)やはり48mm径だとフルサイズでは厳しいですね。
使ってみて気づいたことは、思ったより赤が出にくく緑が強く出ます。処理でなんとかしますが...。
のんた
が
しました