10月に注文していたOptolong L-eXtremeフィルター48mmφが本日到着しました。
IMG_3376
IMG_3378
IMG_3377
HαとO3領域がどちらも7nmというデュアルバンドナローフィルターの中で一番狭帯域なフィルターです。発売開始から気になっていましたが、10月中旬に注文したものの、ファーストロットが売り切れとなり、ようやくセカンドロットができあがり、送られてきました。

af4878c1a6fc4e40d035e2ddf44218cf
周波数特性のグラフです。かなり狭いですね。
デジカメ用としてナロー系のデュアルバンドフィルターのIDASのNB1を持っていますが、O3領域が30nm、Hα領域で20nm程度と結構広めとなります。光害カット効果も高く、自宅撮影では結構良いフィルターですがナローフィルターとしてみると中途半端です。
 NB1の後発売された、より狭帯域のNB2とNB3は赤外域がカットされていないため単体で使用が出来ません。冷却6Dはクリアフィルター仕様なので、IRカットフィルターをもう一枚入れる必要があり、購入はしませんでした。
 
 L-eXtremeフィルターの発売と同時期に発表されたIDASのNBXとかなり迷いました。L-eXtremeフィルターには31.7mmと48mmしかないのに対して、NBXは52mmφがラインナップされています。またブロードバンドで標準で使用しているHEUIB-Ⅱフィルターの厚みが2.5mm厚でNBXと同じ厚みなのでピントが同じ位置なのも魅力です。(L-eXtremeフィルターは1.85mm厚)
 しかし、L-eXtremeフィルターが7nmに対してNBXは11nm。12nmのHαとO3フィルターを持っていることもあって、同じような帯域のフィルターより、より狭帯域の方が面白いと考え決断しました。

現在このフィルターを使って撮影中です。

スクリーンショット 2020-11-28 20.25.36
季節外れの網状星雲(満月期+名古屋の光害による悪条件下)
2020年11月28日19時28分 自宅観測所
ASA10N+Vixen Extender PH+オフアキ+Seo-Cooled6D(SEO-SP4C)-15℃
L-eXtremeフィルター
AXD赤道儀にてオフアキシスディザリングガイド
ISO3200、10分露光
現在10枚目撮影中。

さすが7nmだけあって、この悪条件下でも結構写りますね。
暗い空で撮影したいです。